2016年6月30日木曜日

ハイドロポニックスでも使える肥料過剰のソリューション。

梅雨ならでは、です。
昔使われていた、排水塩ビ管を撤去したあとに苔が現れました。
苔が青々としているだけで、なんとなくその場の景色が際立つのが不思議です。

























仕込みはじめた完熟梅干しは、梅酢がすっかり上がりました。完熟した梅でつくる梅干しは、皮が薄くて果肉たっぷりのフワフワ梅干しになります。この状態で一ヶ月ほど寝かせます。


























今年で1年目のイチジクです。一年目の苗は、果実の収穫は期待せず、株を充実させることに集中させるべき年だそうです。













生長させたいあまり、たくさん肥料をあげすぎてしまいました。葉っぱが肥料焼けを起こしています。「肥料あげすぎの失敗は、ガーデニング好きなら誰もが通る道」と、言い訳したい気分です。





























ということで、肥料を与えすぎてトラブルが起きた時の、ソリューションを紹介します。
CANNA FLUSHは、肥料オーバーのためのフラッシング剤です。


























今回の私のように、肥料過剰で葉っぱが焼けてしまったり、くたっとしてしまった時に、CANNA FLUSHの希釈液を使って、アンバランスになった植物内部をリセットします。

または、濃い肥料濃度の培養液を与えつづけて、残った肥料が白く固まり、培地の表面にこびりついたり、ドリップのチューブやドリッパーを詰まらせてしまった時に、この白く固まった肥料を溶かしてフラッシングしてくれます。

CANNA FLUSHは、天然の有機酸が主成分なので、有用菌などをつかった自然栽培でも菌を殺したりしません。

ココ栽培やハイドロポニック栽培では、定期的に CANNA FLUSH を培地やシステムに流すと、固まった肥料が起こすさまざまざまなトラブルを防ぐことができます。

CANNA FLUSHは、基本的には、肥料焼けを起こした植物のリセットや、培地や土壌に析出した肥料塩類を溶かすためのレスキュー用製品です。というのも、CANNAの肥料は品質がしっかりとしたピュアな原材料を使っているので、廉価品の肥料のような有害金属の心配がないのですが、過剰な肥料がひきこ起こすトラブルへのソリューションとして、CANNA FLUSH は、考案されました。

収穫前の風味改善や糖度アップをねらう場合のCANNA FLUSHの使い方は、収穫準備期間に週に一度CANNA FLUSHを使用し、それ以外の水やりは、水だけか、CANNA BOOSTCANNAZYMのコンビネーション、ココ培地や土壌栽培ならBIO BOOSTを与えて、仕上げていきます。



2016年6月21日火曜日

梅雨におすすめ、その3。「梅干しづくり」

自分でお味噌をつくるようになってから、早5年。
てづくり味噌は、できあがりのクオリティーはさておき、力とやる気と殺菌のコツさえあれば、ニッポンに住んでいる以上、ご近所のスーパーで見つけられる、ごくありふれた材料でつくれてしまう手軽さです。

そしてさらに、「買うとお高いから、国産無農薬の梅干しづくり。」へと発展しました。

無農薬栽培の完熟紀州梅 が昨日とどきましたので、さっそく夜のうちに梅干しを仕込みました。無農薬の国産完熟梅、というだけで相当な貴重品ですが、届いた梅たちはほんとうに美しく、生産者さんの愛情を感じました。「あれ? これはプラムか?」と思うほど、それはそれはよい香りがただよい、さっと洗っただけで仕込みに入れるコンディションのよさでした。


密閉ビンを熱湯とアルコールで殺菌し、水切りした梅たちに対して20%量ほどの粗塩をまぶし、ビンに詰めていき、最後に、重石として二重にしたビニールに水をいれて、梅酢があがってくるのを待ちます。ベリーイージーです!

















一晩たって、底に梅酢が溜まってきました。一瞬「ビニールに穴があいて、水がもれたか? 」とハラハラします。そんな私のようなチキンハートのためのマスト事項として「ビニールは二重にすべし」、なのでしょう。梅酢が梅酢に浸った状態になったら、そこから一ヶ月ほどおいて、天日干しステップへ移ります。

























さて、植物たちの生長いちじるしい梅雨の時期です。追肥にくわえて週に一度ほど、カキガラ石灰やカリウム肥料などをパラパラとまいてます。トウモロコシのゴールデンバンタムも大きくなってきました。




















ところで、身重なからだで、フラッと迷いこんできた我が家のネコ。
当時は、手にさわるだけでもシャ〜シャ〜いっていたのに、今では便通改善のためのお腹と肉球マッサージをみずから要求するほどの変わりようです。


























子どもたちとも仲良しです。























ということで、ネコ画像で失礼します。
エンジョイ! 梅雨ライフ!!!

