2017年10月3日火曜日

秋の植物園

ココ栽培、ポッティング・ミックス栽培の水やりをオートメーション化!

そのうえ、高品質で豊富な収穫ができます。

1株でも200株でもOK!

自動ウォータリング・システムGoGro、大好評です。


さて、初秋です。初秋といえば植物園です。なぜなら温室では、熱帯植物たちの実りの季節だからです。
まずは、栃木県佐野市の「とちぎ花センター、東南アジアの植物展」です。
季節もあるのかもしれませんが、カカオ、コーヒー、ナツメヤシなど、今まで訪れたどの植物園よりも、熱帯植物の果実がたくさん実ってました。ほかの植物園とはちがう、独自の栽培技術や工夫があるはずです。

とちぎ花センターで、生まれて初めて見た「モンステラの果実」。果実を見つける前からプ〜ンと、甘い香りがただようほどでした。

























もちろん食べてませんが、見た目と香りから想像すると、多分バナナとアケビを足して2で割ったような味に違いないと思いましたが、正解は、バナナとパイナップルを足して2で割ったような味だそうです。
ちなみに完熟するまでは、絶対に口にしてはいけないとのこと。









モンステラの気根カーテン。 ターザンの必需品です(きっと)。

























とちぎ花センターでは、エアープランツをはじめとしたチランジア類や、蘭などの熱帯性植物が、いたるところでオサレにディスプレイされていました。
























今年我が家に仲間入りもしたネオゲリアは、パイナップル科です。



















お庭におけば、トロピカルムードが一気にたかまること間違いなしの「タコの木」。
残念なことに、関東の冬は室内でしか越せません。



















ヤシガラ着きのココ。東南アジアの海岸では、雑草なみにゴロゴロ見つかるのを思い出しました。





こちらは雑草なみにゴロゴロ見つからない超レア品種の「フタゴヤシ」。世界中のマニアが、発芽させてみたいヤシNo.1に違いありません。
























月下美人の花だそうです。見せ方がオサレ。

























そして、乾燥地帯の植物エリア。その昔、人体に有害な電磁波を吸収してくれると大ブレークしたサボテンと同族の、くるくる螺旋状のセレウス属(ケレウスとも)のサボテン。


























とちぎ花センターの掲示板で、国立科学博物館・筑波実験植物園の「きのこ展」ポスターを見つけてしまったので、もちろん足を運びました。見てよし、食べてよし、見つけてウレシいキノコは、あらゆる面から大好物です。



















園内の雑木林の地表から、ただならぬ気配を感じる場所には、まちがいなくキノコがいます。

























「最後にカニを食べたのは、いつだったかな?」思わず口走ってしまうキノコ「カニノツメ」。見た目そのまんまのネーミングです。茶色い「グレバ」という粘着性のある液体で、虫を誘うそうです。ちなみに、カニノツメの群生が、このように立つ前の様子は、フジツボそっくりでした。森の中に海を感じるキノコです。



























館内に設置された全国から送られてきた、採りたてキノコ展示スペースは、キノコ好きにはたまらないでしょう。食べられるキノコ、絶対に食べてはいけないキノコ、食べられのかわからないキノコ、あらゆるキノコどもが所せましと並べられています。
























「野生で採れました。」という注釈つきのニオウシメジ。


























「タモギダケ」。名前わからず「黄色いヒラヒラしたキノコ」でググり、一発ヒットです。便利な時代です。































でました! キノコ界の不動の人気アイコン! ベニテン様です。
























とうとう見つけました。日本で採れるトリュフ。「セイヨウショウロ」。
レアなキノコたちは、このように展示されていました。伝説の殺人キノコ「カエンタケ」もありました。

























ということで、キノコ展への道のりで見つけたポスターが、「京成バラ園 オータムフェア2017」でした。春のバラもいいですが、秋のバラは香りが強く大好きです。




2017年9月20日水曜日

PLANT!T GoGro 新発売です。

PLANT!T から、自動ウォータリング・システム GoGro が届きました。

GoGroは、電気を使わない自動底面給水ポット式システムです。GoGroモジュールとよばれる自動底面給水ポットのユニットを、単独で一株じっくり育てても、4コ連結させて4株育てても、ハウスに100コ設置して連結させてもOKです。


























GoGroは、世界的にブームを起こした自動底面給水式システム発祥の地、英国の技術者と園芸資材メーカーが共同開発し、さらにシンプルさと使いやすさ、汎用性を高めた歴史上もっとも洗練された自動ウォータリング・システムです。

セッティングが簡単で、レイアウトも自由自在。リザーバーからの給水ホースの左右に連結させても・・・

























リザーバーからの給水ホースから直列に連結させてもOKです。

























GoGroで、日々の水やりの手間から解放されながら、最高の収穫を得るために、大切なポイントがいくつかあります。
ひとつは、培地の選びかた
GoGroを成功させる培地の選びかた






