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今回は「pH」についてです。
酸性の肥料成分をたくさん吸収する生長期は、培養液のpH値を最適範囲内の低めに調整し、アルカリ性の肥料成分をたくさん吸収する開花期は、最適範囲内の高いpH値に調整すると、植物が全ての肥料成分をバランスよく吸収できます。
週末はオサレな写真展「ウェス・アンダーソンすぎる風景展」に足を運びましたが、コロナ禍以前でも知っていれば寄り付かなかったほどの、あまりの来場者の多さに久しぶりの酸欠状態で帰路につきました。写真はどれも素晴らしかったのですが、場内はすべて撮影OKということで、群がる人々を押しのけて撮影する勇気もなく、人々の後頭部をながめる時間が大部分を占めました。ちなみにウェス・アンダーソン監督が自身で撮りためた写真を展示しているわけではないです。
さて、先日の連休中に我が家のムスメ猫が脱走し、うらの緑地に逃げ込んでしまうという地獄を見ました。笹竹の群生を押し分けながら探しましたが、猫というものは自分のテリトリーを外れてしまうとパニック状態におちいり、動けなくなります。さらに飼い主の姿や声すら見分けがつかなくなるので「ここにいるよ!」と返事すらしてくれません。一面の緑地の一体どこにいるのか、わかるわけもなく一晩眠れぬ夜を過ごしました。
結論から言えば、翌朝スマホにあった兄弟猫の鳴き声をくりかえしくりかえし流しながら緑地を探しまわると「ミア〜! ミア〜!」と藪の中から返事をしてくれたので、ようやく居場所を突き止めフィッシング用の網で確保できました。
ところで、人というのは、あまりに脳がパニクると妙な思考状態になるようです。半泣きで猫を探しつつも「あれ! キウイが生えてる! ラッキー!」ぐうぜんにも野生化した野良キウイを見つけて、ちょっとウキウキ。ムスメ猫が帰ってきたら、お祝いにキウイの葉っぱでもごちそうしようと思いながら、捜索を続けていました。
昨日改めてこのキウイを見に行くと、メバナがいくつか咲いていました。オバナは見当たらなかったので、多分実らないとは思いますが、キウイはマタタビの仲間です。
ウォラトン・オールド・ホールがいよいよ咲きそろってきたました。去年の秋、このバラにはカマキリのタマゴがひとつ産み付けられていました。
写真を撮っていると、ちいさなちいさなカマキリのシルエットがチラチラ見え隠れします。どうやらカマキリの孵化がはじまったようです。
タマゴがポロポロとほぐれはじめています。こういう場面に立ち会えると、つくづく無農薬でガーデニングをしていてよかったなと思います。
孵化したばかりのカマキリの子供がクモの巣に引っかかっていたので、助けてやろうと手を近づけると、自分でぴょんとジャンプして消えてしまいました。どうやらクモはまだ子供で、自分より体格が大きなカマキリが巣に引っかかってしまい持て余していたようです。
多くのカマキリが無事に大きくなって、このバラたちを害虫から守ってくれるためにも、地味に地道に、無農薬栽培をがんばろうと思います。
挿し木スタートの斑入り山アジサイが今年初めて花をつけてくれました。
この山アジサイの挿し木を取ったのは3年前の今頃のことです。
偶然にも、以前から植えてあったクレマチス「白万重」とまったくおなじ色目なのでメリハリがまったくありませんが、ライトグリーンのグラデーションは大好きです。
一年草のフラックスが花を咲かせました。フラックス=亜麻はアマニ油やリネン繊維として有名ですが、肥料をやらなくても簡単に育つうえ根が深く張って土壌改良の効果があるので緑肥として毎年タネを撒いています。蒸し暑さに弱いので、秋まきにしていますが、春に芽が出て梅雨が来る前に咲き終わります。
フラックスの種は、蒔いた後に十分に吸水させたほうが発芽率が高くなるので、私は雨が降る前日にバラバラとテキトーに種まきしています。秋まきフラックス栽培の最大の敵は、ヤマバト
です。種蒔まきした翌日から数羽のヤマバトが地べたにはいつくばり、かたっぱしから平らげやがります。ハトにしてみたらフラックス・シードはとにかくオイシイらしく、いくら追っ払ってもまったく逃げません。フラックス・シードは美容効果が高いからか、心なしか羽づやがイキイキとしてきます。なので、野の草花の実りが少なくなる前の9月下旬ごろに種子を蒔くようにすれば、鳩どもはフラックスの種子にはまだ見向きもしません。