2025年7月10日木曜日

CANNA COCO栽培で見るCANNAZYMの効果

挿し木で増やしたミニトマトを育ててきて約4カ月後、暑さもピークとなったので栽培を終了しました。


挿し木の取り方
CANNA ROOTPLUGS Review 〜楽勝! トマトの挿し木〜

発根した幼苗を植え還るステップ
CANNA COCO培地はパーライト不要。一番カンタンによく育ちコスパの良いココ培地!

AeroPot6Lと、CANNA COCO培地で育ててきたミニトマトは、4m以上大きく育ちました。撤収後、CANNA COCO培地に張った根の様子を観察してみました。


このミニトマトには、CANNA COCO A/B肥料と、酵素系活力剤CANNAZYM(キャナザイム)を与えていました。

ひとくちに「酵素」といっても、市販のすべての酵素系活力剤が、古い根を分解できる効果があるわけではありません。CANNAZYM(キャナザイム)には、ビタミン群や多肉エキスも含まれますが、本来の目的は、根腐れ病を起こすピシウムのエサとなる枯死した根を速やかに分解することです。

CANNAZYMの主要酵素群は、ペクチナーゼとセルラーゼです。この2種類を組み合わせると細胞壁全体を分解して、枯死した根の細胞に含まれていたミネラルや糖分を培地に放出できるので、植物はこれらを栄養分として再利用できるようになります。



大きく育つ植物を夏場に育てる場合は、AeroPotの6Lサイズではやや小さく培地が乾くスピードがとても早くなってしまうので、AeroPot10Lか17Lをおすすめいたします。

(一方で、培養液の水やり回数が増えることが苦でなければ、培地量が少ない方が培養液を与える回数が多くなり、酸素と養水分の吸収量が増えるので、花つきや実つきがよくなる傾向があります。ただし栽培環境が崩れると一気に萎れやすくなるので手間がかかかります。)





栽培終了後のCANNA COCO培地を切ってみました。培地内部まで細かい根でいっぱいです。パーライトなしでも、内部までビッシリ、ミッチリと健康的な白い根をキープできます。


蒸気殺菌処理をしていないCANNA COCO培地は、コヤシ繊維本来の多孔質構で固いスポンジ状のままなので、このフワフワ状態が長期間保たれます。

パーライトなんか混ぜなくても、4カ月の栽培期間 根腐れすることもありません。

むしろパーライトを混ぜてしまうと保水量がへってしまい肥料がムダになるだけでなく、根が張るテリトリーがへって収穫量も減ります。


CANNA COCO培地はとても簡単に再利用できるので、100% CANNA COCO培地だけを使うことをおすすめします。



ココ培地の再利用 – あなたが思うよりもカンタンで安全!