2011年3月22日火曜日

「国菌」に元気をもらう。

世界中から心配されていた「福島原発」の臨界も、自衛隊の方々や消防署ハイパーレスキュー隊の方々の、命がけの給水作業のおかげで、なんとか最悪の一線を越えずにすみそうです。

世界中から応援の声や力もいっぱい届いていますね。いままでの日本、いまの日本、そしてこれからの日本をずっと支えるのは、国内だけでなく世界中からのあたたかな応援の心+支援と、危険な場所で命をかえりみずに任務につく現場の人たちの力なんだなと実感しました。

そして私も、私なりの「今この時を乗り越える知恵」に絞って、時々情報を提供したいなと思いました。

先週末には、お月さまにきれいな「月輪」がでてました。
















あの大きな地震から、もう一週間経ちました。

比較的被害が少なかった地域の方々でも、ずっと気が張りっぱなしで、そろそろ心の疲れが出てきてしまう頃でしょうか。ストレスがたまっていると、ビタミンや酵素などの健康栄養素がいつもより多く体内で消費されてしまうそうで、そこから免疫力低下などにつながってしまうそうです。ストレスで抵抗力が弱くなってしまうのは、植物もおなじだなと思いました。
家屋の損壊はなくても、地震の影響があった地域では、ガソリン不足から車の使用を控えて、食材がじゅうぶんに揃えられなかったご家庭もあるかもしれません。その上、農作物から基準値を超えた放射能が検出され、食への不安がまた広がってしまいそうです。

いまのところ、葉ものヤサイは水洗いをしっかりすれば食べてもすぐには健康被害にはつながらないそうです。それでもご自身の体調などによっては、影響にバラツキがあるのは当然と思います。そして多分ですが、今後も風向きや雨によって、一時的に放射線の値がはね上がったり、いままでとは違う地域の農作物へも、放射能物質が付着してしまうかもしれません。

そこで、かぎられた食材の滋養を簡単に高めることができるハイパーな手作り調味料を、ご紹介したいなと思います。
ちょっとした手間で、簡単にできてしまうので興味のある方は是非お試しください。

「塩こうじ」です。

スーパーで板状になって売られている「麹」を塩と水で活性化させて、調味料として使うだけで、
ストレスで不足する酵素・コエンザイム・ミネラル・ビタミン・腸内有用菌の活性化物質、などなどが、

毎日補給できます。








「 材料は:
板こうじ---300g
塩(ニガリを含むミネラル豊富なもの)---100g
水--300〜500cc(g)

きれいに洗って熱湯をかけて軽く消毒したボウルに、こうじと塩を入れて、きれいに洗った手でよく混ぜあわせたものを、きれいにあらったタッパーやガラスビン(かき回すので手が入る大きさ)に入れたら、すこしぬるいくらいの水をヒタヒタになるまでいれて雑菌が入らないようにしっかりフタをしめて常温におき、1日1回きれいにあらった手でかき回せて酸素を入れて一週間待つだけです。

かき回すときに、手についた麹をなめてみると、日ごとに塩辛さのなかに甘さが出てきます。甘みがしっかりでて麹がほろほろと角が取れたら完成なので冷蔵庫で、数ヶ月間保存できます。」


この滋養タップリの塩麹をどうやって使うかといえば、塩の代わりにあらゆる料理につかえるんです。一番簡単でおいしいのは、サラダのドレッシングです。
塩麹大さじ1 + お酢など酸味料大さじ1 + イタリアンならオリーブ油・韓国風ならごま油大さじ1+塩・こしょう+好みで、すりおろしたニンニク、カツオだしや鶏ガラの顆粒だしをちょこっと混ぜて、キャベツ・レタス・キュウリ・トマトなどにかけるだけで、ハイパーヘルシーなドレッシングができます。そして、かなり美味しいです。

その他にも、バスタのソースやカレー、シチュー、煮物などなど思いつくかぎりのお料理の塩味に代用できます。でも、酵素やビタミンの効果を考えると、加熱しない方がいいとは思います。

よりくわしい作り方や料理レシピは、こちらの本でどうぞ。



















「麹=こうじ」は、よく知られたカビの一種で、日本では昔からお酒や味噌・醤油など発酵食品に使われてきました。なので「国菌」として国宝のように大切にされてきた不完全菌です。
このこうじカビは、菌糸をはって拡張していく時に、さまざまざまな健康栄養素をつくってくれます。ただし、カメラのレンズなどにも菌糸をひろげてレンズを台無しにしてしまうこともあります。

日本の発酵食品がここまで幅ひろく豊かなのは、コウジ菌が繁殖しやすい気候にありました。そして、麹をつかった発酵食品にふくまれる豊かな健康栄養成分は、ストレス・アレルギー・整腸・美肌(某有名なコスメブランドが、麹由来の美肌成分を使っていることは有名です。)に効果があり、実証されています。

そして、はっきりと言い切れませんが、麹のだす酵素が放射線の分解を促すのではないかともいわれていますが、専門家でないので断言できません。それでも食べたものの消化を促進して胃腸の働きをたすけたり、体内の代謝をよくする効果があって、そういう非加熱・無添加の「生きてる食品」を食べつづけることは、数年後の健康を確実に守ってくれると思います。

岩手、福島など被災された東北地方の避難所で、この塩麹でにぎったおにぎりをお配りしたら、きっとよいに違いありません。


お一人暮らしのかたも、お子さんや旦那さんの健康をまもりたいお母さんも、お金をかけずに誰でもつくれる高滋養調味料、塩麹を常備されてみるのはいかがでしょうか。
(はじめて塩麹ドレッシングを食べた夜は、お腹が一気にゆるくなりました。でもすぐ慣れました。)