2016年6月13日月曜日

梅雨におすすめシリーズ、その2。読書

都内の水源を支える利根川水系の貯水量が、5月の降水量が少なかったせいで少なくて心配ですが、今日降っているまとまった雨は、恵みの雨となりそうです。

カスケードばかり、ぐんぐん伸びていました。週末に肥料を追加しておいたので、チヌークやセンテニアルも、今日の雨で、バンバンバンバン伸びてくれると思います。
























さて、朝からシトシトと雨降りな梅雨時期のお休みの日は、読書もいいもんです。
ということでガーデニング好きなおヒトに、おすすめの本を集めてみました。





まず、「お花が好き、小鳥も好き! 虫もへっちゃら! 生き物バンザイ!」というお方に、おすすめの2冊です。

四季ごとに庭仕事を通して出会う、さまざまな生き物たちについての造詣の深さと、あたたかなまなざしに、読んでいて心がほぐれます。
 「二十四節気で楽しむ庭仕事」




























ガーデニングに夢中になりすぎてしまった大人が、読んでいておもわず「ぷぷっ、あるある!」とニヤニヤしてしまうと同時に、耳が痛くもなるチェコの作家「カレル・チャベック」の本です。
園芸家の12ヶ月



























次は、「やっぱり肥料の働きや歴史について、一度はちゃんと勉強しておこう」という、ココロザシの高いおヒトにおすすめの本です

人類の歴史のなかで、はじめて起こった肥料革命によって、地球の人口がどんどん増えていったり、戦争が起こったり・・・「そもそも化学肥料ってなにでできてるんだ? 」というハテナを持ってるかたにもおすすめです。
肥料になった鉱物の物語

























手放せません! 各肥料要素の働きと、効果的な与え方、やたらあげればいいってもんじゃない、バランスが大切!  ちょっと専門的ですが、肥料の過不足症状に対して、まちがいなく自己解決能力がアップする三冊です。
「ミネラルの働きと作物の健康」


























「ここまでわかった作物栄養のしくみ」



























「だれでもできる養分バランス」





























レアな植物をふやしてみたい、新しい品種をつくってみたい! というおヒトには、この二冊。ビギナーでも、なんとか組織培養にこぎつけられる!?
「植物バイテクの実際」

























「遺伝子操作で新品種を作ることが、どれだけ難しいのかだけでも知りたい」おヒトに。
「植物バイオテクノロジー」

































ギラギラと、やたらめったら光を強くする前にできること、まだまだたくさんあります・・・



「ハウスの環境制御ガイドブック」



























「電照栽培の基礎と実践」


























最後に、農家のかたの知恵がぎゅぎゅっとつまっていて、「日本の農業はレベル高いな!」と納得づくしの病害虫トラブル解決ブックです。バイバイ農薬・・・
「自然農薬のつくり方と使い方」
























ということで、なにか気になる本があったら、図書館に行くものGoodですね!



2016年6月7日火曜日

梅雨は、植物園に。

昨日6月6日は、二十四節気の「芒種」でした。「芒種」とは「芒」のある「種」、稲や麦などの「穂」を持つ穀類の種をまく頃をさしますが、関東では5月までにほとんど田植えを終えてることが多いです。

田植えまえの水田に、ツバメのカッポーが巣作りのための材料を集めてました。
ツバメは、思ったよりもずいぶん水が好きなようで、その昔に、建て替え途中で空き地になったご近所の土地から湧水が出てきて、水がチョロチョロと流れ出ていたことがありました。ツバメたちは、日に何度も水のまわりを蝶々のようにヒラヒラと舞っていました。














ところで、今年も梅雨入りしました。ゴールデンウィークからスタートして、なにかと行事の多い5月が終わって、やっと予定フリーな週末にポツポツとありつける頃ではないでしょうか?
梅雨時期の植物園や森林公園は、チルモードなのでおすすめです。
 5月の紫外線バクダンのようなギラギラした晴れた日よりも、うすぐもりな6月なら長くゆったり歩いても、クタクタに疲れないし、木々の香りもGoodです。植物園でいちばん数字をもってるトップスター、春のバラがピークを過ぎ、アジサイなどをのんびり見にこられた植物愛好家のかたが多くなって、雰囲気もベターです。

ミツバチたちも活発に働いていて、かわいいさかりです。

























花粉まみれで、ひとりホーリー祭状態のミツバチ。






































ピークを過ぎても、修景バラと空とのコントラストに圧倒されます。




















平塚にある「花菜ガーデン」は、バラとクレマチスを一緒に植えたいマダムにとって必見です。配色がとても美しく、いままで見たバラ園のなかでベリーベストでした。


















2010年に開園されたとのことで、園内の植物のゾーン配置やディスプレイが、モダンでとてもステキでした。欲しいバラを見つけると、後先を考えず、なにがなんでもGETしたくなるおヒトには、かなりデンジャラスなゾーンですので、これから初めてバラを育てたいおヒトに、とってもおすすめです。
















































