2017年10月10日火曜日

バケツ稲の収穫と、GoGro について

ココ栽培(CANNA COCO)ポッティング・ミックス栽培(CANNA TERRA)の水やりを自動にしてくれる「GoGro」。
従来の自動底面給水システムにはない、多くのメリットが「GoGro」人気の理由です。
GoGroのFacebook


自社のスパイスシーズニング製品原料であるチリを 200コ以上の「GoGro」を連結させて無農薬栽培なさっている英国 PRICES SPICES さんでは、大切に育てられたチリたちが収穫時期を迎えているとのことです。



















「GoGro」のポイントについて解説している動画は、以下をクリック!
https://www.facebook.com/PLANTiT/videos/1215368715236417/

























バックリ説明すると、「GoGro」で自動底面給水をおこなう最大のポイントは :

〜 GoGroで自動底面給水を成功させるポイントは

ポットに根が張ってから、GoGro にセット

することです。



 次にこれは、従来の自動底面給水システムにはない「GoGro」のメリットですが、

「GoGro」は、底面トレイにたまる培養液の水位を低めにしてあるので、

植物が健康で環境が最適ならば、底面トレー内の培養液は

平均で1日に3回ほど入れかわり、リフレッシュされます。



そして、自動底面給水システム「GoGro」の最大のメリットは、

水切れをおこして枯らしてしまう心配がないのと同時に、

培養液を捨てないので、高価な肥料代を節約できることです。



幼苗期は、通常のハンドウォータリングなどで培養液をあたえて、根が加湿な状態になることを避けます。生長期から開花期のはじめに収穫まで使用する大きなファイナル・ポットに苗を植えかえてから一週間から二週間後に、培地が乾いて培養液を与えるタイミングがきます。 この時に初めて「GoGro」にセットして、自動底面給水をスタートさせます。


また「GoGro」は、従来の6mmチューブのみをつかって自動底面給水をおこなうシステムとちがって、13mmホースで給水をおこなうので、わずかなオリで詰まってしまって給水が止まってしまうトラブルもありません。




さて、6月からはじめたバケツ稲です。


















先月末に、いよいよバケツ稲刈りがおわりました。




















一週間ほど干して、脱穀しました。同時期に収穫しておいた唐辛子は、保存用の虫除けにつかいます。とはいっても保存期間は、せいぜい1日でしょう、この量なら。




















そして、すり鉢とボールでモミすり・・・そして玄米を家庭用精米機で白米にして、だいたい三合! 炊きたてをいただきましたが、しっかり歯ごたえのあるおいしいご飯になりました。



















コメつながりでうちの猫たちです。肉肉したキャットフードや缶詰よりも魚+やわらかいご飯が好みのようです。和猫のDNAなのでしょうか?


ストレイ・キャット出身の母猫。十分な栄養で育った子供たちと違って、頭蓋骨がちいちゃい、軽い。目つきの悪さはまったく改善しませんが、言葉をよく理解できて一番トイレが上手です。



























長男。 ゴハンとカワイイ、は理解できるようです。1日に一度も触れないこともシバシバ





























次男。 晩ご飯に遅れたことがありません。ゴハン、と、(ベランダから)もう家に入りな。は理解できるようです。 いつでも野良ダヌキやカラスを見張っています。





























長女で、常に兄弟ゲンカの優者です。 背後から常に人間の行動をじっっっと観察しています。 もしも私が彼女を本気で怒らせたら、きっと殺られます(ウソです)。このようにじっと人の目を見つめてくるときは、「マッサージしろ」と訴えているときです。

















以上、植物にはなんのつながりもありませんが、うちの猫たちは元気です、ご報告でした。

2017年10月3日火曜日

秋の植物園

ココ栽培、ポッティング・ミックス栽培の水やりをオートメーション化!

そのうえ、高品質で豊富な収穫ができます。

1株でも200株でもOK!

