2018年10月22日月曜日

LEDの光ストレスと、秋の深まり。

日に日に、秋の深まりを感じます。ムスメ猫の背中に貫禄がでてきました。彼女の被毛は、冬にむけてムクムクと厚みをまし、夏の2倍の厚さになります。その増え方は「寒冷地に住むことになったら、長毛になるかもしれない」と思ってしまうほどです。




















さて、SANlight M30 を20cmくらいの高さで当てていたところ、多肉に「光ストレス」がでてしまいました。芯の部分に赤くアントシアニンがでています。これは、光の強さが光合成能力をオーバーしてしまうと、葉緑素が破壊されて緑色が抜けてしまう症状です。

















これは、HPSに慣れているホビーガーデナーにありがちな失敗です。
LEDは放射熱が少ないので、HPSランプのように手をかざしたときの熱をたよりにLEDの高さを決めてしまうと、光が強すぎてこのようなアントシアニンがでてしまいます。とくに幼苗や観葉植物で起こりやすいので、葉っぱが赤くなったり縮んでしまったら、すみやかに80cm以上離しましょう。


ということで、先週のトホホな失敗例でした。

一方で、思わぬ成功例は、こ・ち・ら!!!
肥料を与えすぎると枯れるキング・プロテアです。それはそれはファンタステックな花を咲かせるキング・プロテアは、根に住む共生菌がプロテアに養分を供給してくれるそうですが、強い肥料を与えるとこの共生関係が壊れてしまうのでプロテアが肥料不足になってしまう! とのこと。



















「ならば、培地内の有機物を分解してくれるバグ・フロスタと、菌類のゴハンになる糖分をあげてみよう!」と先月に思い立ち、バグ・フロスタで発酵させた米ぬかを、表土をほじくったところに撒いてみました。数日後、あっというまに表土に菌糸がはりめぐり、キング・プロテアは、ますます元気に!!! ごくたまに水やりをするときは、菌類の活力源となる糖分とともに、酵素の元となるトラッキン'を1000倍希釈で与えています。これから寒くなる季節は、必要以上に雨にあたらないように、とレモンユーカリとともに簡易ビニール温室に入っていただきました。


















プロテアとは真逆で、肥料が不足するときちんと結球しないレタスどもは、台風のせいでボロボロになってしまった葉っぱがやっと回復してきました。


















ホップはホップでもビールには使えないジャパニーズ・ホップ(カナムグラ)の花です。


















発見次第、ひっこぬくことにしている「セイタカ・アワダチソウ」の黄色い花は、道端で目を引きます。気持ちよく晴れた日、あらゆるハナアブたちが蜜を吸いにむらがっていました。




















梅雨から夏にかけて、屋外で雨ざらしにしていた観葉植物たちも10月が終わったら、そろそろ家の中に入れてあげなくてはなりません。アガベもアデニウムもアエオニウムも、一夏の間に、一回りでかく育ちました。