発芽した「グリーン・ゼブラ」の本葉がちょこっとでてきたので、そろそろハイドロ・システムにセットできそうです。「 グリーン・ゼブラ 」もタイニー・ティムと同じくエアルーム・トマトです。
エアルーム品種というのは、欧米の農村や農家で長い年月をかけて固定化した野菜などが先祖代々受け継がれ、大切にされている門外不出的な品種の総称で、固定種のなかでもとくに「 家宝 」的なニュアンスがおおきいです。
しかし最近になって「 F1品種はあたりまえ、これからは遺伝子組み換え品種で大規模農場が最高 」という大企業のマーケティング戦略のあおりを受けて、米国の小規模農家・酪農家がかなり厳しい状況に追い込まれています。
さらに昨今の「オーガニック・ブーム」も手伝ってエアルーム品種が見直され、いくつかの品種が市場で手に入るようになりました。
エアルームトマトも固定種とおなじでプラントごとに個体差がおおきいです。発芽時期や、実の大きさや熟するタイミングもバラバラなので流通には向きません。
でも、見た目にも味にも風味にもそれぞれ個性があって耐病性も強く実がなるまでの期間が短いので「 コマーシャルグロウには不向き 」でも「ホビーグロウには前向き 」なんです。