自動ウォータリング・システムGoGro、大好評です。


さて、初秋です。初秋といえば植物園です。なぜなら温室では、熱帯植物たちの実りの季節だからです。
まずは、栃木県佐野市の「とちぎ花センター、東南アジアの植物展」です。
季節もあるのかもしれませんが、カカオ、コーヒー、ナツメヤシなど、今まで訪れたどの植物園よりも、熱帯植物の果実がたくさん実ってました。ほかの植物園とはちがう、独自の栽培技術や工夫があるはずです。

とちぎ花センターで、生まれて初めて見た「モンステラの果実」。果実を見つける前からプ〜ンと、甘い香りがただようほどでした。

























もちろん食べてませんが、見た目と香りから想像すると、多分バナナとアケビを足して2で割ったような味に違いないと思いましたが、正解は、バナナとパイナップルを足して2で割ったような味だそうです。
ちなみに完熟するまでは、絶対に口にしてはいけないとのこと。









モンステラの気根カーテン。 ターザンの必需品です(きっと)。

























とちぎ花センターでは、エアープランツをはじめとしたチランジア類や、蘭などの熱帯性植物が、いたるところでオサレにディスプレイされていました。
























今年我が家に仲間入りもしたネオゲリアは、パイナップル科です。



















お庭におけば、トロピカルムードが一気にたかまること間違いなしの「タコの木」。
残念なことに、関東の冬は室内でしか越せません。



















ヤシガラ着きのココ。東南アジアの海岸では、雑草なみにゴロゴロ見つかるのを思い出しました。





こちらは雑草なみにゴロゴロ見つからない超レア品種の「フタゴヤシ」。世界中のマニアが、発芽させてみたいヤシNo.1に違いありません。
























月下美人の花だそうです。見せ方がオサレ。

























そして、乾燥地帯の植物エリア。その昔、人体に有害な電磁波を吸収してくれると大ブレークしたサボテンと同族の、くるくる螺旋状のセレウス属(ケレウスとも)のサボテン。


























とちぎ花センターの掲示板で、国立科学博物館・筑波実験植物園の「きのこ展」ポスターを見つけてしまったので、もちろん足を運びました。見てよし、食べてよし、見つけてウレシいキノコは、あらゆる面から大好物です。



















園内の雑木林の地表から、ただならぬ気配を感じる場所には、まちがいなくキノコがいます。

























「最後にカニを食べたのは、いつだったかな?」思わず口走ってしまうキノコ「カニノツメ」。見た目そのまんまのネーミングです。茶色い「グレバ」という粘着性のある液体で、虫を誘うそうです。ちなみに、カニノツメの群生が、このように立つ前の様子は、フジツボそっくりでした。森の中に海を感じるキノコです。



























館内に設置された全国から送られてきた、採りたてキノコ展示スペースは、キノコ好きにはたまらないでしょう。食べられるキノコ、絶対に食べてはいけないキノコ、食べられのかわからないキノコ、あらゆるキノコどもが所せましと並べられています。
























「野生で採れました。」という注釈つきのニオウシメジ。


























「タモギダケ」。名前わからず「黄色いヒラヒラしたキノコ」でググり、一発ヒットです。便利な時代です。































でました! キノコ界の不動の人気アイコン! ベニテン様です。
























とうとう見つけました。日本で採れるトリュフ。「セイヨウショウロ」。
レアなキノコたちは、このように展示されていました。伝説の殺人キノコ「カエンタケ」もありました。

























ということで、キノコ展への道のりで見つけたポスターが、「京成バラ園 オータムフェア2017」でした。春のバラもいいですが、秋のバラは香りが強く大好きです。




2017年9月20日水曜日

PLANT!T GoGro 新発売です。

PLANT!T から、自動ウォータリング・システム GoGro が届きました。

GoGroは、電気を使わない自動底面給水ポット式システムです。GoGroモジュールとよばれる自動底面給水ポットのユニットを、単独で一株じっくり育てても、4コ連結させて4株育てても、ハウスに100コ設置して連結させてもOKです。


























GoGroは、世界的にブームを起こした自動底面給水式システム発祥の地、英国の技術者と園芸資材メーカーが共同開発し、さらにシンプルさと使いやすさ、汎用性を高めた歴史上もっとも洗練された自動ウォータリング・システムです。

セッティングが簡単で、レイアウトも自由自在。リザーバーからの給水ホースの左右に連結させても・・・

























リザーバーからの給水ホースから直列に連結させてもOKです。

























GoGroで、日々の水やりの手間から解放されながら、最高の収穫を得るために、大切なポイントがいくつかあります。
ひとつは、培地の選びかた
GoGroを成功させる培地の選びかた






