2010年9月2日木曜日

雑草というなかれ「イタドリ」

ヤッカイモノ扱いされて、抜かれても刈られても,毎年メゲズによみがえってきてくれる「雑草」たち。

ここ数年、ワタシの手を煩わせているのは「イタドリ」という植物です。ブロック塀の根元のわずかなスキマにドシドシ根を張り,腰ほどの高さまで育ってくれます。見つけ次第抜いてたはずなのに、イタドリは年々着実にテリトリーを広げています。

かねがね憎々しく思っていた「イタドリ」ですが、知れば知るほど飲んでよし食べてよし肌にぬってよし、という重宝な雑草でありました。

これは自然の中でダレにもジャマされずノビノビと育つ「オオイタドリ」。イタドリとおなじく「タデ科」です。














抗菌作用、解毒作用、抗酸化作用にすぐれ、根元部分はヤケドや肝炎、関節炎にもよく効くそうです。「痛みを取るから痛取」なんて当て字を使われることもあります。














オオイタドリは4メートルほどにも育ってしまうので、もしも塀のまわりにでも生えられたら撤収していただいたほうがいいと思いますが、もっと小さく育つ「イタドリ」は、高さが30cmほどになった茎を食用として活用ができるそうです。

「シュウ酸」が多いので、生のまま食べすぎたり、ペットにあげるのはヨロシクありませんが、炒め物にしたり漬け物にしたりジャムにしたりしてもおいしいし、はたまたミキサーにかけてジュースにすると、時間とともに色が変化してとってもキレイなんだそうです。

ジュースはそのままだと酸っぱいので,ハチミツをいれたほうがいいそうですが、疲労回復にとっても効果があるそうです。

肌の収れん作用も高く基礎化粧品にも多く使われているそうです。この夏の暑さでさらに広がりきったワタシの顔の毛穴にでも「イタドリジュース」を試してみようかな? とたくらんでいます。