2024年12月2日月曜日

CANNA ROOTPLUGS Review 〜楽勝! トマトの挿し木〜

さて、挿し木取りに必要な資材たちの紹介です。


 1, 今回は、大きく育ったトマトから挿し木をとって苗を増やしました。

前準備としてCANNA ROOTPLUGS(キャナ・ルートプラグ)培地に、幼苗期専用の肥料 CANNA Startと、根の有機活力剤 CANNA Rhizotonicを希釈した培養液を浸して吸水させておきました。

枝をカットする前に、水道水を20℃前後に調整し夏野菜に適した温度の水を用意します。その水道水1Lに対して、CANNA Start : 1ml, CANNA Rhizotonic : 4ml を希釈し、pH 値を5.5 に調整します。 


2, CANNA キャナ・ルートプラグ培地の中心の穴に、ROOT!T GEL をたっぷり注入し、カットしたトマトの枝を挿します。ROOT!T GELの効果は、挿し木枝の切り口をふさいで感染や乾燥からやさしく守り、発根を促します。





3, 光は育苗用のLEDライトなどで管理しますが、細胞分裂を活発にするためには夜の時間が必ず必要です。24時間点灯はお勧めしません。




4. 温度が20℃以下になると挿し木が発根するまで時間がかかりすぎて枯れ腐るリスクが高くなるので、発根するまでは温度(おんど)を25℃前後、湿度(しつど)を80%と温暖で多湿な環境にします。湿度が高いので1日に一度は必ずカバーを開けて空気を入れ替えてください。





5, まだ根がない挿し木苗は、根元から栄養を吸収することができません。発根するまでは1日に数回、葉のウラを中心に CANNA Rhizotonic の250倍希釈液(水250ml : Rhizotonic 1ml)を苗全体にまんべんなくスプレーをします。湿度を保つ効果もあります。
葉から吸収されたCANNA Rhizotonic のアミノ酸などの成分は、根元に送られて根の細胞の元を作ります。発根を促す効果化が大きいので、発根スピードと発根量がまるでちがいます。




6, 枝を挿してから数日から一週間たつとCANNA キャナ・ルートプラグから数本の根が確認できます。CANNA キャナ・ルートプラグが乾いたら、1.と同じ培養液をじゅうぶんに水やりし、排水された水は溜めずに捨ててください。排水が残ったままになるとカビが生える原因になります。



7, さらに数日たつ、発根した根がさかんに伸び広がり生長します。根は、どんどんテリトリーを広げたかっているので、CANNA キャナ・ルートプラグなどの発根培地全体を包むようにに伸びたら、間髪入れずに直ちにスターティングポットに植えてください。白い根が茶色くなるまで放置するのは絶対にNGです。

CANNA キャナ・ルートプラグ全体にむらなく根が張ったら、1L程度の小さなスターティング・ポットを用意して植えます。スターティング・ポットへのくわしい植え方は、ここにあります。

CANNA キャナ・ルートプラグは、ほどよい保水性と通気性で劇的に発根をうながすので、挿し木の成功率と生長スピードは驚くほどでした。