デロデロッとこんなに大きくなりました。雄穂がいつでてきてもおかしくない雰囲気です。
1年前には、フラッド&ドレイン水耕システムで育てた同品種のミニトマトたちを、今回はココ培地とポッティング培土でそだててますが、味も収穫量もダントツによかった結果がでてます。水耕よりも果実の数、大きさ、味もいいです。
最近、培地の乾きが早くなってきたうえ、忙しさから水やりの時間がとれないので、循環ポンプをつかったオートドリップシステムにしました。
ドリッパーをつかったドリップシステムは、いろいろコツが必要です。
たとえば、培地や土壌に差し込むタイプのドリッパーは、培地底から排水が始まる時間がはやいので、6Lなど小さめなポットにはあまり向きません。
また、15L以上の大きめなポットになると、ドリッパーひとつでは物足りません。ウォーターリングなど培地表面全体に水がドリップされるタイプにするか、培地上からポタポタとドリップされるタイプのドリッパーを二つ以上つかったほうがヨサゲです。
ところで、コンクリ土留めの排水パイプから飛び出してきていた雑草が目ざわりで、抜いてみると・・・ね、根っこがデ〜ロデロデロデロ!!!
「こいつぁ、自然にできたNFTシステムだあ!!!」と、ウキウキ。
期せずして、前回の古い根っこの分解につながりますが、新しく生まれたばかりの根っこはフワフワと白いうぶ毛のようなグッド・コンディションですが、その下の古い根っこは黒くベシャッとしています。そして、とくに水耕システムでは、この黒く枯死した根っこがちぎれて循環ポンプ、エアーストーン、クレイペブルス、ドリップパイプなどなどなどをつまらせ水溢れ&水切れトラブルを引き起こすばかりでなく、死んだ根っこを食べにきた変な病原菌がでてきちゃったり・・・とロクなことがありません。
なので、死んだ根っこが腐って黒くなるまえに、ドンドン分解して養分に変えてくれるのが「キャナザイム」という繊維分解酵素活力剤です。だからといって「酵素系活力剤」のすべてが古い根っこを分解させるためにあるのではなく、「エンジメス+」は養分のアップテイクを促進したり、窒素同化を促進する酵素が使われてます。アップテイク促進酵素には、繊維を分解する作用はありませんが、カルシウムなど吸収されにくい肥料分の吸収を助けるので、養分代謝がよくなり健康に育てる効果があります。
ちなみに、「ザイム・ザイム」は、よくばって繊維分解酵素と吸収促進酵素の両方がはいってます。
ところで、秋まき小麦の穂がいよいよでてきました〜! それにしても、栽培期間が長いです。「種まきしたのは・・・多分・・・去年の9月か10月??? 」いつどのように種まきをしたのか、サ・ツ・パ・リ・覚えていません。冬のあいだ何度も「ダメだ、こりゃ。きっと」と確信したほど収穫までこぎつけられる気配がしませんでした。
小麦の様子を写真におさめていると、どこからともなくプウ〜ンとエスニック的なグルメの香りが・・・またしてもパクチーがゲリラでもりもり育ってました。「あのタコベルも日本に再上陸することだし、よし、今夜はトルティーヤにしよう!」