その10日後の先週金曜日に、ポット全体の重さが3.56Kg、定植時の約35%ほどまで軽くなり、3Kg以下になるまで待ちたいとこでしたが週末前なので水やりすることにしました。
苗をスターティングポット(育苗ポット)から、ファイナルポット(収穫まで使用するポット) に定植したあと、いつもより少々よぶんに乾き気味にして、初めての培養液を与えることは、ものすごく重要です。
ハイドロポニカリーなココ栽培やポッティングミックス栽培での水やりルールは、「与えた培養液の50%がなくなったら水やり」が鉄則ですが、定植したての場合ポット全体に根がまだ伸びていないので、いつもより少し乾き気味になるまで待ってから水やりしないと、根が増えません。
植物は、花や果実をつけると根が伸びなくなるので、生長期に食い気味で水やりをしてしまうと根量がふえないまま花や果実がついてしまうので、開花期に根の劣化が大きくなってしまいます。
んで、今回は非電化オートドリップ・システムをこしらえました。
まずは、メロン4株に対して、6mmチューブと、4mmドリッパー12コをご用意。
市販されているポータブルなウォーターバッグ20Lサイズをご活用です。
グロウルームの天井に、リフレクターヨーヨー(耐重量10Kgほどまで)でウォーターバッグを吊り下げました。バッグの先端にマニホールド16吐口をつなげて、合計16本のドリッパーがセットできるようにしました。
リフレクターヨーヨーなら、バッグに培養液を入れる時に、背が低い私のためにグィ〜ンと下げることができるし、ドリップされていくと軽くなったバッグが自然に上がっていくのでバッグやチューブに液残りもできません。コリャ、便利 !!!
COCO A/B、Cal-Magurt、Crystal-Up、Fish-Boneで、EC値1.0mS/cm、pH値5.8の培養液を10L強つくりました。
今回は、1つのポットにドリッパーを4つセットしました。これならココ培地全体に均一に培養液をいきわたらせることができます。「ムリなく、ムラなく」が大好きなニッポン人には、1株に対して4つのドリッパーなら満足できる気がします。
ポタポタとひとしずく、ひとしずく、ゆっくりと培養液がドリップされます。約10Lの培養液をドリップし終えるのに、約1時間半かかります。ザブザブンと時短で培養液を水やりするよりも培地全体に確実に培養液がいきわたるし、光合成が一番ピークな時間帯にさしかかるようにドリップをスタートさせれば、光合成量がさらに増えてベリーグットです。