バラ以外にも、日本を代表する紅葉ゾーンや、神奈川で誕生した甘柿をはじめとしたパーシモンゾーン、食べるためのハーブや野菜ゾーン、百合ゾーンなど。
系統別に区分けされているのですが、開花時期にあたったゾーンはほぼ咲きそろうため、見応えがあります。



























































一方、こちらは・・・





今年はギリギリ今週の日曜日で終わってしまった、秩父のポピー畑でした。




















初夏の新緑は、うつくしい花々を愛でられるだけでなく活力とインスピレーションがもらえます。しかし、もうひとつのお楽しみは、近くの道の駅やファーマーズマーケットで、その土地のお弁当や食材をたんまり買いこんで家路につけることでしょうか。



























道の駅「はなぞの」JA花園のちかくにある埼玉県花植木流通センターでは、3メートルもある庭木にできる耐寒性の「ココスヤシ」や、テキーラの原料として有名な、2メートルもの「アガベ」こと「リュウゼツラン」、冬もなんとか外でOKで、手軽な庭木にもなる「フェニックス・ロベレニー」や「ユッカ」、そして「コルディリネ、レッドスター」などなどなどが、ベックラお買い得なお値段で売られていました。ちかくには運搬用の貸し軽トラがありまして、「値段に送料は入ってないので、自力で運んでください」ということでのお値段だと思います。

エキゾチックなお庭をお考えの方には、おすすめなスポットです。









2016年6月1日水曜日

TAMAプラントフードの育つ看板。多肉看板。

今年は夏日が多かった5月もおわり、今日から6月です。2016年も折り返しの月にはいりました。

「いや〜、ついこの間までコート着たてのに、もう6月。は〜や〜い〜で〜す〜ね〜。」

だれかと会えば、このセリフをくりかえす頃です。まだ、ちびっちゃいカマキリが、ピョンピョンとすがたを見せました。






















さて、月日が過ぎるのが早く感じるのは老化現象のひとつだそうですが、そんなおとろえる一方のように思える脳みそを、ギシギシッと重たげに回転させ「育つ看板」をつくりました。

「TAMAプラントフード」の多肉看板です。




















日本ではなかなか手に入らないアルファベット・プランターは、今回「coast17」様にご無理を言って制作していただきました。ご多忙のなか、ステキなプランターをホントにありがとうございました。
植物を植えてしまうことが、相当もったいなかったのですが・・・


















植えられる日を待ちに待って、スタンバっていた多肉どもが、とうとうトウ立ちしはじめてしまったので、手の空いた時間をぬって、さっそくレタープランターへ植栽しました・・・




























・・・できました。























かかげました。 


















ひとまずは西陽が強くあたる窓にハンギングし、日よけにしています。































ちょっとあまった多肉たちを星型のプランターに植えました。
このプランター、ホントはステキなステキなステキなランプシェードだったのですが、飾った場所の天井が低すぎて、通過時に脳天にコツコツあたってしまったので、泣く泣く、壁面多肉スターフレームへと変身させました・・・
ごめんなさい coast17さん。しかし、ご近所さまに「まぁ、すてきねぇ。ホントにすてきねぇ。」と褒めてもらえました。付属で送っていただいたランプは、もちろん使ってます。



















だいたい1年前につくった壁面多肉フレームです。室内栽培で出たハイドロ培養液の排液を気がついたとき アンド 気が向いたときに、バシャバシャかけているのですが、ベロベロデロデロ、はみだすほどに大きく生長しました。

























多肉フレームは、関東以南ならば年間を通して屋外で大丈夫で、真冬以外は積極的な水やりと施肥で、思ったより早く大きく生長するようです。しかも、半月ほど水やりを忘れても、そうそう枯れ死ぬ植物ではないところがうれしいです。
ただし、多肉フレームにサボテンはNGでした。冬を越せずに、すべて凍死しました。



と、いうことで壁面多肉フレームプランターは、材料と時間さえあれば、スキルなしで作ることができます。亀甲金網をフレームの内側や表面にタッカーで止めて、乾いた状態の水苔をつめたら、ウッドフレームの裏面を不織布などでふさいでタッカーで止めればできあがりです。亀甲金網の目の大きさは、植える多肉のサイズにあわせますが、S-Mサイズのプラグ苗で目合20mmだと、植え込みしやすかったです。


植える前にフレームプランター全体を水に浸して、水苔をもどしたら、プラグ苗の多肉の根をバケツに張った水に浸して、余分な土を洗い落としながら金網の目に植え込んでいきました。カット苗の多肉も使ったことがありますが、固定できないのでポロポロと落下してしまいました。なので根がついてるプラグ苗が向いてると思いました。

DIYゴコロのあるかたならば、木製のパレットなど廃材でウッドフレームをつくれば、さらにエコロジカルです。