メロンが、こんなに生長スピードがはやいとは想像だにしていませんでした。
ところで、小さな苗を育苗ポットやプロパゲーターから、収穫まで使用するポットやハイドロ・システム、または畑に苗を植えることを「定植」といいます。
苗の定植タイミングは、早すぎず、遅すぎず、がベリーベストですが、育てる野菜の品種や季節によって定植すべき丈のサイズとか本葉の数とか、交配した種苗屋さんのサイトなどで調べるとすぐ分かると思います。
メロンの秋冬栽培の場合、本葉が2.5枚でたときが定植タイミングだそうですが、先週末には、もうとっくに本葉が3枚大きく展開してしまったので、今週はじめに「タイタンS」にセットしました。
「タイタンS」は、フラッド&ドレイン・システムです。日照時間帯(=室内栽培ではランプ点灯時間帯)に、ほんの4〜5回ほど培養液を栽培テーブルにフラッドさせて養水分を与えていく仕組みで、培養液をくりかえし使うため、培地は大粒サイズのクレイペブルスを使います。
定植からまだ間もなく根が伸びていないので、ランプ点灯30分後にフラッドを1回のみでOKです。フラッドのために循環ポンプをONにする時間は、ほんの3分間だけです。
フラッド&ドレイン・システムは、デジタルタイマーで循環ポンプをONにすると、培養液が栽培テーブルにくみあがり、循環ポンプがOFFになると培養液が下段のリザーバータンクにおちて排水(ドレイン)されます。
フラッドからドレインまでの時間の長さは最大でも15分以内にすることがポイントです。「貫通継手用ジョイント」をふやすほど培養液がたまる水位がたかくなりますが、最高水位は培地の1cm下までにしないと、苗が浮き上がり漂流してしまいます。
フラッド回数は、培地の乾く速度にあわせるので、気温が高くなればなるほど、そして株が大きく育てば育つほど、フラッドする回数は増え、だいたい4〜5回です。
日当たりの悪い場所や苗が小さな時は、1日1〜2回で十分です。