2020年7月2日木曜日

果実の収穫とホップの開花

生まれてはじめて、自分で育てた桃を収穫しました・・・ついでにブルーベリーも。正直、モモの無農薬栽培がこんなにむずかしいとは思いませんでした。






なにしろ肥料にはコト欠きませんので、早く大きく確実に育てることはできるのです。しかし、熟しはじめて芳香を放つモモの果実は、虫たちにも大人気で袋がけの上からカメムシどもはチューチュー果汁を吸ってやがるし、アリンコたちは小さな穴をあけて中に入り込み、モモの食べ放題状態です。くやしいので茶色く変色したところを削り取って、モモの果肉をたべたところ、それはそれはウットリするほど甘くおいしく、来年が楽しみになりました。




ご近所の方に分けていただいたアジサイの枝の挿し木、発根してからポッティング・ミックス培土に植えました。培土に植えてから1週間ほどはずっと葉っぱが萎れていたので、「こんなときこそアドバンスド・アミノの葉面スプレーだな!」と思いスプレーしたところ、笑えるほどシャープに葉がピンと立ち上がりました。
我々の夏バテにはタンパク質、植物のリカバリーは低分子アミノ酸がベストですね。








 さて、ハイドロポニックのみならず、あらゆるガーデニングシーンで定番化した布製ポットですが、私はインナーポットに使うのが好きです。





バラや室内の観葉植物などは、インテリア性の高い鉢カバーを使いたいと誰しもが感じるかと思いますが、バラは根っこに酸素をたくさん吸わせたいし、インテリア性が高いポットは重厚感があるものが多く、水やりの時に鉢が重すぎて腰が痛くなったり床を傷つけたしまったりもします(経験済み)。
インナーポットをエアロポットにすると、バラならば鉢カバーのスキマができて通気性が高まりますし、観葉植物の場合はインナーポットだけスポッと抜いて水やりすることができます。なによりパーライトなど粒子が細かな培地がポロポロと落ちないので床を汚すこともありません。さらにエアロポットは、毛管作用が高いので、土をカラカラに乾かしてしまったとき、受け皿に水をためてポットごと浸せば、培土全体にムラなく水分がしみ渡ります。




いつぞやの秋の台風で、強風に倒されてテラコッタの鉢がパカっと割れたしまったため、急遽プラッチックの SUPEROOTS エアーポット に植えかえたガジュマルです。深く考えないままエアーポットに植えてしまいましたが、室内に置いておくと無数の穴からパーライトやらココ培地が、雪のようにパラパラと舞い落ちます・・・くる日もくる日も。ややストレスです。さらにSUPEROOTS エアーポット は構造的に毛管作用がほとんどなく、底面吸水システムにもあまり向いていませんので、個人的には 「SUPEROOTS エアーポットにベリーベストな培地は、大粒のクレイペブルスだけかな? 」と感じています。








今年は、緑肥のおかげで根張りよく育つことができたホップたちが順調です。チヌークホップもカスケードホップも、さかんに毛花がつき、毬花へと育っています。





にっくきマルカメムシと、チヌークホップの毬花です。これからPK肥料などを与えていくので、ドンドン玉伸びするといいなと思います。








「なんでかな〜?」今年のプランター栽培のカスケードホップは、いまだ毛花すら出る気配がありません。ちなみにホップのツルは伸びるに任せておくと、まっすぐ上へ上へと伸びていきますので、誘引ネットがある場合はツルのトップを横へ横へと誘引すると、バランスよく窓全体をカバーできます。クレマチスやつるバラの誘引とよく似ていると思います。







ホップのツルを横へ誘引する時は、絶対にトップ(ツルの先端)を切らないよう気をつけてください。ツルのトップを切ってしまうと、生長がストップしてしまいます。






植物の茎頂部では、オーキシンなどの生長ホルモンがさかんに作られて根っこに送られることで根が伸びるため、ツルの先端をカットしてしまうと根っこの生長が遅くなってしまいます。

ホップを定植してから3年以上たち、間引かなければならないほどツルがたくさん出てくるような場合は別ですが、はじめて植えた年などは根張りがまだ少ないので、ツルを切らないようにしたほうが、早く大きく生長します。