もうひとつは、GoGroで自動ウォータリングをスタートさせるタイミングですが、くわしくは付属の説明書に詳しく記載されています。




ところで、100% HomeMadeのスパイシー・シーズニングの会社を英国ロイヤル・レミントン・スパでファミリービジネスしてらっさる「PRICES SPICES」さんが、GoGroをたったひとりで134コ連結させる動画をアップなさってくださってます。



〜 動画要約 〜
「  では、これから134コのGoGroの連結セットアップをしたいと思います。
ただいまの時間が、11:52です・・・

すべてのポットに、GoGroに底面トレーを敷き、つづいてリザーバータンクから給水するメインのホースと、すべてのGoGroを連結していきます。

さて、134コのGoGroのセットアップが終わりました。現在14:15です。
134コのGoGroセットアップが、たったひとりで2時間30分ほどで完了です! 」

〜 要約終了 〜

ということで、GoGroのセッティングがいかにシンプルか、そしてココ栽培やポッティング・ミックス栽培につきもののガーデナーの手間と時間を浪費させる、数々の手間がはぶけるか、ということが分かりやすい動画です。

さらに、GoGroの底面トレーには、底のサイズさえ合えば、付属の15Lポット以外にも、あらゆるポットがセットできるので、根腐れ知らずのエアロポット17Lや、スーパールーツ・エアーポット12.5Lでも自動底面給水が可能です。




GoGroの汎用性の高さのテスト




そして、GoGro自動ウォータリング・システムのもっとも大切なパーツ「GoGroバルブ」が、どんなふうに機能するかを説明した動画に字幕をつけました。




と、いうことで英国を代表するデザイナー「ポール・スミス」さんが、PLANT!Tが出店したガーデニング・エキスポ会場にいらしたお写真で、GoGroといえば底面給水システム、底面給水システムといえばイギリス! というイメージを強調させていただきます。




























2017年9月13日水曜日

9月は、植物園に!

「ウネウネスルンデス、的な名前だった。」ここですでに間違ってます。
「ウスイ・・・オイデス?」、「ウネオイデデス?」、「ウイエイドス?」
























正解は「ウスネオイデス」。
私の中では、枯らしてしまう自信がある植物ナンバーワンのエアープランツですが、神代植物園では、うらやましいボリュームでモッサモッサ育ってました。



絶滅危惧種の「ダイサギソウ」が花を咲かせていました。見れば見るほど、ホントに白い水鳥が飛んでいるようです。


























神代植物園では、バナナがたわわに。木で完熟したトロピカルフルーツのうまさは、日本ではなかなか味わえません。























レッドバナナ、実っているところは、はじめて見ました。


























完熟のパパイヤさえあれば、どんな夏も熱中症しらずなのに。その昔東南アジアで食べまくった完熟したパパイヤの味が忘れられず、苗を買っては枯らし、買っては枯らし、を何度くりかえしたでしょうか。
























植物のもつ創造力を堪能できる神代植物園の多肉サボテンコーナー。





















アデニウム
























アガベ



























ところで最近GETしたサボテンです。希少価値が高く大きなサボテンは高価ですが、楽せず小さな頃からコツコツと育てて行こうと思います。

























暑さが和らいだので、カラッカラになってた壁面多肉をリフレッシュしました。





















極小、格安のエアープランツをすきまに埋めれば、コギレイにきちんと手入れしてる感がでます。晩秋まで外で管理すれば、エアープランツも枯れずに大きくなるし、一石二鳥です。
























ひさしぶりに聞こえてきた蝉の声がなつかしく感じる9月です。

2017年8月31日木曜日

初摘みのホップと、ハイドロポニカリーな資材について。

夏の終わりを感じさせる関東です。

天気予報を見ると、しばらく快晴にはならないようなので、今週初めの日曜日に、強行突破で漬けていた梅干しをネットに並べて干しましたが、晴れたり曇ったりのお天気がつづくので、いつまで干していたらいいのか、わかりません。

ところで、今年はじめてカスケードホップを収穫しました。



















春に根っこをトリミングしすぎてしまい、生長が遅かったので、まめにPK肥料開花促進活力剤をあげていました。ツル性植物は、つくづくPK肥料でよく肥大すると感じます。




















摘んだカスケードホップから、葉っぱとツルをはずしたところです。これだけ大きくなってくれると、苦労が報われた、という満足感がみなぎります。
























今年、大きなプランターに植えたカスケードホップです。
たわわに花をみのらせたホップは、さわやかで夏らしい景色です。
ホップを育てている人ならば、だれもがそう感じる、と思い込んでいます。



























