2014年10月28日火曜日

木枯らしが吹きはじめる頃、室内栽培トマト

年を重ねるほど日本語の奥深さに感銘を受けることが多くなるのですが、「木枯らし」とは、よく言ったものです。
冷たい風がピューピューと吹いた夜が明けた今朝は、いつにもまして落ち葉が一気にふえていました。週末になかなかの量の落ち葉をキレイにしたところでしたが、落葉樹たちの葉っぱがすっかりなくなるまで、ひたすら落ち葉をせっせと掃除する日々が待っています。

天気予報を見なくても、肌の乾燥度合いでその日の湿度の低さがイヤでもわかってしまうお年頃・・・ということで、うるおいで評判の高い「ヤギミルクの石けん」を作ってみました。オーガニック飼料で育てられた無添加のヤギミルクのほかに、シアバターとオリーブオイルを使い、さらに保湿効果をねらいました。

























無添加のヤギミルクは、子猫たちのために常備するようになりました。ヤギミルクは、牛乳にくらべて乳糖が少なく、吸収性の高い脂肪分のうえ、ミネラルたっぷりということで、ニンゲン様にもヘルシーなんだそうですが・・・独特のフレーバーがあり、ワタシとしては、風呂上がりに腰に手を当ててゴクゴク飲みたいテイスト・・・ではありませんでした。なので、ニンゲン様はヤギミルクを石けんでご活用いたすことにしました。
























ところで、プランター栽培の秋まき大根を間引きました。
育てるのが苦手な根菜栽培ですが、スーパーで買うと重たくて大変な大根のプランター栽培をがんばっていこうと思います。 間引いた株の葉っぱをかじってみると、まだ苦みが少なく大根の風味がちゃんとします。この間引き菜は、炒めたりうでたりして日々の食卓でおいしく召し上がっていこうと思います。



















今年の室内栽培用のイチゴたち。そろそろ6Lポットに植えかえて、来週あたりから室内へ移そうかなと思います。けっして器用なほうではありませんが、栽培のカンというものは、ズボラなりに日頃から続けていないと鍛えられないと近ごろとくによく感じます。実際に育てて収穫の出来不出来を反省してみて、基本やマニュアルの大切が身にしみてよく分かることが多いです。


























こちらは、一足早く室内栽培をスタートさせたトマトたちです。室内栽培は、屋外栽培よりやはりコストがかかります。なので、「収穫が楽しみで楽しみでしかたがない!!!」と思える野菜をチョイスして育てつづけることが、気長に続けられるコツのひとつでもあると思います。


















近所を車で通過中、植物工場のデモンストレーションをめっけました。さすが、オサレな街ヨコハマです。完成度も感度も高い! 日が暮れるのも忘れて、しばし見学させて頂きました。











2014年10月21日火曜日

スクスク育つ室内水耕栽培と、食い荒らされた屋外レタスたち

秋雨前線が停滞しているのでしょうか? 冷たい雨が2〜3日続くようです。
そんなお天気でも、スクスク育つのが、室内水耕栽培「AerGarden Pro200」のルッコラ&エゴマたちです。



























肥料を培養液に入れるようになってから、順調に大きくなっていますが、たまにプチプチとチギれ、しなびている葉っぱが発見されるのですが、その理由は・・・?


























猫草を食べるついでに、ルッコラの味見をしていったコヤツらが犯人でした。


















屋外のプランター栽培では、遊びざかりの子猫たちによるイタズラ程度の被害ではすみません。リーフレタスを日々の糧に生き延びようとするバッタたちによる食害は、静かな殺意を覚えるほどです。「クXバッタども!!! 葉っぱばっかり喰いやがって! どうせなら茎もキレイに喰ってみやがれ!!!」と、ショックと怒りのあまり、マダムらしからぬ言葉がほとばしった後、ようやく我に返ります・・・

家庭菜園の基本中の基本、防虫ネットをし忘れたばかりに・・・


























猫草とグリーンスムージーのためにGETした「秋蒔き小麦の種」。せっかくなので、プランターで小麦栽培をはじめてみました。葉つゆがさかんに出る生長期、全生長過程の中でも、この頃に一番ワクワクしてしまうのは、育てている人間が老化する一方の年齢だからでしょうか。






































残念ながら今年は花が咲きませんでしたが、真夏は無事に超えられたホワイトセージたちです。真夏さえ乗り越えれば、来年の春には花が見られると思います。


















冬が苦手なアルガンツリー。ヒョロヒョロながら順調に生きています。もう少し丈が伸びて、横枝がバンバン出るようになれば挿し木でふやせるのですが、日本の夏では、生長マックスになれる時期が短すぎるようです。

























