スッキリ晴れわたった青空が、桜色に染まったのは結局、満開直前だったこの日だけでした。その次の週はもう、夕立は降るわ、ついでにミゾレは降るわ、であっという間に路面が桜色になってしまいましたね。
昨年の秋に発芽したホワイトセージの苗たちは、冬のあいだベランダでゆっくりゆっくり育っていましたが、桜が開く陽気になったとたん、アブラムシはいっきに増えるわ、土はすぐ乾くわで、毎日なにかしら緊急の庭シゴトができてしまいます。
↓去年の12月の時の同一人物です。こうして比べてみてはじめて、大きく育ってるのが実感できました。
柿の木も新芽がどんどん広がっています。最近スズメたちが、この木のちかくで巣づくりしているのが、わかりました・・・というのも、ハンギングバスケットのヤシ繊維をワシワシとムシッては、持ってくところを毎朝目撃しているからです。ヤシの繊維はよほど丈夫なのか、カラスにも人気があって、たびたびハンギングバスケットに穴を開けられています。
人々の視線が桜の花に集中する代々木公園では、モミジがなんともかわいらしい花をつけていました。
同じく代々木公園のハーブガーデンでは、アップルミントたちにまぎれて、ホップが新芽を伸ばしていました・・・今はまだどれがホップなんだか、分からない感じです。
この葉っぱがついたツクシンボみたいなのが、ホップの新芽です。気温が20℃以上になると、新しいツルが一日のうちに何十センチもベロベロ伸びます。
ちなみに、生命力の強いホップにも、害虫はやっぱりつきます。アブラムシとか、ハダニとか、イラッとはさせられるけど人体に悪影響のないヤツラではなく、ムカつくニオイを出すマルカメムシとか、あっという間に葉っぱを喰い尽くす「タバコガ」の幼虫だとか、触るとビリビリッとしびれる「イラガ」の幼虫とか、なんともアグレッシブなやつらに好かれます。それでも放置しておくと、タバコガの幼虫なんかは、アシナガバチとかカマキリとか、シジュウカラなんかの小鳥たちに食べられてしまうことも多いので、自然に食物連鎖ができていく経過を見るのも楽しいモノです。
さて、フラッド&ドレイン・システムで昨年の秋から育てているトマトたち、そろそろ手が付けられなくなってきました。グロウルーム天井ちかくのスキマから、トップがニョキニョキと伸び出てしまってます。ひとまずは、トップ(茎頂部)をランプの下まで降ろさなければ光があたらないので、葉かきして茎だけになってる根元の茎をおもいっきり床面に引き下げて、トップ全体にまんべんなく光があたるように誘引しています。
ところで、収穫するのは、果たして早朝がいいのか? 夕方がいいのか? 意見が分かれるところです。ビタミンやリコピンなどの栄養面から考えると、エネルギーの消耗が少ない日の出前のほうがヨサゲなんですが、「無機窒素が、アミノ酸などのウマミや重量のもとになる有機窒素へ変わるのは光合成している間のはず・・・」と、考えがまとまりません。
ということで、朝と夕方にあたる時間帯に、グロウルームで完熟したミニトマトたちを食べくらべてみました。
まずランプ点灯30分前のミニトマト4つばかり糖度を測ってみると「8」。味は「ゼンゼン酸っぱくない。でもそこまで甘くもない。可もなく不可もなく・・・」
つぎに、グロウランプが消える1時間ほどまえに、同じくらい完熟していたミニトマトをいくつか、試してみました。糖度は「8」で変わりません。ところが、味の方は朝よりもエグ味がなく、食べやすかったです・・・とはいえ、たった一回試しただけではなんとも心もとないので、今後も機会をつくり食べくらべていこうと思います。
それにしても、COCO培地とTERRA培土で育てたミニトマトのほうが、ダンゼン味が濃かったな〜
ちなみに、水耕栽培でそだつトマトは、皮がしっかり厚くなることをひさしぶりに思い出しました。(トマトは、水が多いと皮がかたくなると言われています。)