週明けの二日間の暑さで、パプリカも赤く色づきました。
茎ががっしりと太く、節間がつまってコンパクトに生長すると、花付きも実付きもよく、おいしい収穫物がたくさんとれます。


























今月はずっと雨ふりの日が多く培地がずっと湿っていて、培養液をふんだんにあげることができなかったので、老化した葉っぱを欠くことよりも、よぶんな新芽を欠くことに力を注ぎました。新芽つみは、果実の肥大に効果があるようです。


























室内栽培のメロンを収穫して食べた後に残ったF2品種のメロンの苗です。
超テキトーに蒔いてしまっても、発芽してグングン育ってしまうところが、キャナ・ココ培地のすごいところです。このココ培地は、昨年の秋から半年ほど室内栽培に使用し、屋外で再利用していますが、パーライトなど混ぜなくても根張りよくハモグリバエにも負けず、がっしりと育ちます。再利用でも空気を多く含めるのは、キャナ・ココ培地 だから、です。




























野菜をじょうずに育てて、おいしく、たくさん収穫するためには、豊富な経験と知識が欠かせません・・・ということは、あたりまえの常識です。

ところが、水耕栽培、ココ栽培、ポッティング・ミックス栽培などのハイドロポニカリーな栽培は、マニュアル通りに育てるだけで、だれでも、どこでも、どんな季節でも、熟練した技と知識が実践できる栽培方法です。



















たとえば、植物は生き物だから、赤ちゃんから大人になるまでが一番手がかかるっていう大前提は、ゼッタイに忘れてはならないことなので、

発芽したばかりの幼くて繊細な根っこが、ムリなくスピーディーに伸びて、なにごとにも悩まされずにグングン育つためには、クリーンで水分と酸素を適度に保っていて、プラス、最適なpH値になっている培地と、

ベビーフードのように吸収性が高く消化に負担をかけない養分を与えて、風邪をひかないような温度と湿度、適度な光がある環境を保つ、ってことが大切で・・・








収穫の品質と量を左右する、もっとも大切な生長期は、その段階に適した養分と水分を、植物の都合にあわせて与えて、とにかく根をたくさん伸ばす、

どんなにまちがっても根が伸びるのをジャマしてしまうような、濃くて過剰な培養液を毎日与えるようなことはゼッタイにしないで、やや乾かし気味の水やり、またはドリップ管理をすることが、最大の勝敗の決め手になるし・・・



















根張りさえよく育ってしまえば、多少のムリはきいてしまう開花期は、やはり開花期にあった養分プラス、おいしく大きくなるマル秘・裏技的な養分を植物の都合に合わせて与えていって、ただし、根っこの生長はストップしているので、根ぐされが起こるような水やりだけには気をつけて・・・























つまり、半生をかけた経験とカンはもちろん、目玉が飛び出る値段の分析機器、これらを使いこなす知識がないと、絶対に出せない答えが、ハイドロポニック・メーカーの製品には詰め込まれているわけです。



















なので、ちゃんとしたハイドロポニック・メーカーの資材を一通り使っているのに、徒長してしまうとか、生長障害がでてしまうとか、カビや虫がたっっくさん出てしまうとか、多収穫に育たない、という場合は・・・




























水やりや栽培システムのはずせないマニュアル、肥料濃度、光の強さや温度、湿度、植物どうしの間隔など、最低限のマスト事項を理解していないか、勘違いしているか、問題外のメンドクさがり方をしてしまっているとか・・・


などなどを改めて確認してみると、解決することがほとんどです。


植物に最適な光は、必要なだけ強く、太陽とおなじスペクトル(光の色の幅)を、やわらかく、植物全体にあますことなく均一に、が、もっとも光合成効率が高くなってベリーベストです。

























ちなみに、スペクトルとスペクトラム、この類似した単語にはちょくちょく混乱させられます。

両方とも「周波数」「分光」という同じ意味をもちますが、本来の語源には「範囲」とか「広がりの幅」とか、そんな様子を表す単語のようです。

で、日本では光の色の周波数範囲を示す時は「スペクトル」、ラジオとか電波とかの周波数を示す時は「スペクトラム」、と慣習的に使い分けられているようです。
(にわか調べなので、100%正しく説明できていないと思います。)




2017年8月21日月曜日

いつまでたっても、梅干しを干せない 8月。

おかげさまで、「タマ・プラントフードTシャツ」がそろそろ終わりです。サイズや色のご希望にお答えできないことがありますので、どうかご了承ください。






「 実るほど こうべを垂れる 稲穂かな 」

年齢を重ねて高い人格がそなわるほど、腰がひくく謙虚な人がらになっていくものだ・・・という、あるべき心のあり方を示す日本ならではの素晴らしいことわざです。 
低気圧がつづくと腰やヒザが痛む私にとっては、「 ムダに肥大して身体のあちこちに負担をかけすぎていると、シャキシャキ歩けなくなっちゃうぞ! 」というフィジカル面への戒めのようにも思えます。

























