2018年9月13日木曜日

トウモロコシの前作を利用して不耕起栽培に挑戦!

夜中に起こる大きな地震ほど、恐怖を感じるものはありません。

今日からちょうど1週間前の9月6日未明に、北海道で大きな地震がありました。

震災の影響は、まだ続いています。被害に遭われた皆様に心よりお見舞いを
申し上げるとともに、1日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。




ちょうど台風21号が通過したあとだった先週の木曜日は、地面が水気を含んでいて、暑さもひと段落したのでレッド・クローバーをはじめ大根や白菜、ほうれん草や春菊のタネをまきました。レッド・クローバーは、農薬ぎらいでめんどくさがりの私にとって、家庭菜園の強い強い味方です。



















ハクビシンに食べられてしまった前作のトウモロコシは地上部だけ刈り取って根っこを抜かずに、根が張った地中の通り道を利用して大根どもに育ってもらおうと思います。週明けの月曜日、種まきした大根どもがゾワゾワと発芽していました。





























一緒に蒔いたレッドクローバーもいっせいに発芽しました。





















それから毎日、葉が重なるフタバをドンドン間引きしつつ、先日ひっこ抜いたツユクサどもの残さを大根のまわりに敷きました。夏の雑草の代表格とも言えるイネ科の「マルバツユクサ」は、水稲ほどのケイ酸植物とまではいえませんが、ケイ酸、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リンをはじめ、鉄やマンガンなど微量要素を含んでいます。また、雑草や前作作物の残さは微生物が好んで分解し、土を豊かにする貴重な有機物となります。



















































タネを直接土に直播きするときは、pH調整してない酸性ホワイトピートモスをうす〜く土の表面にふって、有害菌の抑制効果と酸素供給効果を期待しています。ホワイトピートは、ブラックピートよりも水分を弾く性質が強く分解が遅いので、固く踏みしめられた土の通気性を高めることに役立つと思います。一方、保水性や保肥性を高めたり、微量要素と腐植酸を補うには、腐植がすすんだブラックピートのほうが向いていると思います。


















今年枯れたパクチーのプランターからは、こぼれた種から再びパクチーが育ち始めました。うっかり蒔いたら毎年勝手に出てくるシソのように、パクチーも勝手に育ってくれます。



















パパイヤの花がドンドン咲いてます。先日ついた実は、台風の時に倒れたせいで、ぽろっと・・・ぽろっと落ちてしまいました。今度こそ、青いままでも収穫したいものです。



















サザンハイブッシュのブルーベリー。笑えるほどでかく育ちました。
























これが今年の4月の時の同一人物です。ブルーベリーは、底面吸水システムのGoGroでよく育つ植物だとわかりました。(屋外にGoGroを設置する場合は、傾斜がある場所だと液漏れします。)ただし、栄養豊富な培養液で育てると、ほぼ100%まちがいなく「イラガ」の幼虫が発生します。



















2018年9月4日火曜日

台風が来るまえの静けさ。

今年は、台風の当たり年と言われていて、そんなものの当たり年など迷惑なのですが、さっそく今日も台風21号がきてます。

真冬以外は、屋外で日ざらし、雨ざらしのストレプトフィラに異変が!!!


























アリンコが住み着いてます。寒くなれば、別の場所で冬ごもりしてしまうので、ほおっておきます。


























エアープランツは、真冬以外を屋外に吊るして雨ざらしにすると、ガシガシ生長します。これはちょうど一年前の同一人物、ストレプトフィラの様子です。今年の写真と比べてみると、ホントデカく育ったことがわかります。
























さて、台風の影響は午後から本格的にでるそうです。まだ太陽が出ている午前中のうちに、ツユクサどもをバババッと抜いてしまいました。


















昨年の秋から、室内で栽培をスタートし、冬からたくさん収穫させてくれたパプリカどもは現在・・・

























地植えされて、余生を過ごしています。小さいながらも、まだ数日おきに収穫させてくれるので、スタッフの台所事情の改善に役立っています。というもの大きく実ったパプリカは、またたくまにバッタが先に喰ってしまうからです。




















「今度こそは、収穫までこぎつけるぞ!」と品種選びから慎重に育てはじめたパパイヤ。
矮性の品種にしましたが、さすがに6Lのエアロポットでは小さすぎました。強めの風が吹くたびにバタバタと倒れるので、誘引支柱で支えてもらいました。
























