暑い、口をついてまず出てくるのがこの言葉。
ギラギラとうんざりするほど強い日差しをさえぎってくれるレモン・ユーカリの涼しげな葉がそよいでいます。関東の冬を越せるくらいの耐寒性もあり、寒い時期には葉を全て落としてしまうので、窓を開けたい夏には日差し避けとなり、冬は日当たりを遮ることがありません。生長が早く、10cm足らずの苗が3年で1m以上に伸びてくれる丈夫さも魅力です。何よりシッカリレモンの香りがする葉っぱは、虫除けにもなり枝を切ってまとめてスワッグにして玄関やトイレにおいて重宝してます。
毎年夏に悩まされるのがアオバハゴロモです。樹木が多い緑地から、飛んできてバラの茎や網戸を白いワタだらけにします。この害虫の天敵であるクサカゲロウが好むキャットニップが満開になりました。キャットニップは、猫が好きな植物であるだけでなく、蚊などの虫除け効果もあるので、水やりするたびに葉っぱが服に触れたあと家に入ると、猫どもの人気者にもなれます。また、花が少なくなる真夏のあいだは、ミツバチの貴重な蜜源植物でもあります。
そしてコナジラミなどの天敵益虫タバコカスミカメが好む花クレオメが咲きました。
根鉢が制限されると、あまり茎が分岐せず花数が少なくなってしまうので、地植えにすれば見ごたえのある花がたくさん咲きます。
ノリウツギはアジサイの仲間ですが、西洋アジサイの花の色があせてきたころに、きれいに咲きそろいました。花持ちがよく、和洋、カントリー、アーバン、どんなテイストの庭にあっても違和感なく見栄えするうえに、丈夫で育てやすく大好きです。陽が落ちた後、ガーデンライトの光を花に当てると、それはれは幻想的なランプシェードのようです。
さて、今月うんざりするほど続いた猛暑日のおかげで、今年の梅干しは仕上がりよくできました。手作りの梅干しは、どなたに差し上げても喜ばれ、あっというまになくなりますが、その後大量に残るのが「梅酢」です。梅のフルーティーな風味が強く、とてもおいしいのですが、とにかくしょっぱいので、毎日使っても使いきれず年ごとに冷蔵庫に眠る梅酢が増えていきます。