2010年2月12日金曜日

グリーンゼブラのマクロな花

水耕栽培で育てているエアルーム・トマトの「グリーンゼブラ」です。なんかツボミがすごいことになっていたので,マクロレンズで撮りました。

まんなかに微生物みたいなものが・・

トマトの花って、こんなんでしたっけ?















ベランダで育てた時は、普通のトマトの花と同じ花弁が一重でした。

異常花のようですが、面白くてたまらないので摘花しないで見守ります。







循環式ハイドロ・システムのグリーンゼブラは全部で4株おりまして、どのプラントも一番花と二番花は、こんな花がついてます。













これはまっすぐに茎が伸びて育ったゼブラです。

茎のまんなかあたりから、急にスジばって太くなってます。











このゼブラは、いったん根元で茎が曲がってます。
まっすぐ仕立てたプラントよりも、曲がっているプラントの方が、茎がずいぶんと太くなってます。














茎をヨコに誘引すると、トップが起き上がろうとして植物ホルモンのエチレンが分泌されるので茎が太くなるようです。以前にもちょこっと触れましたが、発芽したてのフタバや菊のトップなど徒長を防ぎたいときに、手でやさしくなでてやってもエチレンが分泌されて太くガッシリとコンパクトな樹勢になります。

挿し木を培地や土に植えつける時もナナメに挿すとエチレン濃度が高まって発根が早くなるそうです。今度試してみます。

エチレンは殺菌剤としても使われるくらい殺菌効果が高いので、病原菌からプラントを守る役目もありますし、発根を促したり花を咲かせたり実を熟させたりと、無視できない大切な存在です。窒素が過剰だとエチレンの分泌がジャマされて徒長してしまったり虫や病気に弱くなってしまうそうですよ。


ちなみにこのグリーンゼブラたちは、
まっすぐな茎のプラントも曲がってるプラントも同時に同じだけ花芽がついてます。

元気に育っていれば、いろいろ細かいことは気にすることもなさそうですね。