おっっっ!!! 受粉成功した雌花がひとつ。

















「完熟まではこぎつけられそうもないから、きっとソムタムだな・・・来春こそは、早めに花を咲かせて完熟パパイヤが喰いてぇもんだ!」と強く思います。


















そんなパパイヤの茎は、ブロッコリの茎そっくりです。



























アーティチョークは、花もすっかり枯れてみすぼらしくなってしまったので、「抜いてしまおうかなぁ」と思っていた矢先、根元から新芽がぐんぐんと育ちはじめました。さすが宿根草!  いったん地上部が完全に枯れても、根元から新たな株がいきおいよく育ってきてくれるんですねぇ。植えっぱなしで勝手に再生してくれる宿根草は、ズボラなくせに植物をアレコレと育てたがる私の強い味方です。
























ズボラな私の強い味方がもうひとり。フェンネルです。春からさかんに咲いていた花がすべて枯れ落ちたタイミングで、もう次の花が咲きはじめました。フェンネルは、カメムシなどのバンカープランツになってくれるうえ、アブラムシの忌避効果もある宿根草です。



















増えすぎてジャマくさくなってきたら、根っこを収穫して料理にもつかえる定番ハーブなのですが、今年フェンネルのスープに挑戦したところ・・・「クスリかよ!」と叫ぶほどフェンネル臭に耐えられませんでした。今ハヤリのジビエ系肉料理のアクセントには良さそうですが、そんなコジャレたモノは作れないので、咲かせては枯らす・・・ということになりそうです。

2018年8月21日火曜日

お盆を過ぎて秋の気配。

アローハー! 今年の夏休みは、まっ青な空のもと、ヤシの葉がそよぐ地を訪れてきました!







飛行機に乗らずとにも行くことができるアローハーなスポット、アロハガーデンたてやまの植物園でした!!! 真夏の温室は、ほぼ人が見当たりません。暑すぎるからです。しかし常夏の地をふるさとにもつ南国植物たちは、一年で一番見ごたえのある季節です。葉色は生き生きと輝き、果実がたわわに実り・・・しかし、油断すると蚊とスズメバチに出くわします。







ネコどもと暮らしはじめてから、そもそも外泊などできるはずもありません。イチバン頭のよい娘ネコがロックオンする視線の先には・・・







ナッツを食べにきた、シジュウカラがいます。 全体的に色がまだ薄いので、今年孵った幼鳥だと思われます。うちのネコたちは朝ごはんの催促をしたりしませんが、シジュウカラどもは、窓の外から家の中を見張っていて、毎朝私が起きるまでさえずります。おかげで寝坊せずにすみます。






ん? 夏休みのある朝、違和感を感じてプランターをよく見てみると、鮮やかなブルーの物体が!!!






青い卵です。作り物かと思いましたが、手にとってみるとカラが割れていて、白身と黄身がちゃんと入ってました。これは、ムクドリの卵です。




そういえば、一羽のムクドリが、たわわに実った私のブルーベリーの果実を毎日ついばみにきてました。「食い物がある!」ということでウチの近くの木に巣をかけてタマゴを産んだものの、カラスにでも盗まれてしまったんでしょう。カラスはカラスで、盗んだタマゴをウチに落っことしてしまったようです・・・だれの得にもなってないところが、ちょっと悲しいです。




夏休みがあけて、仕事場のホップが伸び過ぎて、大変なことになってました。







カスケードホップが豊作です!






満開をすぎて、立ち枯れとなったニンジンを引っこ抜いてみると、根っこにはまだニンジンの名残がありました。固定種なので、勝手に種が落ちて勝手に芽生えたらいいなと思ってます。


2018年8月9日木曜日

気温17℃の宮ヶ瀬ダム

休日の商業施設は、どこも涼みに来ている人たちで大混雑してます。
家にいても暑くてしかたないんですよね、みなさま。


「しかし私は、とっても涼しい場所を知っている・・・ははは。」ということで、気温17℃の宮ヶ瀬ダムのトンネルで、しばし涼んできました。








宮ヶ瀬ダムの展望台に登るためのエレベーター通路です。真夏は本当に涼しくて、ココに住みたくなります。










このエレベーターは、ダムを見上げるこの地点から・・・






ダムを見下ろすこの地点まで、登るためにできたそうです。








トンネル以外の場所は、もちろん真夏の暑さで歩くのもしんどいのですが、風が吹けば涼しいし、見事な滝も見ることができます。 もしも暑さで歩く気が失せれば、大人200円払で「ダムサイト ロードトレイン(愛ちゃん号)」が駐車場まで運んでくれます。







「秋よこい、は〜やくこい!」 あまりの暑さに、本気でこんな歌を口ずさみます。








宮ヶ瀬ダムのあるあいかわ公園は、17:00で閉園です。それを知ってか知らずか、閉園まぎわまでダムの周りをウロウロしていると、ほぼ100%の確率で、おちゃるちゃんに出会うことができます。この日は、夫婦ザル? に出会えました。


2018年7月31日火曜日

Can't Go Wrong with That! と言わしめたCMH315W。やっと日本上陸!


