2020年9月7日月曜日

やっと8月が終わりました。9月は植物園シーズン。

 さて、いよいよ8月もおわり9月になりました。コロナ、コロナでなかなか遠出する気にもなれず夏を満喫した気がまったくしないのですが、街角のディスプレイはハロウィーン一色です。


苔テラリウムは、とくにあまりケアもせず部屋で愛でていると、暑さでまいる頃には苔が茶色く枯れ込んでしまったり、やる気を出した苔がガラスいっぱいにボーボーと大きくなったりします。8月が終わるまでは見て見ぬふりをしてきたテラリウムの苔を、やっとリフレッシュしました。










今年の春は、バラ園にも植物園にも行くことができなかったので、神代植物園に足を運びました。温室に入るなり目が止まった「テンニンカ 」の取り木。「取り木で繁殖させるくらいだから、なにかスペシャルな植物なんだろうなぁ」と思ったら、テンニンカ の果実は食用になるほか、果実エキスには、高い美白・美肌効果があるんだそうです。









バナナは見事なフサを実らせていました。そもそも植物園に足を運びはじめた数十年前には、たっぷりと果実をつけた展示植物を目にすることはあまりなかったように思います。







付加価値の高い植物ほど注目が集まるアーバンガーデニング・ブームや、南国フルーツを本州でつくりこなす情熱のある生産者さんたちが増えてきた昨今、
以前はご年配者やマダム中心だった植物園の来場者の顔ぶれが、
少しずつ変わってきたように感じます。

20台から30台の世代を多く見かけるようになったことは、
日本の園芸界の未来にとって、なんとも喜ばしい限りではないでしょうか。
アフリカ大陸や、熱帯雨林からやってきたレアな植物たちだって、グーグル翻訳をたよりに育て上げてしまう世代です!




タコのような雌花をつける「カタセツム・マクロカルプム」の印象的な横顔。
ランの栽培は、いまだいまだに敷居が高く感じます。








アリンコを飼うための穴をもつ「アリノスダマ 」を発見しました。
見た目がパキポディウムにそっくりなので、多湿は良くないのかと思ったら高い湿度を好むとのことなので、ワタシの頭の中ではコウモリランやシダのように日陰で風通しがある場所で、よく育ちそうなヤツと認識しました。









一度で正しい名前が言えると、いいことがありそうな「ウスネオイデス」。いつ訪れても見事にそだっているウスネオイデスは、神代植物園以外で見たことがありません。
園芸店ですら店頭でミイラ化させてしまっていることがめずらしくないほど、栽培難易度が高いエアプランツ だという印象です。