その造形美は、どこか「ロマネスコ」と共通する魅力があって、いつまでも見飽きるこということがないのです。「なぜキミたちは、そんなカタチになることに決めたんだい?」と本人?たちに訊ねてみたいところです。
さて、2014年の室内栽培は、フラッド&ドレイン・システム「タイタン・S」と・・・。
再循環システムの「ジェミニ」で育てています。下段のリザーバータンク内にまで、根っこが伸びはじめたので、リザーバータンク内の培養液にエアレーションを始めました。ジェミニは、クレイペブルスの量が多いので、根が大きく早く伸びます。
・・・ということで今回は、ホビーガーデニング向けの代表的な2種類のハイドロポニック・システムで、トマトたちを育てているわけですが、やはりハイドロポニック・システムは、栽培管理がシンプルなのでカンタンで手間いらず!
ハイドロポニック・システムで育てるトマトたちの、安定した花数の多さ、花茎のながさ、そして、ほぼ100%の着果率のよさ。
フラッド&ドレイン・システムは、根っこに酸素量が豊富なので、ヘロヘロと徒長型生長にならず、節間がせまくガッチリとコンパクト、理想的な育ちかたをします。
(じかに空気に触れている根っこのほうが、培養液に浸る根よりも、はるかに多くの酸素が吸収できている、ということが言われてます。)
3段目の花が出てきた今も、苗が倒れたりせず誘引いらず!!!
苗がいつまでも倒れないので、いつ倒れてもいいように、今朝すべての苗の誘引をすませました。
開花パワーが大きなトマトは、花がついている茎が長く伸びます。
根がたくさん酸素を吸えていると、培養液もたくさん吸えるうえ、代謝がよくなるので、病気や害虫への抵抗力が強く、たくさん花を咲かせたり実をつかせるベストなホルモンバランスになります。
もうしばらくは培養液の肥料濃度は0.8mS/cm、と低めでキープです。ガーデナーのやる気で培養液の肥料濃度を濃くするのではなく、植物の都合で濃くしていくことが何よりも大切・・・これが大切! と言われています。
みんな同じトマトの苗に見えますが、別々の苗です。
最近あたたかな日が続いたので、花が次々と開き、実もつきました。培養液もよく吸っています。
炭酸水をドライミストしているので、CO2が逃げないようにグロウルームの入り口は、上部をほんの少し明けた状態にしています。冷え込む日にはCO2濃度が750ppm〜800ppmくらいから外れたことがありませんが、気温が14℃を超えた日は、「やる気スイッチ」が入るらしく、炭酸水のドライミストを何度やっても、CO2濃度はあっというまに600ppmを切ってしまいます。