ついに日本でも、あのCMH315Wがリリースの日を迎えられたことを、
地味に、しかし、かなり熱く、よろこんでます。 

LUMii SOLAR 315 新発売です。








CMH? CDM? なによ? それ! 」とお思いの方もいらっしゃれば、「 CMHが出ちゃったら、もうHPSじゃないよな・・・どう考えても。 」という、お耳の早い方もいらっしゃるでしよう・・・

CMH、CDM、いずれにせよ、海外での評価が「Cant' go wrong with that!」と言われている通り、その栽培効果の高さとランニングコストの良さ、そしてハイエンドな栽培用LEDよりもリーズナブルな価格であるという事実と評価には、一点の疑いもないので、今後HPSランプにかわって、栽培用HIDランプの主流となっていくことは、ほぼまちがいないのです。

CMHCDMは、「CMH=セラミック・メタルハライド」、「CDM=セラミック・ディスチャージ・メタルハライド」の略で、どちらも同じ製品をさします。



そもそも、従来のなじみぶかい 「MH=メタルハライド・ランプ 」自体がフルスペクトル放射の太陽光に近い光でしたが、構造上の理由で放射束に限度があるうえに、MHランプひとつひとつの発光色に個体差ができてしまいました。「同じメーカーでも、このMHは青っぽい、あのMHは黄色っぽい・・・」といった具合です。

さらにMHランプの石英ガラス発光菅が、光らせる金属と反応を起こしてしまううため、経年劣化にも弱く、ランプ交換の目安は10,000時間程度でした。


そこで、発光菅を高圧、高温、金属との反応に強い素材である「セラミック」に変えたのが 「CMH 」です。発光菅をセラミックに変えると、具体的にどうなるのか、というと・・・


  1. 従来のHIDランプよりも、発光菅にもっと高い圧力をかけて高温にできるので、内部の金属をさらに強く光らせることが可能。もっと幅広い光のスペクトル範囲を高く放射できる。結果、HIDランプの中で、もっとも太陽光に近いフルスペクトルを放射できるランプの誕生となりました。
  2. CMHのセラミック発光菅は、経年劣化に強いので、ランプ寿命が長くなるうえ、寿命末期まで、ほとんど明るさがおちない。HPSやMHの1.5倍〜3倍長く使える。
  3. 結果として、HPSやMHよりも、少ないワット数と低いランニングコストで、同等かそれ以上の栽培効率がある!!!



ということになります。そしてCMHランプは、HIDランプ(ハイ・プレッシャー・ディスチャージ)の一種なので、CMH専用のバラストが必須です。


LUMii SOLAR 315 フィクスチャー

今回発売された、 LUMii SOLAR 315フィクスチャーは、CMHランプ315Wを点灯させるリフレクターとバラスト一体型のランプシステムです。 ランプにおけるフィクスチャーとは、一体型照明装置という意味です。 フィクスチャーはランプコードがないので、バラストとランプの間で、電力ロスが起こりません。







つまりフィクスチャーは、バラストが電圧不足にならないので、短寿命や故障を大幅に減らせるってことです。 バラストとランプ間は、短距離なほうが電力の損失は低くなります。


そして、なにより、本体が2.5Kg、50cm弱というポータブルなボデーのくせに、栽培効果と有効エリアはHPS400Wと同じです。




LUMii SOLAR 315 CDMランプ GROとPRO

CMHランプ315Wには、大きく分けて生長期用の4Kと、開花期用の3Kの二種類があります。4Kは青い波長が強く、さわやかな朝の光を感じさせる色で、3Kは、あたたかみのある夕暮れを感じさせる、赤みが強い光の色です。

CMHランプの特徴は、光合成に有効な400nm-700nmのPAR領域がとぎれることなく放射できるうえ、光合成運動にはダイレクトに使われなくとも・・・

  • 光合成促進 
  • 間伸びさせず、コンパクトでがっしりと育てる
  • ストレス耐性アップ
  • テルペン類、ビタミン類、抗酸化成分を始め、有効成分の生合成を促進
  • つまり、収穫のクオリティーが非常に高くなる

これらのうれしい効果が高いUV-A、UV-Bの近紫外線300nm-400nmの範囲から、IR赤外線830nm-1000nmの範囲までをバランスよく放射できます。植物は太陽光の下で進化してきたので、赤と青の光だけが強い光を受けて育つよりも、UV、IR、さらに緑色の光があったほうが、健康によく育つうえ、果実の栄養価や品質が向上し、さらにさらに不思議なことに収穫期間が短くなります。

【 注意 】
発光菅からは、刺激の強い危険なUV-Cも放射されますが、CMHの外装は二重ガラス構造なので、危険なUV-Cをカットしてくれています。とはいえ、CMHの点灯中はランプを絶対に直視しないでください。