もうひとつは、GoGroで自動ウォータリングをスタートさせるタイミングですが、くわしくは付属の説明書に詳しく記載されています。




ところで、100% HomeMadeのスパイシー・シーズニングの会社を英国ロイヤル・レミントン・スパでファミリービジネスしてらっさる「PRICES SPICES」さんが、GoGroをたったひとりで134コ連結させる動画をアップなさってくださってます。



〜 動画要約 〜
「  では、これから134コのGoGroの連結セットアップをしたいと思います。
ただいまの時間が、11:52です・・・

すべてのポットに、GoGroに底面トレーを敷き、つづいてリザーバータンクから給水するメインのホースと、すべてのGoGroを連結していきます。

さて、134コのGoGroのセットアップが終わりました。現在14:15です。
134コのGoGroセットアップが、たったひとりで2時間30分ほどで完了です! 」

〜 要約終了 〜

ということで、GoGroのセッティングがいかにシンプルか、そしてココ栽培やポッティング・ミックス栽培につきもののガーデナーの手間と時間を浪費させる、数々の手間がはぶけるか、ということが分かりやすい動画です。

さらに、GoGroの底面トレーには、底のサイズさえ合えば、付属の15Lポット以外にも、あらゆるポットがセットできるので、根腐れ知らずのエアロポット17Lや、スーパールーツ・エアーポット12.5Lでも自動底面給水が可能です。




GoGroの汎用性の高さのテスト




そして、GoGro自動ウォータリング・システムのもっとも大切なパーツ「GoGroバルブ」が、どんなふうに機能するかを説明した動画に字幕をつけました。




と、いうことで英国を代表するデザイナー「ポール・スミス」さんが、PLANT!Tが出店したガーデニング・エキスポ会場にいらしたお写真で、GoGroといえば底面給水システム、底面給水システムといえばイギリス! というイメージを強調させていただきます。




























2017年9月13日水曜日

9月は、植物園に!

「ウネウネスルンデス、的な名前だった。」ここですでに間違ってます。
「ウスイ・・・オイデス?」、「ウネオイデデス?」、「ウイエイドス?」
























正解は「ウスネオイデス」。
私の中では、枯らしてしまう自信がある植物ナンバーワンのエアープランツですが、神代植物園では、うらやましいボリュームでモッサモッサ育ってました。



絶滅危惧種の「ダイサギソウ」が花を咲かせていました。見れば見るほど、ホントに白い水鳥が飛んでいるようです。


























神代植物園では、バナナがたわわに。木で完熟したトロピカルフルーツのうまさは、日本ではなかなか味わえません。























レッドバナナ、実っているところは、はじめて見ました。


























完熟のパパイヤさえあれば、どんな夏も熱中症しらずなのに。その昔東南アジアで食べまくった完熟したパパイヤの味が忘れられず、苗を買っては枯らし、買っては枯らし、を何度くりかえしたでしょうか。
























植物のもつ創造力を堪能できる神代植物園の多肉サボテンコーナー。





















アデニウム
























アガベ



























ところで最近GETしたサボテンです。希少価値が高く大きなサボテンは高価ですが、楽せず小さな頃からコツコツと育てて行こうと思います。

























暑さが和らいだので、カラッカラになってた壁面多肉をリフレッシュしました。





















極小、格安のエアープランツをすきまに埋めれば、コギレイにきちんと手入れしてる感がでます。晩秋まで外で管理すれば、エアープランツも枯れずに大きくなるし、一石二鳥です。
























ひさしぶりに聞こえてきた蝉の声がなつかしく感じる9月です。

2017年8月31日木曜日

初摘みのホップと、ハイドロポニカリーな資材について。

夏の終わりを感じさせる関東です。

天気予報を見ると、しばらく快晴にはならないようなので、今週初めの日曜日に、強行突破で漬けていた梅干しをネットに並べて干しましたが、晴れたり曇ったりのお天気がつづくので、いつまで干していたらいいのか、わかりません。

ところで、今年はじめてカスケードホップを収穫しました。



















春に根っこをトリミングしすぎてしまい、生長が遅かったので、まめにPK肥料開花促進活力剤をあげていました。ツル性植物は、つくづくPK肥料でよく肥大すると感じます。




















摘んだカスケードホップから、葉っぱとツルをはずしたところです。これだけ大きくなってくれると、苦労が報われた、という満足感がみなぎります。
























今年、大きなプランターに植えたカスケードホップです。
たわわに花をみのらせたホップは、さわやかで夏らしい景色です。
ホップを育てている人ならば、だれもがそう感じる、と思い込んでいます。



























