盆栽の管理がとても苦手です・・・イキイキと育ってくれると、ついついさらに大きなポットで大きく大きく育ててしまいたい衝動が抑えられなくなります。
そんな理由で、盆栽にしていた蝋梅を大きなポットへ植えかえてしまったので、空いた鉢には「八房杉」を植えました。「色白は七難かくす」と申しますが、「ウツワがいいと、料理と盆栽はよく見える」と、つくづく思います。こちらの鉢は、とってもおススメです。
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先週から本格的に本格的にスタートさせた室内栽培のトマトです。これから大きなポットへと鉢増ししていきます。
丈が小さくてすむイチゴは、高さを取らなくてすむので室内栽培で育てやすい果菜類です。栽培期間が長い植物は、とくにココ培地がおススメです。なにより水耕栽培システムほど肥料を浪費しないのに、オイシくなるし、おサイフにやさしくもあります。
品質がたしかなココ栽培やポッティング培土栽培は、水耕栽培に引けを取らないほど生長が早く、しかもオイシく育つうえ、肥料コストも抑えられます。
早朝に、葉つゆがでている苗は根っこが元気な証拠なので、たくさん水分と養分を吸収できて、生長が早い優秀な苗でもあります。好きなときに培養液を吸える水耕栽培なら毎朝、乾いてから水やりするココ培地などは水やりしてから数日間、葉つゆが見られると思います。主に生長期間に、新しい葉によく出ます。
強い肥料をきらうイチゴは、葉つゆが乾いたあと茶色く焼けてないかどうかチェックしています。葉のフチが茶色くなっていたら、培養液の肥料が濃すぎるサインです。肥料が濃いと、いろんな病気が出やすくなります。イチゴの室内栽培をやりはじめてから今まで、炭そ病やウドンコ病を出したことはありませんが、アブラムシは毎年ゲンキに登場させてしまいます。ということで、今年は農家さんの民間農法テクニック、ミカンの皮でアブラムシよけにトライしてます。
乾燥する季節はグロウルームを閉め切って保湿したいところですが、そうすると室内の炭酸ガス濃度が薄くなってしまいます。今年は加湿器はつかわず、ひっじょ〜にローテクな加湿テクニックを駆使してます。炭酸水を張ったバケツに大判のタオルを浸してぶらさげ、「毛細管現象」による「加湿+加炭酸ガス」作戦です・・・朝に炭酸水をバケツに足しておくだけですが、これがなかなかヨサゲな予感です。
ランプ点灯からほぼ1時間後、空気中のCO2濃度は理想的な650pmになってます。ここからさらに3時間たち、室内の温度が上がるとCO2の気化がすすみ770ppmにあがってました・・・
最新の施設栽培の研究では、「日中に添加するCO2濃度は、低く長くがいいらしい・・・」という結果がでてます。
2000ppmの高濃度CO2を午前中の数時間だけトマトのビニールハウスに入れるのが従来の栽培方法だそうですが、それだと葉っぱや茎がよく伸びるけど、果実の収穫量はCO2を入れない場合と大きな差がでなかったとのことです。ところが、朝から夕方まで600ppmのCO2を最適な湿度といっしょにキープした場合、果実の収穫量が、約1.25倍になったそうで、つまり、CO2をたっぷり入れてあげて光合成量をふやしても、果実が増えるとは限らないということのようです。
一方で、挿し木とりでは、1500ppmくらいのCO2を日中に数時間だけ入れてあげると、発根も早く根量も多く、生長も花つきもベストな苗に育つという研究結果が菊栽培ででてます。短時間で高濃度のCO2は生長促進にはたらいて、長時間ほどほどのCO2+湿度は、花や果実を豊かにする生殖促進にはたらく・・・ということになるんでしょうか???
肥料も光もCO2も、トゥーマッチに与えればいい結果が出るとは限らないところが、やっぱり植物のオモシロさだなぁ、と思います・・・高濃度のCO2添加は、ムダが多いうえに、やっぱりとっても危ないと思います。