あたたかくなったらと思ったら、急に冷えこんだり・・・と三寒四温な今日この頃です。
ワタシの住むところでは、梅も咲く花よりも散る花の方が多くなってきました。かわりによく目にするのが「沈丁花」です。
沈丁花は、雄株と雌株にわかれる
「雌雄異種=しゆういしゅ」です。
んで、このスバらしい香りを放つ花をつけるのは雄株だけ。
なのでニッポンの沈丁花はオトコだらけ
ってことになります。
雌株はほとんど出まわらないので、流通している沈丁花は、「挿し木」で増やしてきたことになります。
そして、ワタシはこの沈丁花の香りが、とってもとってもとっても好きなんですが、そもそも「香り」ってイッタイどんなものでなんのために、つくられるんでしょうか?
植物の香りは「アロマ=精油」と、よばれたりしますがこの香りになるものをひっくるめて「芳香性物質」とよぶそうです。「芳香性物質」には、テルペン類とかフェノール類とかエステル類とか、いろいろあるんだそうです。
沈丁花をはじめ松、バラ、ホップ、オレンジなどの柑橘系の果実の香りはテルペン類芳香性物質で、くわしくはこちらでドーゾ。
テルペン類のニオイ物質には、受粉してくれる生き物を呼びよせる作用とか、抗菌作用とか、害虫忌避作用とか、保湿作用などなど、さまざまざまな効果があって、植物はこれで自分を守ってます。女性はくわしいと思いますが、この効果にあやかったアロマセラピーをはじめ、保湿力、免疫力アップ、ホルモンバランスを整えたりストレスを緩和したりする「ボタニカル由来のコスメ」が、いまとっても人気がありますね。
このテルペン類という芳香性物質は、肥料と酸素と水をつかって光合成運動でこしらえたブドウ糖を解糖して・・・たぶん植物本人も理解してないんじゃないかと思えるほど複雑な複雑な代謝をしてメバロン酸をつくって・・・つまり、生きてくためのエネルギーと材料をこしらえる過程で、いっしょにつくられます。(んだそうです。)
正直いって、「植物がニオイ成分をどうやって生合成するのか?」という理屈を説明することは、ワタシの脳みそのキャパを超えています。
でもこの香り成分をゾンブンに引きだすコツは・・・たぶん、やっぱし光合成運動をいっぱいさせて炭水化物をいっぱいつくってもらって、でも光が強すぎると逆に光合成運動をお休みしてしまうので、適度な照度をたもってあげて・・・気温が高すぎると呼吸するために「糖分」がムダ使いされてしまうので温度も適温に保って、根っこを大切に健康に維持して・・・などなど、要は植物の気持ちになって、正しいストレスと愛情をかけてあげるのがベストだと思いました!!!
おソマツ様でした。
2011年3月10日木曜日
2011年3月7日月曜日
ココ栽培、半年後のイチゴたち。
雪です、もう3月だというのに今朝はあっという間に一面が雪化粧です。そして改めて思うと、2011年も、もう3月なんですね〜。
これは去年の11月のイチゴの様子です。
GETした時に、
いっっっちばん
小さかったイチゴの苗は、
こんなに大きくなりました。HPSランプの下で撮影してるので、こんな色目です。今では葉っぱのコンディションが、いちばんヨサゲな苗に生長しました。まだ花は咲いてませんが・・・
そして、これは「あかねっ娘」、徳島県のコピーライトでは「ももいちご」として流通しているイチゴの苗で、去年の11月末にGETしたての時の様子です。
今、一番花が咲いてます。
短日処理してから3ヶ月目で開花です。
これは、もうひとりの「あかねっ娘」です。2つの「あかねっ娘」と、スタートが不調だった「めちゃウマッ!いちご」のココ培地表面には、去年そだてたお米のイナワラを根元にマルチングしてます。
なんとなく・・・ですが、ココ培地の表面にイナワラをマルチングしてるイチゴの苗の葉っぱのほうが、全体的に緑色がうすくて「縁焼け=ふちやけ」が少なく、葉っぱの老化が遅いような気がします。これらの葉っぱのコンディションからいえば「チッ素が効きすぎてない」ってことになるんでしょうか。
↓ これから下のイチゴの苗たちは、イナワラなしです。
ランプの色で、葉っぱのチガイがイマイチ変わりにくいと思いますが,マルチング有りの苗と比べると、縁焼けの葉が多くて、下葉の老化が早いようです。
これもイナワラなしです。ちょっと葉っぱの緑色が濃いかな? という感じです。
