2020年6月10日水曜日

挿し木苗は早く大きく、野菜や果樹は多収穫に育つハイドロポニカリー栽培!

先週の土曜日は満月でしたので、去年の秋から栽培をスタートしたヒヨコ豆をとうとう収穫しました。
(ヒヨコ豆がおもしろいほど発芽するエアレーションによるプライミング処理)
https://desktopfarmer.blogspot.com/2019/11/2020.html

そしてついに「いつが食べごろなのか?」の答えも見つかりました。サヤがまだ青く、軽く指でつまんでみたとき豆が大きくなっていれば、塩茹でしただけでホクホク甘く香ばしく、おいしく食べられます。サヤが茶色くなったものは豆が固くなるので、この辺りの事情は「枝豆と大豆の関係と同じ扱いでよし」、と考えられそうです。






ご近所のインドレストランのご主人に、収穫したばかりのヒヨコ豆のレシピをお聞きしたところ「生タマネギをスライスして、塩、レモン汁、チリペッパーetc・・・とミックスするとオイシイよ! 豆? ゆでないよ、そのままでおいしいよ!」とのこと。カチュンバー的なものでしょうか。夏バテに効きそうです。


収穫したままのヒヨコ豆を撮影していると、母ネコが「キャットニップ かにゃ?」と様子を見にきました。







母ネコにつられた息子ネコもワクワクと登場しましたが、私の顔を見て「ゲッ! オマエいたのか!!! 」。 まさに今、換毛期のネコどもは 私に抱っこされてしまうとブラッシングされると理解しているので、すぐさま逃げられる体勢をとります。








そして翌日の日曜日は、気温も湿度もちょうどよく初秋のような心地よいお天気でしたので、草刈りをしました。すると地植えして2年目のエリンジウム・ビッグブルーが花を咲かせてくれていました。アザミの一種ですが、花だけでなく茎もあざやかな瑠璃色をしています。植えた去年は咲きませんでしたが、一足先に花が終わったクリムゾンクローバーとフラックスフラワーが土を耕してくれたのか、近くに植えた宿根草はみんな元気に育っていました。











緑肥にうもれていた西洋アジサイ「ディープ・パープル」も、地植えしたアジサイの中では一番はやく鮮やかな花がつきました。アジサイもバラとおなじく、育てているうちにどんどん別の色が欲しくなってしまうのが困るところ・・・








一方これは、ご近所さまに分けていただいたヤマアジサイの枝です。毎年こちらのお家の前を通るたびに、きれいな白い斑入りの葉を持つアジサイに見とれていましたが、先日室内栽培のトマトやらジャンボピーマンをお分けしたところ、「え? こんなのでいいの? 枝持ってって!」とバキッと折り取ってくださいました。






天にも登る気持ちで「根っこ出てくるの、いつになるかなぁ???」と花びんに挿しておいたら、ほんの1週間で発根してくれました。特製のポッティング・ミックス培土に植えかえ、培養液を与えるハイドロポニカリー栽培で 大切に大切に、そして またたく間に大きく育ててみせます。







このケニアローズは、切り花から挿し木にして発根させたあと、ココ培地とポッティング・ミックス培土1:1にミックスした培土に植え、培養液を与えてハイドロポニカリー栽培をしてきました。バラの新苗の一般的な管理方法では、一年目についた蕾はつみとって株を充実させたほうがよいのですが、ハイドロポニカリーな栽培方法で挿し木の管理をすると、卑劣といえるほど生長が早いのでツボミは取らず咲かせてみました。秋に大きな鉢に定植したあとは慣行栽培していこうと思います。








このバラは、こんなふうに去年の今頃 挿し木取りをしました :




それはそれは愛してやまないキング・プロテア「リトル・プリンス」。しかし日本では、栽培方法がまだあまり見つからないレア・プラントでもあります。ムチャな管理をしなければ、思ったより水が好き、肥料も好き、半日陰でもわりとヘーキそうです(ソーラーLEDスポットライトの補光をしてますが)。枯らすのを怖がりすぎると、「こんな肥料をあげたらどうかな?」という挑戦ができないので、思い切って4鉢に増やしました。







プロテアに花芽が上がってきました。何度も枯れ殺した結果、リン酸石灰や石灰は土に入れてはいけないとわかりました。しかしエプソム塩微生物資材は、こまめに与えた方がよく育ちます。また、週2回ほどを限度に、液体のリンカリ肥料開花ブースターを2000倍以上に希釈して葉ウラにスプレーするとツボミがたくさんあがることがよくわかりました。





また、土が乾いたタイミングで、ヨーグルトや納豆などの発酵食品容器をすすいだ水(50倍以上希釈)に、砂糖か米ぬかをほんのヒトつまみほど入れてたっぷり水やりすると根っこの生長が促進されると感じています。これからプロテアのツボミが大きくなりますが、何日も雨が続く時は簡易温室などに入れて雨除けしないと、せっかく咲く寸前のツボミがいじけてしまうことも学びました。







「 いくらキレイな花がたくさんあっても、腹はふくれないぞ! 」ということで、収穫を目的とした栽培ももちろん楽しんでおります。

人気が高くタネがなかなか見つからなくなってきた在来種「ゴールデンバンタム」、雄穂(ゆうずい、ゆうほ)が見えてきました。トウモロコシはトップから雄花が直立するように出穂(しゅっすい)し、葉っぱの付け根から わき芽のごとく雌穂(しすい)が現れて、受粉すると「トウモロコシ」に育ちます。ガーデニング好きなら誰でも知ってますよね!

おなじみハイドロポニックのスケジュールは、オランダの施設栽培者向けに開発された6Phaseをベースとして家庭菜園用にしたものなので、極早生から早生品種果実を短期で収穫する夏野菜全般にあてはまるよう開発されています。








白桃が大きくなってきました。もう袋がけをしなくてはならない時期だそうです。
桃の果樹も、GETした一年目はひたすらハイドロポニック肥料の培養液を与えて、根と地上部を充実させることに努めました。







耐寒性の高いパパイヤも植えてみました。青パパイヤでソムタムを作ることがゴールですが、3つの苗のうち、一株はダンゴムシに食い尽くされてしまいました。







せっかくGETした苗をひとつダメにしてしまい、ささくれた心を鎮めるために、スーパーマーケットのプライスダウンコーナーで見つけたパパイヤをおいしく召し上がった後、タネを撒いてみましたが・・・笑えるほど発芽しますね。
ちなみにパパイヤは、基本的に雌雄異株なので、オスメス両方あったほうがたくさん収穫できるとのことです。









 ということで、ハイドロポニック栽培用の肥料、活力剤は夏野菜の栽培だけでなく、果樹や花木、庭木の苗を確実に大きく早く成熟させるために1年間だけ使う、という活用方法もオススメです。苗のうちは有機培地に根を張らせておいた方が、のちのちに土壌や大きな鉢に定植するときスムーズですので、ココ栽培ポッティング・ミックス培土のどちらかを使った方がいいと思います。