先日、今年最後の果実を2、3粒だけ収穫したブルーベリーの「ウッダート」。ひこばえが根元から元気にのびだしてきています。
今年しくじった「バルドウィン」や「ティフブルー」にも、太く元気なひこばえが根元からたくさん伸びだしてきています。「やっと本気を出しやがったか・・・来年は、たあっっっくさんブルーベリー食べるぞ〜!!!!」ともくろんでいます。



























鮮やかなイエローの花を咲かせるセイタカアワダチソウ。この頑丈な雑草が枯れはじめるころは、もう年が変わる頃でしょうか? 









2014年10月6日月曜日

野菜が高い! そこからのキッチンガーデニング。

アワタダしい月曜日の朝なのに、台風が上陸。そんな朝、サボテンのヨコから唐突にたっていた黄色いキノコ「コガネキヌカラカサタケ」。1年に一度くらいのペースで室内のプランターに出現します。


























先日、グリーンカーテンにしていたゴーヤを撤収しました。根っこを抜いてみると根っこにタクサンのツブツブが・・・「おっっっ! これは植物の強い味方、根粒菌か???」
いえいえ、トホホの「根こぶセンチュウ」が出でしまいました。ゴーヤにはつきやすいそうで、これは厄介です。

























化学農薬をつかってセンチュウ対策をすると、有用微生物も死んでしまい、結果的にセンチュウが繁殖してしまう! ということもあるそうで、家庭菜園ならば無農薬栽培でがんばりたいところです。「カラシナを植えてすきこむと、カラミ成分であるグルコシノレートがセンチュウを抑える」という農家のかたの貴重なお知恵を拝借することといたしました。カラシナを育てている暇はないので、今回はおウチでカッピカピになっていたチューブ練りガラシを水でといて、プランターの土にたっぷりと水やりしてみました。




ところで昨今は、買い物に行くたびに、野菜のお値段の高さに思わずのけぞります。
肉中心の食生活には欠かせないレタスをはじめ、青物の野菜が値上がりしているので、先月からプランターでサラダ菜やらバジルやらワサビ菜を育てはじめました、が、やはり屋外栽培は育つのがスロウリィー!!!

ということで、お台所に「AeroGarden Pro200」をもちこんで、葉もの野菜のキッチン・ガーデニングをスタートさせました。レタスは庭のプランターでとっくに育てはじめていたので、かぶってしまわないように「AeroGarden Pro200」では、ルッコラとエゴマを育ててみます。
エゴマの種は蒔いたほぼ翌日にワラワラと発芽し、ルッコラは2〜3日してからボチボチと発芽しはじめました。




















ネコ草が枯れたので、あらたに種まきした「小麦」。「AeroGarden Pro200」のグロウランプのおかげておいしそうに育ってます。
U-Groのココ培地に、かれこれ5回目の種まきですが、ゼンゼン余裕で生長します。
枯れた小麦の根っこが、U-Groグロウバッグの底まで張っていても、へっちゃら。さすがココ培地。


























仕事場では5Kgのミドボンとビール用レギュレーターで、家では小さなCO2カートリッジ用レギュレーターでカーボネーターをつくって、炭酸水をこさえています。夏バテ気味の時や、胃がモタレ気味の時に炭酸水でレモネードを作ったりして飲んでます。
炭酸水は植物にとって光合成するための炭素源になったり、カルシウムをはじめとした必須肥料の吸収促進もしてくれます。

























葉もの野菜は花を咲かせるまえに収穫する生長期だけの栽培となります。そのうえ、水耕栽培は、どうしても窒素がたまりやすい傾向があります。なので葉もの野菜を収穫する一週間前から炭酸水を葉面スプレーしたり、トラッキン'の培養液に少し加えると、葉っぱにため込まれていた窒素を効果的に減らせるのでおいしくなるし、栄養価もアップしてGoodです。





ところで、夢のようにカワイイ子猫たちですが、ぬいぐるみのようにはいかず、食べた分だけ飲んだ分だけ出します。それは、トイレだけでなくカーペットの上はもちろん、最近では布団の上で・・・

