これは去年の11月のイチゴの様子です。

いっっっちばん
小さかったイチゴの苗は、
こんなに大きくなりました。HPSランプの下で撮影してるので、こんな色目です。今では葉っぱのコンディションが、いちばんヨサゲな苗に生長しました。まだ花は咲いてませんが・・・
そして、これは「あかねっ娘」、徳島県のコピーライトでは「ももいちご」として流通しているイチゴの苗で、去年の11月末にGETしたての時の様子です。
今、一番花が咲いてます。
短日処理してから3ヶ月目で開花です。
これは、もうひとりの「あかねっ娘」です。2つの「あかねっ娘」と、スタートが不調だった「めちゃウマッ!いちご」のココ培地表面には、去年そだてたお米のイナワラを根元にマルチングしてます。
なんとなく・・・ですが、ココ培地の表面にイナワラをマルチングしてるイチゴの苗の葉っぱのほうが、全体的に緑色がうすくて「縁焼け=ふちやけ」が少なく、葉っぱの老化が遅いような気がします。これらの葉っぱのコンディションからいえば「チッ素が効きすぎてない」ってことになるんでしょうか。
↓ これから下のイチゴの苗たちは、イナワラなしです。
ランプの色で、葉っぱのチガイがイマイチ変わりにくいと思いますが,マルチング有りの苗と比べると、縁焼けの葉が多くて、下葉の老化が早いようです。
これもイナワラなしです。ちょっと葉っぱの緑色が濃いかな? という感じです。
先日紹介した「だれでもできる養分バランス施肥(せひ)」の著者、武田さんによれば、「堆肥=たいひ」などを土壌表面にマルチングしたほうが、土壌表面の水分の蒸発がすくなくて、地中の気相率と液相率が安定するので、根っこはコンスタントにバランスよく肥料養分を吸収できるそうです。
なので、ココ培地のような固形の有機培土にマルチングすると、根っこがチッ素ばかりでなくウマミや元気のもとになるカルシウムや,微量ミネラルなんかもシッカリ吸うようになるから、チッ素過多にならずにすむのかな?と思いました。
そして、イナワラをマルチングしてるココ培地の方が乾きが遅いので、培養液の節約にも効果があるかもしれません。でも、いまのところイチゴでしか試してないので、トマトなんかの根っこが強いヤサイならどうなの? とか、ムシ暑い梅雨とか真夏はムレたりしないの? ということは、まだ分かりません。
そして、イナワラをマルチングしてるココ培地の方が乾きが遅いので、培養液の節約にも効果があるかもしれません。でも、いまのところイチゴでしか試してないので、トマトなんかの根っこが強いヤサイならどうなの? とか、ムシ暑い梅雨とか真夏はムレたりしないの? ということは、まだ分かりません。
ちなみに、葉っぱの若さをキープする作用があるのは「サイトカイニン」という植物ホルモンです。「サイトカイニン」は根っこでつくられて葉っぱへ送られるので「根っこに元気がないとサイトカイニンもつくられないぞ」ってことで、葉っぱの元気度は「根っこの元気度」の目安でもあるそうでっす。
「堆肥のマルチング」についてですが、「堆肥」ってのはご存知の通り、おもに枯れ葉や作物を収穫したあとにでる「残滓=ざんさい・ざんし」とか、家畜やヒトの下肥などなど有機物を積み上げたものを定期的にかき回したりして、温度を下げたり空気を入れたりしながら、発酵させて分解をすすめたものです。ということで室内で使うのは、ちょっとハードルが高いので、ワタシは「自分で育てた無農薬でカビがでてないイナワラ」を使ってみました。( 主婦のかたがたは、売ってるイナワラをお湯でゆでたりして、消毒してからホビーガーデニングに使ってらっさるようです。)
2011年3月4日金曜日
植物たちのタクミな「ニンゲン操縦法」その2
さて、週をまたいでのつつぎです。植物がもつ奥ぶか〜い知性とパワーと魅力にうっかりとハマり、ムーブメントとしてアートとして植物とかかわる方々の活動でっす。
Book:4
植物のもつポジティブなパワーと,イリーガル???なゲリラ行為をミックスさせたオサレでナイスなアイデアです。歩道のちょっとした植えこみスペースに「ゴミや吸い殻を捨てずに、お花を植えちゃう! 」この啓発に満ちたポジティブなゲリラ行為は、日本でも有名で実際に「 ゲリラ・ガーデニング 」活動をしてる方々もいらっさいますね。
