2013年12月9日月曜日

わりとカンタン!!! DIYでエアロポニック

ホームセンターが大好きです。
ニッポンのホームセンターは、世界に類を見ないほど、カユいところに手が届く便利グッズの宝庫だからです。


つい先日も、「はっ!これナニかに使えそうだ!」とGETしてしまったのが、こちらの「ローラーバケット」です。耐薬品性が高いPP素材のバケツと、本来はバケツの内容器にすべきものをプロパゲーター用カバーとして、ご活用です。


























ローラーバケットに、循環ポンプ360°マイクロスプレーをプチプチッとセットすれば・・・


























エアロポニック式クローンマシーンが、でけました!!! 

























【 注 】フタ代わりにした「内容器」は密閉性がよわいので、このままだとスキマから飛沫がもれます。



エアロポニック・システムで、スプレーするパーツは、このようになってます。

テッペンが赤い色の360°マイクロスプレー、ホースとホースを90°でつなげられる13mmエルボ、そしてホースの末端をふさぐ13mmホースエンド吐水量が大きめな循環ポンプ、最後に、内径13mmの散水ホースです。




















 ホースの長さや配置デザインは、容器に合わせて決めたらいいと思います。

360°マイクロスプレーは18コの穴から細かなスプレーが360°に噴霧されます。マイクロスプレーに届く水圧が低いと気持ちよくスプレーされないので、ちいさな循環ポンプはNGで、800L/H以上の循環ポンプが必要です。

また、360°マイクロスプレーは、6mmチューブにピッタリはまるのですが、6mmチューブだと、かかる水圧が足らずにスプレーできないので、内径が大きな13mm以上の散水ホースにチューブパンチホースパンチで穴を空けて、360°マイクロスプレーをはめこんで使います。
















市販されているアクアリウム用循環ポンプ(=水中ポンプ)の吐水口の径は、13mm、16mm、20mmなどから選べるようになっています。

なので、汲み上げる高さやホースの長さで流量サイズを決めたうえで、身近で入手しやすい散水ホースとホース継手の径サイズにあわせるとラクチンです(培養液を汲みあげる高さと、ホースの長さの距離が長くなるほど、大きな流量の循環ポンプが必要です)。

ここでは吐水口の径が13mm循環ポンプを使いました。塩ビ製のやわらか〜なホースならば、径が1〜2mmくらい小さくてもピッタリはめられて、ホームセンターでGETできます。しかし、日本でレギュラーな水道の蛇口は16mmなので、ホース用継手の種類は16mm用がメインで、13mm用継手は少ないです。

















↑でつかった黒いホースは、「内径13mmポリエチレン・パイプ」というもので、柔軟性があまりない材質なので、カットしたり穴を開けるのがものすごく大変です。そのかわり経年劣化に強く、環境にもやさしく、肥料もヘッチャラな耐薬品性の高いし、なによりも黒いので培養液か光にあたって劣化する心配もないし、吐水口が13mm径の循環ポンプに直結させたいならばOKだと思います。しかし、継手パーツをとりかえたり、長さを変えたり、配置を変えたいとなると、奥歯を噛みしめるほどの力が必要となり、ヘトヘトになります。


ち・な・み・に、360°マイクロスプレーを使ったエアロポニック・システムは、クローン・マシーンがベリーベストだと思います、というのも、大きく育ったプラントの根っこには、高い水圧のスプレーは衝撃が強すぎるので、あまりよくないといわれているからです。