そこで、炭酸水を家でつくれれば、除菌・消臭効果と安全性も高い「炭酸水でつくる次亜塩素酸水」も、つくることができるので、コヤツらがトイレとまちがえた場所を掃除する仕上げに自家製の次亜塩素酸水スプレーをかけて消臭してます。
次亜塩素酸とはいえ、100%パーフェクトに消臭はムリですが、ニオイが気にならない程度にできます。
炭酸水で作る次亜塩素酸水は安全性が高いのですが、炭酸が残っている短時間だけの効果だし、水圧のせいでスプレーからチョロチョロと漏れだしてしまうので、必要最低限だけ作って、使い切らねばなりません。

ちなみに、↑の「AeroGarden Pro200」は、数年間使っていなかったので、使いはじめる前に「炭酸水でつくる次亜塩素酸水」をタンクに注いで、30分ほどシステム内で循環させたあと、しっかり乾かして消毒しました。システムの消毒は、オキシドールがあれば、オキシドールでももちろん消毒OKですが、塩素系漂白剤を水道水で薄めただけだと炭酸ガスが少ないので塩素が残りやすく、しばらくの間は塩素が残ってしまいがちです。



さて、今週は満月です。吸収性が高まる満月にやるとよい作業は、種まき、収穫、害虫防除そして発酵・・・ということで、今週は手作り味噌を仕込もうと思います。


2014年9月29日月曜日

秋とテラリウム

9月になって、暑さも一段落・・・と喜んでいたことが、つい昨日のことのようです。もう10月なんですねぇ。



今年の秋冬、室内収穫目的栽培用のトマト苗をそろそろグロウルームに植えかえるころとなったので、そちらが忙しくなる前に、インテリア方面のガーデニング作業をすませた週末でした。

リサイクルガラスを利用したテラリウムです。増えすぎたハオルチアなどの多肉たちをセットしてみました。芽ざししてい多肉たちが大きくなったら、少しずつ増やしていこうと思います。


















まだ小さなネコたちに荒らされるのは時間の問題ですが、彼らがまだ手が届かないところに置いて、しばしの間、めでたいと思います・・・

















2014年9月19日金曜日

プロパゲーター活用「葉ざしの季節」

「絵や写真もいいけど、壁に飾れる植物があったらいいな・・・」というおヒトは、タクサンいらっさるようで多肉植物やセダムをつかった「succulent wall garden」というものがポピュラーになっています。



























問題は、「チリも積もればヤマとなる、ご予算!」です。小さな多肉の方がやりやすいのでお値段はお手ごろですが、何十個もGETしてニギニギしく多肉を植えこもうとすれば、なかなかよいお値段になってしまいます。
そ・こ・で・・・「ならば、自分で増やしてみよう!」ということで多肉植物を「葉ざし」でクローニングしてみることにしました!!!


抗酸化作用が大きな食べられる多肉植物・・・うっかり食べずにいたら、新芽があふれんばかりになってしまいました。
葉っぱを切り離し、葉ざしにしていきます。



























市販のセルトレイにココ培地をタップリとしきつめ、そこに葉ざししていきます。ココ培地は水や活力剤の培養液で湿らせてから、セルトレイに敷きつめた方が、底穴からこぼれにくくなり扱いやすくなると思います。
プロパゲーターにセルトレイをセットしてから、葉を挿していきました。

挿した葉がぐらぐらして切り口に空気が入り込まないよう、指で培地を軽く押さえて固定するとGoodです。葉を挿し終わったら、最後にスプレーで水やりをして、ココ培地の表面を落ち着かせました。プロパゲータートレイに水が溜まっていると、空気が少なくなり雑菌が入りやすくなるので、トレイの水はしっかり排水しておきました。


今回は、ついでにお気に入りの多肉植物やバニラも葉ざししてみました。


















今ごろの季節は、22℃前後をカンタンにキープできるので、挿し木や葉ざしなどで植物を増やしやすい季節です。

あとは、弱い光があたる場所で、湿度を高めに保つだけです。挿し木や葉ざしなどのクローニングでは、湿度を80%〜85%ほどと高く保ちますが、毎日カバーを外して空気を入れかえなくてはなりません。
プロパゲーターのカバーをかぶせて保湿をします。多肉は葉っぱに水分をたっぷりと含んでいるので、葉ざしだけでなく、子株をそっくり切り取って挿す「子株分け」でも増やしやすい植物です。
















