雨降りと異例の残暑がつづいた10月でしたが、やっとさわやかな秋晴れに恵まれるようになりました。待ってました!とばかりに、週末は秋の紅葉を探しにいきます。
山々の紅葉も美しいのですが、なんといっても身近で愛でることができるオーナメント・グラスの紅葉が大好物です。
寒さに弱いと言われるペニセタムですが、私が育てているパープルファウンテングラスはもう何年も越冬してくれています。
手前から、あざやかな紅銅色(こうどういろ)のウンシニア、紫の花を咲かせるブルーサルビア、後方のフワフワとしたピンク色の穂をなびかせるミューレンべルギアの羨ましすぎるコントラスト。ぜひ実践しようと思います。
秋にピンク色のワタガシのような穂がでる前の真夏の間は非常に雑草ぽさが色濃く漂うミューレンべルギア。グラス系の植栽の良さを理解するにつれ、夏の間、うっとおしく路肩にワッシャワッシャ生えてるイネ科の雑草にも風情を感じるようになります。
神代植物園の水生植物エリアで見つけた、天日干しされている稲と真っ赤なヒガンバナのコントラスト。日本情緒を強く感じる風情ある景色、都内近郊でも昭和にはどこでも見られたのかもしれません。
定期的に会いに行きたくなる神代植物園の多肉たちと温室エリア。
秋バラが満開になるまでは、宇宙を感じさせるダリアが花ざかりでミゴトです。
「今年は辰年だし、龍神様をお祀りするお宮様にでも足を運ぶか・・・」とってもカジュアルな気分で思い立って大山阿夫利神社にフラッと立ち寄ったのがオオマチガイでした。酷暑明けの足ならしで登るような山ではなかったのです。頂上の阿夫利神社本社にたどり着くまで何十回も引き返そうかと思いました。すれちがいざま「こんにちはー」と挨拶を投げてくださる下山者の方々が、私と目が合うと気の毒そうなお顔をなさるのです。それほどひどい面になっていたのだと思います。
それでも、ようやく辿り着いた頂上からの景色は絶景でした。
下山となると、「次はあの石に足をかけて降りるぞ!」と、いわゆる「ゾーンに入った」状態となり、うってかわって忍者のようにスタスタと下り坂を楽しめました。きちんとお参りしてお札をいただいてから入山したおかげで神様が守ってくださったのだと思います。