週明けの二日間の暑さで、パプリカも赤く色づきました。
茎ががっしりと太く、節間がつまってコンパクトに生長すると、花付きも実付きもよく、おいしい収穫物がたくさんとれます。


























今月はずっと雨ふりの日が多く培地がずっと湿っていて、培養液をふんだんにあげることができなかったので、老化した葉っぱを欠くことよりも、よぶんな新芽を欠くことに力を注ぎました。新芽つみは、果実の肥大に効果があるようです。


























室内栽培のメロンを収穫して食べた後に残ったF2品種のメロンの苗です。
超テキトーに蒔いてしまっても、発芽してグングン育ってしまうところが、キャナ・ココ培地のすごいところです。このココ培地は、昨年の秋から半年ほど室内栽培に使用し、屋外で再利用していますが、パーライトなど混ぜなくても根張りよくハモグリバエにも負けず、がっしりと育ちます。再利用でも空気を多く含めるのは、キャナ・ココ培地 だから、です。




























野菜をじょうずに育てて、おいしく、たくさん収穫するためには、豊富な経験と知識が欠かせません・・・ということは、あたりまえの常識です。

ところが、水耕栽培、ココ栽培、ポッティング・ミックス栽培などのハイドロポニカリーな栽培は、マニュアル通りに育てるだけで、だれでも、どこでも、どんな季節でも、熟練した技と知識が実践できる栽培方法です。



















たとえば、植物は生き物だから、赤ちゃんから大人になるまでが一番手がかかるっていう大前提は、ゼッタイに忘れてはならないことなので、

発芽したばかりの幼くて繊細な根っこが、ムリなくスピーディーに伸びて、なにごとにも悩まされずにグングン育つためには、クリーンで水分と酸素を適度に保っていて、プラス、最適なpH値になっている培地と、

ベビーフードのように吸収性が高く消化に負担をかけない養分を与えて、風邪をひかないような温度と湿度、適度な光がある環境を保つ、ってことが大切で・・・








収穫の品質と量を左右する、もっとも大切な生長期は、その段階に適した養分と水分を、植物の都合にあわせて与えて、とにかく根をたくさん伸ばす、

どんなにまちがっても根が伸びるのをジャマしてしまうような、濃くて過剰な培養液を毎日与えるようなことはゼッタイにしないで、やや乾かし気味の水やり、またはドリップ管理をすることが、最大の勝敗の決め手になるし・・・



















根張りさえよく育ってしまえば、多少のムリはきいてしまう開花期は、やはり開花期にあった養分プラス、おいしく大きくなるマル秘・裏技的な養分を植物の都合に合わせて与えていって、ただし、根っこの生長はストップしているので、根ぐされが起こるような水やりだけには気をつけて・・・























つまり、半生をかけた経験とカンはもちろん、目玉が飛び出る値段の分析機器、これらを使いこなす知識がないと、絶対に出せない答えが、ハイドロポニック・メーカーの製品には詰め込まれているわけです。



















なので、ちゃんとしたハイドロポニック・メーカーの資材を一通り使っているのに、徒長してしまうとか、生長障害がでてしまうとか、カビや虫がたっっくさん出てしまうとか、多収穫に育たない、という場合は・・・




























水やりや栽培システムのはずせないマニュアル、肥料濃度、光の強さや温度、湿度、植物どうしの間隔など、最低限のマスト事項を理解していないか、勘違いしているか、問題外のメンドクさがり方をしてしまっているとか・・・


などなどを改めて確認してみると、解決することがほとんどです。


植物に最適な光は、必要なだけ強く、太陽とおなじスペクトル(光の色の幅)を、やわらかく、植物全体にあますことなく均一に、が、もっとも光合成効率が高くなってベリーベストです。

























ちなみに、スペクトルとスペクトラム、この類似した単語にはちょくちょく混乱させられます。

両方とも「周波数」「分光」という同じ意味をもちますが、本来の語源には「範囲」とか「広がりの幅」とか、そんな様子を表す単語のようです。

で、日本では光の色の周波数範囲を示す時は「スペクトル」、ラジオとか電波とかの周波数を示す時は「スペクトラム」、と慣習的に使い分けられているようです。
(にわか調べなので、100%正しく説明できていないと思います。)