さて、ついに発売の日を迎えました。「pHull Spectrum 315 CMH フィクスチャー」のご紹介です。 「フルスペクトラム315CMHフィクスチャー」は、CMH315Wランプ専用のバラストとリフレクター一体型軽量ライト・システムです。
(ご好評いただいておりましたLUMii SOLAR CMHフィクスチャーは、メーカーによる仕様変更のため、今後100VAC非対応となるため取り扱い終了となりました。誠にありがとうございました。)
北米カリフォルニアのグロウライト開発者デザインのジェネリック・プロダクトである「フルスペクトラムCMH」は、従来のCMHフィクスチャーよりも、デザイン性が高いことと、そしてなによりも充実したセーフティー機能により、堅実で安定した動作が最大の特徴です。
青と赤のLED点滅パターンで、デジタル・バラストのコンディションをお知らせ。
突然ランプが消えてしまったり、点灯しない原因を把握できるので、ユーザー自身で電気環境を改善して、安心して使い続けることができます。 電圧不足やエラーの発生時にバラスト保護機能が働いてシャットダウンするので、突然の故障や短寿命も防ぎます。
さらに・・・
10000K(紫)は、収穫前のほんの1〜2週間だけに使用するUVAとUVBを強化させたフィニッシャーです。フィトケミカルを増加させる効果がもっとも高く、紫色を感じる10000K(紫)。 10000Kは、長期間だらだらと使ってしまうと、植物といえども紫外線ストレス過剰となってしまうため、収穫直前の期間だけに限って、シャープに10000K(イチマンケーと読みます)へと切り替えることがポイントです。
ということで、グロウランプといわれる植物育成専用ランプの中での、現時点でのCMHランプのポジショニングについて、だれしもが当然気になる事かと思いますが・・・北米とヨーロッパ全体のレビューとして、本格的にHPSからCMHへの移行が進んでいます。
その理由としては、もちろん学術的な栽培効果の勝敗もありますが、なによりユーザーの使用感から、CMHを選ぶ農産物生産者(ホビーグロワー、コマーシャルグロワーともに)が増えているからなんですねぇ。
従来の赤色と青色だけを強化したHPSランプから放射される光のほとんどが、じつは植物が光合成で使用しておらずムダになっていたという結果が研究によってわかっています。
つまりHPSランプは、放射される光はもちろん、使用電力もムダが多くなってしまう、ということになります。
一方で、植物育成ランプのなかでもっとも太陽光に近い、近紫外線から赤外線までのフルスペクトラムを放射するCMHランプの光であれば、植物はもっとも光合成が活性化され、免疫システムの強化や、植物ホルモンバランスの最適化による生長促進効果が高いため、使用感としては、CMH315Wのほうが HPS600W(HPS400Wではなく!!!) よりも満足な収穫ができたグロワーが圧倒的に多い、という結果が出ています。
栽培効果だけでなく、発熱量や消費電力、そしてランプの寿命が長いことなど、相対的にコストパフォーマンスもよいと評価するグロワーが多いため、世界的な動向として、HPSユーザーが、CMHランプへ次々に移行しているのが事実です。