植物が「感情として」ビジャクな電気を発している・・・ということは今ではよく知られていますが、発見したのは1960年代の米国CIAで、「ウソ発見器」として「ポリグラフ」という機械のつかい方をオマワリさんたちに教える仕事をしていた「クリーヴ・バクスター」さんです。
ワタシはまだ読んだことないので、バクスターさんに興味があるヒトは、こちらをドーゾ。
バクスターさんは、事務所にあった植物に、ある日気まぐれからウソ発見器の電極をつなげたら、ニンゲンとおなじように感情としての電気を発していた・・・ことを偶然に見つけてしまったわけですが、「 偶然 は 必然 」バクスターさんはきっと、植物のタクミな「ニンゲン操縦計画」にたまたま抜擢されて、無意識にあやつられ、うっかりと電極を葉っぱにつけさせられたにチガイありません。その証拠に、そのできごと以来彼にとって植物との会話は、ライフワークになってくのです。
その後1992年銅金さんは、当時のMACの「マセマテカ」というソフトを使って,植物が発する電気を音楽に変換する「プラントロン」というシステムをおつくりになりました。
「プラントロン」を体験したヒトの多くは、植物の感情を音で聴いたあとは、すぐさまおウチへ帰って、自分の植物たちへ「今までの非礼のお詫び」をしたくなるんだそうです。
「プラントロン」が現代アートとして、大きな注目を浴びたおかげで「植物にも感情がある」という価値観が当たり前に浸透していったんだと思います。
その後、某メーカーから発売された「プラントーン」は、バクスターさんや銅金さんのように、植物の葉っぱに電極をつなげると、植物の声が「音」として聴こえるよ!というハイパーなオモチャでした。
ザンネンながらもう製造終了ですが、根強い人気があるみたいで、オークションなんかでは、ナカナカなお値段で取引きされることもあります。タマに新古品を見つけると、思わず手が出そうになります。
そんなワタシも,思いっきり「植物にあらつられている」んだと思います・・・みずからすすんで、なんですけど。
2011年3月3日木曜日
新月 春への庭じたく2
ホワイトセージに住み着いてくれた「ヒラタアブ」の幼虫が「蛹=サナギ」になりました。羽化したあとのアブは、花の蜜しか食べません。気のせいだと思いますが、まわりにいるアブラムシたちが安心したように見えます。
ミニトマトの「千果」です。
ミニトマトのほうがツル系な伸びかたをするので、きっとコレからドンドン手に負えなくなっていくはずです。
トマトも徒長を防ぐために、リンカリ希釈液を葉っぱにスプレーしました。
培養液を葉にスプレーする「葉面散布=ようめんさんぷ」は、「散布OK」な肥料や活力剤を週に一度だけがベストです。
これは大きいトマトがなる「桃太郎」です。
ミニトマトよりも茎がツルツルのびません。
おんなじトマトでも、育ちかたがちがうんですね〜。
イチゴは実がなってるので、
新月をはさむ1週間には、
「リンカリ肥料」の2000倍希釈液を
葉面散布してます。
ミニトマトのほうがツル系な伸びかたをするので、きっとコレからドンドン手に負えなくなっていくはずです。
トマトも徒長を防ぐために、リンカリ希釈液を葉っぱにスプレーしました。
培養液を葉にスプレーする「葉面散布=ようめんさんぷ」は、「散布OK」な肥料や活力剤を週に一度だけがベストです。
これは大きいトマトがなる「桃太郎」です。
ミニトマトよりも茎がツルツルのびません。
おんなじトマトでも、育ちかたがちがうんですね〜。
2011年3月2日水曜日
新月。春への庭じたく
今週末の土曜日、3月5日は「新月」でっす。
なので週末には、うちにいる鉢植えのバラたちを植えかえと、生垣の剪定をしようと思ってます。
さてさて、新月の前後になると水分が根元にあつまるので、植物は「栄養生長=生長期」に傾いた伸びかたをするそうです。「栄養生長的生長」ってのは、伸びやすい・・・つまり徒長しやすくなって、果実の肥大がとまったりします。逆に根が伸びやすくなったり、枝の切り口が治りやすかったり・・・つまり「剪定や挿し木にGood!」です。
ちなみに「月のリズムできれいになろう!」的な本によれば、新月前後は「吸収よりも排出」がさかんになるので、デトックスやダイエット、そして手術なんかにもよいタイミングなんだそうです。なので、 いまならめいっぱい食べても呑んでも、太りにくいんだそうですよ!!!
