↓去年の10月の同一人物たちです(左上の毛色のちがう2名はアルガンツリーです、今もゲンキです)。 エアロ・ポットに植えた1名以外は、もうどれが誰だか分からないほど、大きく育ちました
これが上の写真のなかでひとつだけ、すでにエアロ・ポットに植えてあった苗です。この布ポットは再利用なので、繊維がケバケバしていて変色もしています。そのうえ、半年近く野ざらし栽培だったので、グロウルームに移した後に水やりすると苗のどこかから「マルカメムシ」や「ダンゴムシ」が出現するので手で集めては野に放つ、ということを数回くり返さねばなりませんでしたが、お日様の日射しをたっぷりと浴びたこの苗にだけは、アブラムシがあまりつかないし、今期イチバン最初にイチゴ狩りをさせてくれました。COCO栽培です。ちなみに味は、イヤな酸味がまったくなく、スッキリとさわやかな甘みでおいしかったです。
これもCOCO栽培のあかねっ娘です。暖かい日が続いたあと色づきはじめました。上の苗とおなじく去年のランナー苗ですが、エアロ・ポット10Lに定植したのは、夏が終わってからです。花はすぐにつきましたが、葉っぱの裏側にはアブラムシがビッシリと、はびこっております。このアブラムシに対する抵抗力の差は、たぶん花芽(かが、はなめ)がつく前までに、根っこをたくさん伸ばして体力をつけられたかどうか・・・かな? と思いました。
このあかねっ娘たちは、ほぼ同じ親株からとったランナー苗なのでDNAがおなじ「クローン苗」ということになろうかと思いますが、栽培管理しだいで花芽分化の早さや病害虫に対する抵抗力にも個体差が出てくると、分かりました。
↓去年の12月中旬、グロウルームに入れはじめたばかりのときの様子です。
「ゼッタイ大きくならないよな、この苗は。」と思われていた貧弱な苗もありました。
しかし今では、それがどの苗だったのかが分からなくなるほど、すべての苗がゲンキに大きく育ちました。
COCO培地とポッティング・ミックス培土で育てていて、両方ともEC値0.6〜0.8mS/cmほどの薄い培養液で管理しています。果実がググッと大きくなってきた時と、実をつんだあとの水やりの時だけ、PK肥料をあげることにしています。