「葉ざし」は、多肉植物だけでなく、トマトやサツマイモなどでも、よく使われるクローニング方法だそうです。

2014年9月16日火曜日

オオマタ歩きの秋

「晩夏」というと、すきあらば夏の猛暑が戻ってこようとしている感がありますが、半そで汗をかきかき歩いてみても、そこいらじゅうにスッカリ秋が満ち満ちています。


一休みで腰を下ろした公園のベンチには・・・クヌギの実が落っこちていました。


















コナラでしょうか?  まだ青々しい色をしたドングリもキレイなものですね。


























雨降りがつづいた後の晴れた日に、広葉樹の林を歩くのがたのしみです。ニョキニョキとたつキノコたちと出会えるからです。

























ご近所の栗の木。このあたりで、ここまで大きな栗の木は、めったに出会うことがなくなってしまいました。


























まんまる巨大なマリモのようなイガグリ。北関東では栗の出荷が始まっているそうですが、川崎ではまだ緑色をしています。




















ローズマリーの畑、とてもきれいです。


























ふとあたりを見渡すと、丘にたつ大きな木々は、すっかりクズに覆われています。このグリーンモンスターがすっかり枯れ落ちるのは、11月ころになるでしょうか・・・?



















我が家の猫たちのためにGETした「キャットニップ」でしたが、「なんか育ちがおそいなぁ〜???」と思っていたら、バッタどもが新芽を食べていやがりました。さっそくカマキリをお招きしました。ハーブガーデンを食い荒らす犯人たちを退治していただきます。

























ちなみに、キャットニップというミントはネコが好きなハーブです。生後7週をやっと過ぎたこのコたちにキャットニップの葉っぱを差しだすと、パクッとくわえて一目散にヒトリジメに入ります。




2014年9月1日月曜日

秋冬、室内栽培への準備開始です。

今日から9月となりました。
先週から涼しい日が続きます。ここぞとばかり、今年の秋冬室内栽培にむけたイチゴ苗の植えかえをすませました。

今年の春にのびたイチゴ「桃薫」のランナー子苗を、ひとまわり大きな1.5L容量のポットへ植えかえました。あと2ヶ月ほどしたら、6L容量のエアロポットへ植えかえて、室内での栽培をスタートさせる予定です。


























先々週は、連日の猛暑つづきでヘトヘトでした。ウンザリする暑さでしたが、ほぼ放置栽培だったカボチャ「バターナッツ」が穫れました。2週間ほど置いて熟成させます。














ところで、雨降りや曇りの日がつづくと、カボチャたちは、とたんに花をたくさん咲かせるようになります。



















ガーデニングが好きな方なら勘づいている通り、「曇りの日の方が、花がたくさんよく咲く」ということがあります。これは、オランダの植物工場技術で大切にされている「温度と湿度のバランス」に通じるかと思いますが、

「温度と光が強くなればなるほど、湿度も高くしなくては、たくさん光合成してくれない・・・」という鉄則があるのです。

その目安は・・・

十分な光があるとき、温度が20℃〜25℃のとき、湿度は70%〜85%あると、光合成が活発になって、結果的にたくさん収穫できるよ。

という感じです。

光合成量のみでいえば、「光の強さ」、「温度」、「湿度」のほかに、「CO2濃度」もかなり大きく影響するのですが、光合成運動をつづけるための材料として、「十分な水分」、「ちょうどいい量の肥料」が不可欠です。そしてさらに「ちょうどよい風」が吹くと、ベリーベストなコンディションが整います。

そ・こ・で・・・

「お天気、温度、湿度、さらに年月日もヒトメでわかっちゃう!!!」温室度時計をつくってみました!


























オンラインショップで、10,000円以上お買い上げくだすった方にプレゼントしておりま〜す!

























温度や湿度など、ベストな栽培環境の整え方については、水やり方法にもコツがあるようです。あたりまえですが、太陽の光が強くなればなるほど、気温も上昇します。気温が高い時期、時間帯ほど、水やりを少量にわけて、回数を増やすとGoodだそうです。たとえば、HPSランプ400W〜600Wで室温が25℃以上になったとき、培地1㎡あたり、1日10Lほどの培養液が必要になるとします(最適な培養液量とは、あくまでも培地の種類や環境で大きく変わり、一律ではありません)。

植物の光合成が活発になるのは、ランプが点灯してから30分後くらいからなので、点灯してから約30分〜1時間後から、ドリップパーツをつかってポタポタ水やりをスタートさせます(CO2もこのタイミングで与えはじめると、吸収がよく、Goodかと思います)。

数時間かけて、水やりをすると1日を通して光合成が活発になるそうです。大切なのは、ランプが消える1〜2時間前には、ドリップを終了させることで、このようにして消灯後の多湿を防ぐとカビ病の発生にもつながらず、ベターかと思います。

あと、ポイントとしては、ポタポタゆっくりドリップ水やりは、高温多湿な環境では、適度な送風が欠かせません。