ということで今朝は、室内ココヤシ栽培で育てているトマトたちの「挿し木とり」をしました。
まずは「発根促進効果」のある有機活力剤の250倍希釈液を18℃〜24℃くらいにしてつくりました。(このくらいの水温で、活力剤の効果がよくききます。)
春の陽気だった先週末あたりから、
節間がグングンのびて
徒長気味な伸びかたをしている
ミニトマト「千果」のわき芽をとりました。
トマトって、根は強いたちなんですが茎や葉っぱはナイーブなほうで、病原菌にも弱いんだそうです。
ワキ芽を取るには、キレイに洗った指でつまみ取るのがベストです。
挿し木とりなら、アルコール消毒したハサミかカッターなどを使います。
トマトから切りとった枝の切り口は、あらかじめ用意してあった培養液へ、スグサマひたしながら、培養液のなかでハサミで再度ななめにパツッと切りました。水の中で茎を切るのを「水切り」というそうで、切り花も活けるときに「水切り」すると長持ちするんですよ・・・と、著名な華道家のセンセーもおっしゃってました。
なので週末には、うちにいる鉢植えのバラたちを植えかえと、生垣の剪定をしようと思ってます。
さてさて、新月の前後になると水分が根元にあつまるので、植物は「栄養生長=生長期」に傾いた伸びかたをするそうです。「栄養生長的生長」ってのは、伸びやすい・・・つまり徒長しやすくなって、果実の肥大がとまったりします。逆に根が伸びやすくなったり、枝の切り口が治りやすかったり・・・つまり「剪定や挿し木にGood!」です。
ちなみに「月のリズムできれいになろう!」的な本によれば、新月前後は「吸収よりも排出」がさかんになるので、デトックスやダイエット、そして手術なんかにもよいタイミングなんだそうです。なので、 いまならめいっぱい食べても呑んでも、太りにくいんだそうですよ!!!
ということで今朝は、室内ココヤシ栽培で育てているトマトたちの「挿し木とり」をしました。
まずは「発根促進効果」のある有機活力剤の250倍希釈液を18℃〜24℃くらいにしてつくりました。(このくらいの水温で、活力剤の効果がよくききます。)
春の陽気だった先週末あたりから、
節間がグングンのびて
徒長気味な伸びかたをしている
ミニトマト「千果」のわき芽をとりました。
トマトって、根は強いたちなんですが茎や葉っぱはナイーブなほうで、病原菌にも弱いんだそうです。
ワキ芽を取るには、キレイに洗った指でつまみ取るのがベストです。
挿し木とりなら、アルコール消毒したハサミかカッターなどを使います。
トマトから切りとった枝の切り口は、あらかじめ用意してあった培養液へ、スグサマひたしながら、培養液のなかでハサミで再度ななめにパツッと切りました。水の中で茎を切るのを「水切り」というそうで、切り花も活けるときに「水切り」すると長持ちするんですよ・・・と、著名な華道家のセンセーもおっしゃってました。
その後は1時間〜2時間ほど、培養液を吸わせて水揚げします。このつづきは,また今度・・・
ちなみに挿し木に吸わせる培養液には、ハイドロ用の微生物資材も入れたりすると、切り口が腐りにくくなります。有機成分とおなじで、微生物資材も水温を18℃〜24℃にすると、動きやすくなりますし、植物も代謝がよくなって効果が出やすくなります。
2011年2月28日月曜日
春ですから・・・
今日はちょっと冬に逆もどりみたいなお天気ですが、週末はお散歩日和でした。
ふと気がつけばもう、イヌフグリが満開でした。
イヌフグリとはワンコのXンタマって意味です。こんなにカワイらしい花なのに、なぜに名前がシモネタなんでしょうか?
