「災い転じて福となす。」南天の紅葉が、朝日で鮮やかに映えていました。
朝、ストーブをつけた音で、ネコたちがベストポジションを占領します。カメラに目線をむける2名は、「なでる? マッサージする? やれ! とっととやれ!」という圧をビシビシと発してきます。
さて、世界で初めて、だれもがカンタンに実践できる有機培地によるハイドロポニカリーなココ栽培のラインナップとして誕生したのが「CANNA COCO」です。
CANNA COCOの概要については、CANNA公式の説明でドーゾ!
CANNA UK公式のプロモーション動画では、さらにくわしくCANNA COCOについて、理解を深めることができます。
- CANNA COCO培地とCANNA COCO A/Bは、このふたつのコンビネーションで栽培した時にはじめて、植物が生涯必要な肥料成分のすべてをパーフェクトなレシピで与えつづけることができます。
・
・ - CANNA COCO培地にA/B肥料の培養液を与えると、A/Bに含まれているチッ素、カルシウム、マグネシウムの各イオンがココ繊維に吸着され保肥が起こりますが、そのかわりに繊維に吸着していたカリウムとリン酸のイオンたちが水分中へと放出され、根が吸収できるようになります。
・
・ - 植物が吸収したチッ素は、すぐに根の細胞に送られ細胞の核となり細胞分裂がさかんになります。リン酸とカルシウムは、核を囲む細胞壁となります。
・
・ - 根がさかんに発達すると、それら以外の肥料成分も根からどんどん吸収されて、優先的に新芽に送られます。新芽が大きく育つと、枝葉へと生長します。
・
・ - 新しく分裂した細胞内には、そのほかの肥料の金属イオンも流入し、たんぱく質と結合して葉緑素になります。こうして葉が大きく広がり、葉緑素が次々につくられ、植物はますます大きく生長し枝葉の数が増えると、次の生長サイクル、「開花期」に移行しはじめます。すると「生長期」とは異なる肥料バランスを要求しはじめます。
・
・ - はじめてのツボミが見えたら、スケジュールに従ってCOCO A/Bの分量を増やして培養液のEC値を高くします。培養液のEC値が上がると、次のことが起こります↓
・
・ - CANNA COCOの繊維に吸着されていたカリウムとリン酸がより多く放出されるようになります。 植物は花を咲かせるとカリウムとリン酸の要求量が増えますが、この現象により、開花期に要求する肥料バランスをパーフェクトに与えることが達成されます。A/B の分量を増やすメリットとはこれだけでなく、大きなツボミとなるエネルギーとなり、結実を確実にします。
・
・ - いったん花が開ききると、花びらはしおれて落ちますが、果実に育つ部分である「子房(しぼう)」の肥大がはじまります。ここからが「開花後期」のはじまりです。
この子房の付け根には、水分を貯めてふくらんだ部分があります。この水分にはカリウムが含まれています。 カリウムは植物体内のEC値を上昇させ、細胞を圧迫して果実を肥大させます。
・
・ - カリウムは、子房だけでなく葉にもどんどん流入します。葉の細胞は水分を引きよせ、代謝をつづけるために水分を貯めておこうとします。 そして、カリウムは水分の蒸散をつづける葉の部分に水分を引きよせる働きをします。
しかし、カリウムを多く吸収しすぎてカリウム過剰になると、葉は水分を保つ機能と蒸散させる機能が低下して、葉が焼ける症状が発生します。なぜなら、周囲が高温になった時、葉は自身の温度を下げるために水分を蒸散しますが、それができず葉の温度が高くなりすぎてしまうのです。
・
・ - 果実の成熟段階にあたる「開花後期」に、葉焼けの症状が出てしまった時は、植物に与える肥料をへらします。 CANNA Flush で洗い流したあと、薄い濃度の培養液でCOCO培地を流してください(症状が出た場合のみです)。 植物は収穫の時まで養分を吸収しようとしますが、必要量はわずかでいいのです。
結びに「最高の収穫をもたらすCANNA 活力剤のラインナップと、一緒に使うことを忘れないでね! 」とのことです。
つづきます。