さて、梅雨があけたら干せるように仕込んだ今年の梅干しでしたが、まぁっっったく干せません。梅干しは、3日晴れの日が続く天気予想のタイミングで干すのがよいとのことですが、ここ最近は3日どころか1日たりともスカッと晴れません。


長雨の天候不順つづきで、関東以北の農家さんたちは作物の生育不良に悩まされていらっしゃいます。ここで育つトマトたちも、赤く熟す前にパッカパッカ割れてしまい、ダンゴムシ牧場と化してしまいました。 かろうじて水が好きなパプリカは、順調に肥大して色づいてきました。



























大きなプランターに今年植えたカスケードのリゾームがつけた毬花のブラクトがふぁっと広がり、収穫の頃合いとなっています。 毎年夏休みの間に水不足になってしまうのですが、この天候不順のおかげで花つきが順調です。






















最近は、熟したブルーベリーを食べるぶんだけ収穫して朝食に出すことが、毎朝の日課となっています。ティフブルー、バルドウィン、あともうひとつ名前を忘れた品種を育てていますが、一番はやく熟したのがティフブルー、次にナントカ品種、最後がこの写真のバルドウィンでした。 ブルーベリーは思ったより水が好きなようで、この天候不順が果実肥大をさらに後押ししてくれました。


























バルドウィンは、私が育てたことのあるラビッドアイ系のブルーベリーのなかでは、果実がイチバンでかく、あまい品種です・・・が、ブルーベリーに限らず野菜やくだものの味やサイズは、培地の種類とか肥料の内容で、かなり変わるので、なんともいえません。
ただひとつ言えることは「 養液栽培のブルーベリーは、だれでもたくさんおいしく収穫できるイチバンの近道! なにしろ、ザツな私でも豊作にできる確実さ! 」です。
ちなみにこのバルドウィンは、ココ培地 + 無調整のブラックピートをミックスした培地を布製のエアロポット10ℓに植えているので、根詰まりや根ぐされにも無縁です。
(お恥ずかしながら2年間、もしかしたら3年間も植えかえていません。)
花がついた頃から、Tama PKFlavory-in を 定期的にあげてます。








天候不順の恩恵にあやかったのは、パプリカとブルーベリーだけではありません。
部屋のなかでシオレ気味になったところを発見し、「これは確実に枯れ死ぬパターン」と思われていたエアープランツ「キセログラフィカ」。 ホップがからむパーゴラの下で雨ざらしにしたところ、あっというまにべろべろとデカく育ちました。

























これに味をしめ、部屋のなかにあった極小エアープランツたちを、ぜ〜んぶ外に出しました。 ながめていると気持ちのわるいニヤけ顔になってしまうほど、スピーディーに大きくなっています。 エアープランツたちを大きくするコツは、「梅雨から晩夏は、半日陰で雨ざらし」が正解なのかもしれません。



























「真夏のさかりなのに、とことん晴れる気がないんなら、やることはただひとつ!」
そうです、挿し木とりです。 高い気温と多湿で伸びすぎたセージのトップをカットしたあと、思わず土に挿しておきました・・・ 一週間たらずで発根してました。セージ以外にも、ホップ、ブルーベリー、アジサイ、そしてマンゴーですら、挿し木とりが楽勝です。




























農薬がキライ、虫とかクモは平気な私のガーデニングスペースは、夏の間クモの巣だらけになります。 たまに私のすぐ後ろを、ものすごい羽音をさせてスズメバチが通過していきますが、餌となる幼虫探しに夢中で、私には目もくれません。
蜘蛛の巣を利用して脱皮していったカマキリ。いまはブルーベリーの葉にひそんでエモノを待ち受けています。

















2017年8月4日金曜日

でかいな。バケツ稲の出穂。

関東では、夏と思えないような涼しい涼しい8月突入となりました。
明け方、ズッシリと重みを感じ金縛りかと不安になると、我が家の猫たちがフトンの上にのってました。それほど肌寒かったようです。


ところで、今日ふと気がつくと、すべての稲たちが出穂してました。




















「バケツで実践 超豪快イネつくり1粒のタネが1万粒に!」この本の栽培マニュアルは最強です。ホントにいともカンタンにデカくデカく育ちます。


























開くために待機している ツボミ? がギッシリつまってます。皮を半分だけむいたトウモロコシに似てます。



























開花してオシベが伸び出してきています。



























開花をアップにすると、こんなふうにヒラヒラしていました。




























めさぜ! ひとつぶ万粒(まんりゅう)!!!  




























今年プランター栽培している「Cascade Hop」の花です。毛花が、やや大きくなって毬花になりつつある段階です。