シモネタついでってわけじゃありませんが、カエルたちが冬眠から目覚めてました。
生存競争はキビシいようで、メスをめぐってダンゴ状態・・・
「うわっ! 気持ちわる〜い!!!」とワタシのとなりで叫んでたオバサマたちの気持ちもわからないではありません。でもカエルは数が激減してきている益虫ですから、大切に見守りたいものです。
多摩川の河原は、一面の枯れ草から緑がすこしずつふえてきました。
ナゾのカラスを発見!!!!
ナニか拾っては、空に舞い上がりナニかを落とし・・・
急降下しては、落としたナニかを空中でキャッチしようとする
・・・という遊びをエンエンくり返してました。
カラスは繁殖期などに、見境なくヒトを攻撃したりもするので、怖がられることが多いですが、こんなふうに遊んでるのを見つけると、ちょっと感動したりします。河川敷でキャッチボールしてるヒトたちを見ていて、モノを投げて遊ぶということを覚えちゃったのかもしれません。
エコブームがつづく昨今、地球にやさしく・・・とさかんに言われますが、まずは身近な生き物たちへの理解と命の尊厳も必要かもしれません。
ふと気がつけばもう、イヌフグリが満開でした。
イヌフグリとはワンコのXンタマって意味です。こんなにカワイらしい花なのに、なぜに名前がシモネタなんでしょうか?
シモネタついでってわけじゃありませんが、カエルたちが冬眠から目覚めてました。
生存競争はキビシいようで、メスをめぐってダンゴ状態・・・
「うわっ! 気持ちわる〜い!!!」とワタシのとなりで叫んでたオバサマたちの気持ちもわからないではありません。でもカエルは数が激減してきている益虫ですから、大切に見守りたいものです。
多摩川の河原は、一面の枯れ草から緑がすこしずつふえてきました。
ナゾのカラスを発見!!!!
ナニか拾っては、空に舞い上がりナニかを落とし・・・
急降下しては、落としたナニかを空中でキャッチしようとする
・・・という遊びをエンエンくり返してました。
カラスは繁殖期などに、見境なくヒトを攻撃したりもするので、怖がられることが多いですが、こんなふうに遊んでるのを見つけると、ちょっと感動したりします。河川敷でキャッチボールしてるヒトたちを見ていて、モノを投げて遊ぶということを覚えちゃったのかもしれません。
エコブームがつづく昨今、地球にやさしく・・・とさかんに言われますが、まずは身近な生き物たちへの理解と命の尊厳も必要かもしれません。
2011年2月25日金曜日
植物たちのタクミな「ニンゲン操縦法」
強い風が、春を連れてきてくれたようで、今日は、5月なみのあたたかさだそうです。今朝は、いつもより歩いてるヒトが多かったです。やっぱ、ニンゲンも植物と同じく温度で動くんですね。
前回のステファノ・マキューゾ植物博士が、TEDでの講義でおハナシなすった内容は、「植物には、すぐれた感覚と知能がある。植物のもつ多才な能力をニンゲンが学び、有効に活用すれば、よい未来につながる優れたテクノロジーが開発できるにちがいありませんっ。」とのことでした。
毎日作物と真剣に向きあう生産者の方々はもちろん、花道家さん、庭師さん、植木職人さん、etc・・・はたまた「植物を育てるのがすきっ!」というホビーガーデナーさんたちまで、マキューゾ博士の言わんとすることは、かすかに・またはものすごく,よくお分かりになると思います。
特にニッポンの生産者の方々や職人さんがたは、植物の生長活動を実に豊かに表現されます。「根・芽・枝 が動く。葉が立つ。根を食いつかせる。苗を眠らせる・目覚めさせる。」などなどワタシが知る限りでは、英語で同じことを意味する表現は、もっとシンプルで少ないように思います。
ワタシが思うに、声や表情などを持たない植物たちは、見た目とか香りとかオイシさとか、あの手この手でワタシたちニンゲンをタクミに惹きつけ、トリコにさせ、教育し、交配・繁殖を成功させて、実は地球の生態系の頂点に立ちつづけているとしか思えませんっ!!!
