今シーズン一番の大寒波に見舞われた週末、積雪はなんとかまぬがれた首都圏でしたが、思わず笑ってしまうほど冷えこみました。
こんな日は、「植物園の温室」を訪れるに限ります。
・・・ということで、かれこれウン年ぶりに訪れた「新宿御苑」の温室。外との温度差で、カメラのレンズがくもりすぎて、なんとか撮れた「ソテツの雌花」
「では、雄花はどこ?」と思えば、重たげに咲く雌花と背中合わせで咲いていました。
一方、御苑の庭園を散策してみると・・・魚眼レンズで撮影したようなウネウネパターンに思わず見とれる赤松が登場。
「こんな仕立てにするのは、相当手をかけなくちゃいけないんだろうなぁ」などと知ったかぶりをしていたところ、もともとこんな枝ぶりで樹形をつくる「タギョウショウ」という赤松だと知りました。ただ、枝数が多そうなので、きちんと手入れをしないとボッサボサのバッサバサになりそうな気がしました。この造形美は、やはりきちんとした管理のタマモノだと感じます。
冬もバリバリと活動しているモグラが通過したあとが、地面にこんもりとループを描いていました。地中で円形に伸びている、モミジの大木の根域を避けてトンネル掘り進んでいったと思われます。
水仙の群生が、しだれ桜の足元を飾るように咲いていました。水仙には毒があり、ミミズを追って地中を進むモグラが避けて通る、とよく聞きますが、桜の根をモグラから守る効果はあるのでしょうか?
ご近所の梅林では、ロウバイの香りに気づくより早く梅が咲き始めています。
我が家の沈丁花が開いてしまえば冬は終わったことにしよう、と決めています。