開花期用3K=3200ケルビンの色温度の LUMii SOLAR PRO は、HPSを思わせる光の色です。PAR値、PPF値ともにGROよりも高いうえ、栽培効果が高いスペクトルを放射するので、実は生長期からも使えます。フルスペクトル放射できるCMHなので、ほとんどの人が3Kしか使わないことも事実です。





























一方、生長期用4K=4200ケルビンの色温度の LUMii SOLAR GRO は、MHを思わせる光の色です。 生長期に適しています。






























最後に、CMH315Wランプ含め、LUMii SOLAR 315 のメリットを、まるっとまとめると・・・


  1. CMH315W X 1台で、1mX1mスクエアをカバーする、HPS400W相当と考えることができます。つまりHPSよりも、消費電力とランプの発熱量を20%-30%減らすことができるので、コストを抑えられる上に安全性が高い!  さらになんと! HPSよりも熟すまでの日数が短縮できます。
  2. 一般的には、HPS1000Wの代わりは、CMH315W X 2〜3台が妥当とされています。 しかしCMH315Wは、栽培エリアが広いほど、そして台数が多いほど、HPSランプよりも栽培効果がますます高くなります。 HPS1000Wの場合、高熱によるダメージやロス率に加えて、火災などの危険性の高さや、スイートスポットとなる照射エリアの狭さ、そして空調や電気代などのランニングコストなど、総合的に比較すると、CMH315W X 2台で、収穫率と品質の高さで勝ります。 
  3. 劣化に強いCMHランプは20,000時間とランプ寿命が長いうえ、しかも寿命末期まで、明るさがほとんど落ちません。 HPSランプの場合、半年から一年で交換しなくてはならないことを考えると、 CMHは2年から3年、交換しなくてすみます。(4年間交換しなくてもいいよ、という人もいます。) CMHランプの光放射低下率は低く、使用合計10,000時間で10%以内、20,000時間で20%以内。
  4. LUMii SOLAR 315 フィクスチャーは、とにかく軽くてコンパクト。一体型なのでバラストも長持ち。
  5. LUMii SOLAR 315 フィクスチャーは、PRO/GRO以外の市販のCMHランプ315Wを点灯させることができます。
  6. 現在、使用しているHPSランプの一部をCMH315Wにチェンジするだけで、CMHの効果が実感できるはずです。



とはいえ、SANlight LEDは、HIDやLEDの垣根を超えて、
あらゆる面で最高スペックの植物育成ランプです。




ちなみに、CMHがなぜ、CDM、はたまたLECと呼ばれているかの理由ですが・・・

CMHは、主に北米内で使われていて、MHランプを連想させやすいから、だとも思います。 北米では、LEDと字面が似てる理由から、LEC = ライト・エミッティング・セラミックと好んで呼ぶ人もいます。

CDMは、イギリス含むヨーロッパ圏内の呼び名で、栽培用CMHランプを完成させたヨーロッパのとあるメーカーの登録商標でもあります。
例えば、高圧ナトリウム灯は北米を中心にHPSランプと呼びますが、それはナトリウムが英語では Sodium=ソディウム というからです。
一方、ナトリウムはドイツ語なので、ヨーロッパではHPSランプのことをNDL=ナトリウム・ディスチャージ・ランプと呼びます。そこで、CMHよりCDMのほうが、新たなHIDランプの一種として、関連させやすかったのだと思います。

日本は、ソディウムではなくナトリウムと呼ぶので、ヨーロッパにならってCMHでなく、CDMと呼ぶべきなのかもしれませんが、「ナトリウムのことをソーダとも呼ぶしなぁ・・・MHによせたCMHのほうが、なじみやすいかなぁ・・・」と迷うところです。


2018年7月24日火曜日

CANNAガーデニング・グローブ、トランプカード、プレゼント中です。

只今、オンラインショップで、CANNABIO CANNA製品いずれかを
お買い上げの方に、CANNAガーデニング・グローブ、または、

CANNAトランプカードを差し上げてます。







CANNAガーデニング・グローブは、ガーデニング男子に使っていただきたい、大きめワンサイズ。もちろん女子でもOKです。ゴム引き仕様なので、バラなどトゲのある植物どものメンテナンスにも最適です。CANNAトランプカードは、なにかと人の集まりが多い夏に大活躍!

なお、在庫がなくなり次第、終了いたします。




さて、なんという暑さでしょう!  「暑い」を通り越して、「痛い」です。
先週は「暑くてドライミスト設置、面倒だから、こ〜とし〜は、いいかなぁ」などと思ってましたが、この暑さに耐えきれず今年も設置しました。 植物どもももドライミストで暑さをしのいでいるように思えます。

























エアコンは室外機を冷ますと効率が上がると小耳に挟んだので、ドライミスノズルをエアコン室外機まで伸ばして設置しました。