あっっっ・・・というまに12月です。10月から11月は、モコモコのウールを着こんだと思ったら、次の日はTシャツ一枚で歩く人を見かけるほどのポカポカ日より・・・という妙な秋でした。
とはいえ、空気はキッチリ乾燥しきっていることを、マダァ〜ムとマドモアゼールの皆様は身にしみて感じてらっさることでしょう。乾燥する季節に気をつけなくてはならないことは、なにはともあれ火の用心ですが、こんな時こそ日本のすぐれた水道水で安上がりな保湿対策です。
いつもの洗顔の仕上げにパッシャパッシャと30回ほど冷たい水道水でお肌をパッティングし、その後、間髪入れずに保湿クリームをベッタベッタと塗りまくると、しっとりパツパツになりました。保湿クリームでなくても、白ごま油やマカダミアナッツ・オイルをペタペタ塗っても、エエ感じでした。もう20年も前に小耳にはさんだことですが、人の肌は、水と油を融合させる作用があるそうで、酸化しにくい植物油をお顔になじませていると、シュルッと肌になじんでいくのを感じます。
さて・・・本題です。
2013年、室内栽培はじめました。
私の担当は、いつものごとく「あかねっ娘」です。ココ培地とポッティング・ミックス培土で育てていきます。イチゴはダレにもまかせられませんっっっ!!!
そしてトマトは、Flood & Drain システムの「タイタンS」と、再循環式システム「ジェミニ」でじぇじぇじえっっっ!と育ててもらいます。
フラッド&ドレイン・システムは、フラッドさせる水位と回数がポイントになります・・・
上段の栽培テーブルいっぱいにクレイ・ペブルスを敷きつめるのか?
↓のようにポットにクレイ・ペブルスをいれて栽培していくのか?
でフラッドする回数も変わります・・・というのもクレイ・ペブルスが完全に乾くまえに培養液をタンクからくみあげて培地全体を湿らせるため、培地の量で乾くまでの時間が変わるからで〜す。
寒い季節は、培養液の水温がとうぜん15℃以下に下がってしまいます。15℃以下の冷水は根を傷めてなにひとついいことがないので、サーモヒーターなどで温めてから培養液を栽培テーブルにフラッドさせてます。
昼間と夜の温度の気温差は10℃以内にするのが理想的ですが、なかなかそうもいきません。 ところが、冬でも根のまわりだけを温めて管理すると、室温が低くてもちゃんと生長したと専門雑誌で知りました。
そこで、ランプが点灯する30分ほどまえにサーモヒーターで温めた培養液を一度フラッドしておくと、ランプがついて室温がグングンあがっても根は培養液を吸えているので、葉っぱがしおれたりしません。
肝心の培養液のフラッド方法は、生長するにつれて詳しく・・・
ひとまず、まだこんなチビッコの苗の時は、一日に1回〜2回のフラッドだけでOKです。
フラッドさせる水位は、ドレイン(排水)口のスクリーンの高さで調節しますが、根っこがぜんぜん張ってない幼苗の時は、発芽や発根させたロックウール培地の底のあたりまで水位がくるようにします。
(水位が高すぎると、苗が栽培テーブルをプカプカと漂流することになります。)
そしてフラッドするタイミングは、24時間タイマーで循環ポンプのスイッチをON/OFFさせて制御します。
一回のフラッド時間は一般的に15分間といわれてますが、フラッドされた培養液がたまっていってドレイン口から排水が始まったら、すぐにポンプのスイッチを切るのがベスト・・・
ということで、15分間隔のタイマーではちょっと難しいのでデジタルタイマー(モーター機器に対応のもの)がベストです。