2019年9月12日木曜日

ケアリ(アメイロ?)に捧ぐ。移民の歌

台風が通り過ぎるとともにはじまった今週の月曜日の朝。
窓から外を見ると、「ん? お空がいつもより広くなってる気がする・・・」ウラのコナラの大木が、みごとに倒れて見晴らしがよくなっていたものの、さいわいなことに被害は全くありませんでした。

しかし、訪れるたびに「いつかは千葉に住みたいな・・・」と思ってしまうほどに、のどかな海と山に恵まれた千葉県南部では、いまだ停電と断水が続いているエリアがあるとのことで、心からお見舞い申し上げます。


さて、梅雨から秋にかけて、屋外のパーゴラに吊るすことにしているチランヂア・ストレプトフィラ。いまは水分を吸ってパッツパッツな葉っぱになっています。












ハンギングしているエアプランツたちのもとには、今年もアリンコがやってきました。 エアプランツの枯死した根っこや、葉っぱをキレイに掃除していくれているのです。おかげで雨降りの日が続いても、根ぐされせずキレイに育ってくれています。何日かすると、このアリンコたちは、次の目的地まで引っ越してしまい、一匹も見当たらなくなります。











7月の長雨のおかげで豊作になったブルーベーリーの果実は、水分を吸いすぎると皮が割れて自然に落ちてしまいます。 自然に落ちた果実ほど、甘いことをアリンコたちはよく知っています。







きちんと整列して、行儀よく食事にありついてます。










だいたい5月から6月のある日、このアリンコたちが緑地から家へとおりてくる長い長い行列とでくわします。 満月か新月であることが多いのですが、長くても2日もすれば列は姿を消します。








古くなった木のプランターや、植木鉢の底、ホップの太い茎をほじくったり、ウッドデッキの上で休んでいるのもよく目にしますが、決して駆除はしません。

その理由は、このアリンコたちがいるかぎり、木々や我が家はシロアリにやられることがないのです。なぜならば、シロアリとケアリは好みの環境がかぶっているので、ケアリがいるかぎり、シロアリを追っ払ってくれるからです。
さらに、ウラの樹木たちの腐った部分も夏の間にキレイにクリーニングしてくれるので、思わぬ倒木や落枝から、我が家を守ってくれているというわけです。


というわけで、食べごろになったブルーベリーやイチジクに、アリンコたちがたくさん群がっていても、それは正当な報酬だと思うことにしています。






季節とともに長い長い旅をするアリンコたちに、この歌を捧げます。





ついでに、One of the Greatest Drum solo of All time なこの曲も。