そんな植物たちの発するフェロモントラップに、まんまとハマっちまった(?)偉大な方々が出版された著書を、かなり自己流にいくつかピッマクアップしてみました。
まず今日は、アカデミックにハマった方々の、おススメ著書です。
Book :1
「植物の生存戦略」
じっとしいてるという知恵に学ぶ
by
「植物の軸と情報」特定領域研究班
マキューゾ博士のおハナシに興味を感じるヒトや、植物のバイオ学なんかに興味があるヒトは、きっとオモシロく感じるかなと思います。最先端のバイオテクノロジー的な情報が、てんこ盛りです。眠れない夜にはピッタリだろうというような難解な内容が、とっても読みやすく・分かりやすく書いてくれてると思います。
Book:2
「植物改良への挑戦」
by
「鵜飼保雄」さん
この本はタイトルどおり、植物の品種改良の発展をバイオ的な観点から、まとめてくださった歴史書です。
園芸界で、ものすごく画期的な品種を生みだすをことを「バーバンクする」というそうです。以前もふれたようにバーバンクさんは、数々のミラクルな交配種を生み出した「カリスマ植物ブリーダー」でっす。「いつかはバーバンクしてみたい!!!」ってヒトには、品種改良技術の歴史的ナガレがわかる、この本がおススメです。
ハナシはそれますが、植物がニンゲンを夢中にするイチバンの目的とはズバリ!!!
「ヒトの手をかりて交配して、より強く優れた遺伝子を残す」
なんじゃあないかと、ものすごく勝手に信じてます。やりかねません、植物が昆虫や鳥なんかを花の香りと蜜で手招きする目的は、花粉を運んでもらうためだからです。
例えば、ニッポンの誇るべき文化の「茶道」の主役である「お茶の木」も、平安時代にお坊さまがたが、ワザワザ唐の国から遠路ハルバル命がけで種を持ってきてくれたのが始まりとのことですし、
主にルネッサンス以降に、オランダやフランスのセレブの間で大流行したバラの品種改良の大きな転機となったのは、ニッポン原産の「ノイバラ」だったんだそうです。それまでは、花は大きくても一輪咲きしかしなかったバラが、房咲きのノイバラとの交配で、はじめて大輪のままで房咲きするバラを生みだし「フロリバンダ」のベースとなったそうでっす。
この「植物改良への挑戦」では、どうやって植物が海の向こうへ渡っていったかというエピソードについてはあまり触れられてませんが、ニンゲンが船で海を越えたり、陸路をポツポツと進んで異国の地へとわざわざ運んでくれたから、お茶もバラも生育テリトリーをさらに広げることにマンマと成功したわけです。つまりニンゲンは、昆虫なんかよりも、はるかに効率よく植物のテリトリーを広げてくれるうえに、交配までしてくれるっつーわけです。生息する地域が遠いほど遺伝子のチガイが大きくなって、チガイが大きな遺伝子どうしほど交配すれば優秀なコドモができるってのは、有名なおハナシです。
と、いうことで食べ物にしたり、薬にしたり、見て楽しんだり、お金になったり、燃料になったり・・・ヒトサマの生活に密接にかかわってる植物たちほど、たくさん交配されて、たくさんの品種がつくられます。つまり、数多くの品種が存在する植物ほど、歴史的に見たら、ヒトサマとの共存に成功したってことになるし「文化発展貢献度の高い植物」とも、言えるんじゃあないかな???と思います。
・・・次回は「サブカルチャー的に、スピリチュアル的に、神の領域的に」植物のトラップに、はまっちまったスンバらしいヒトたちの本へとつづきます。
前回のステファノ・マキューゾ植物博士が、TEDでの講義でおハナシなすった内容は、「植物には、すぐれた感覚と知能がある。植物のもつ多才な能力をニンゲンが学び、有効に活用すれば、よい未来につながる優れたテクノロジーが開発できるにちがいありませんっ。」とのことでした。
毎日作物と真剣に向きあう生産者の方々はもちろん、花道家さん、庭師さん、植木職人さん、etc・・・はたまた「植物を育てるのがすきっ!」というホビーガーデナーさんたちまで、マキューゾ博士の言わんとすることは、かすかに・またはものすごく,よくお分かりになると思います。
特にニッポンの生産者の方々や職人さんがたは、植物の生長活動を実に豊かに表現されます。「根・芽・枝 が動く。葉が立つ。根を食いつかせる。苗を眠らせる・目覚めさせる。」などなどワタシが知る限りでは、英語で同じことを意味する表現は、もっとシンプルで少ないように思います。
そして、植物と日々ふれあってるヒトたちは多分、こんなふうにも感じてらっさるのではないでしょうか?
「あのコたちには、もちろん感情だってあるのよ・・・」
「ヤツらは、超能力さえ使えるんだ・・・」
ワタシが思うに、声や表情などを持たない植物たちは、見た目とか香りとかオイシさとか、あの手この手でワタシたちニンゲンをタクミに惹きつけ、トリコにさせ、教育し、交配・繁殖を成功させて、実は地球の生態系の頂点に立ちつづけているとしか思えませんっ!!!
そんな植物たちの発するフェロモントラップに、まんまとハマっちまった(?)偉大な方々が出版された著書を、かなり自己流にいくつかピッマクアップしてみました。
まず今日は、アカデミックにハマった方々の、おススメ著書です。
Book :1
「植物の生存戦略」
じっとしいてるという知恵に学ぶ
by
「植物の軸と情報」特定領域研究班
マキューゾ博士のおハナシに興味を感じるヒトや、植物のバイオ学なんかに興味があるヒトは、きっとオモシロく感じるかなと思います。最先端のバイオテクノロジー的な情報が、てんこ盛りです。眠れない夜にはピッタリだろうというような難解な内容が、とっても読みやすく・分かりやすく書いてくれてると思います。
Book:2
「植物改良への挑戦」
by
「鵜飼保雄」さん
この本はタイトルどおり、植物の品種改良の発展をバイオ的な観点から、まとめてくださった歴史書です。
園芸界で、ものすごく画期的な品種を生みだすをことを「バーバンクする」というそうです。以前もふれたようにバーバンクさんは、数々のミラクルな交配種を生み出した「カリスマ植物ブリーダー」でっす。「いつかはバーバンクしてみたい!!!」ってヒトには、品種改良技術の歴史的ナガレがわかる、この本がおススメです。
ハナシはそれますが、植物がニンゲンを夢中にするイチバンの目的とはズバリ!!!
「ヒトの手をかりて交配して、より強く優れた遺伝子を残す」
なんじゃあないかと、ものすごく勝手に信じてます。やりかねません、植物が昆虫や鳥なんかを花の香りと蜜で手招きする目的は、花粉を運んでもらうためだからです。
例えば、ニッポンの誇るべき文化の「茶道」の主役である「お茶の木」も、平安時代にお坊さまがたが、ワザワザ唐の国から遠路ハルバル命がけで種を持ってきてくれたのが始まりとのことですし、
主にルネッサンス以降に、オランダやフランスのセレブの間で大流行したバラの品種改良の大きな転機となったのは、ニッポン原産の「ノイバラ」だったんだそうです。それまでは、花は大きくても一輪咲きしかしなかったバラが、房咲きのノイバラとの交配で、はじめて大輪のままで房咲きするバラを生みだし「フロリバンダ」のベースとなったそうでっす。
この「植物改良への挑戦」では、どうやって植物が海の向こうへ渡っていったかというエピソードについてはあまり触れられてませんが、ニンゲンが船で海を越えたり、陸路をポツポツと進んで異国の地へとわざわざ運んでくれたから、お茶もバラも生育テリトリーをさらに広げることにマンマと成功したわけです。つまりニンゲンは、昆虫なんかよりも、はるかに効率よく植物のテリトリーを広げてくれるうえに、交配までしてくれるっつーわけです。生息する地域が遠いほど遺伝子のチガイが大きくなって、チガイが大きな遺伝子どうしほど交配すれば優秀なコドモができるってのは、有名なおハナシです。
と、いうことで食べ物にしたり、薬にしたり、見て楽しんだり、お金になったり、燃料になったり・・・ヒトサマの生活に密接にかかわってる植物たちほど、たくさん交配されて、たくさんの品種がつくられます。つまり、数多くの品種が存在する植物ほど、歴史的に見たら、ヒトサマとの共存に成功したってことになるし「文化発展貢献度の高い植物」とも、言えるんじゃあないかな???と思います。
・・・次回は「サブカルチャー的に、スピリチュアル的に、神の領域的に」植物のトラップに、はまっちまったスンバらしいヒトたちの本へとつづきます。
登録:
投稿 (Atom)