2020年10月20日火曜日

SANlight Q6W Gen.2 LEDで、発芽苗から育ててみる。

 今年生まれた、近所の野良ダヌキたちの被毛がフサフサとしてきました。

少しずつ秋が深まってきた証拠ですね。






さてさて、発芽したミニトマトとミシマサイコ ですが、
光を求めてヒョロ〜ンと徒長してきました。





フタバが光の方に傾いてしまうようになったので
いよいよSANlight Q6W Gen.2 245Wの下にセットすることにしました。






広領域なスペクトルを放射するSANlight Q6W Gen.2は、消費電力が245Wです、MHランプなどHIDランプの250Wよりも植物への作用が強いため、
苗から使う場合は M-Dimmer で光強度を弱めないと苗が焼けてしまいます。






SANlight Q6W Gen.2
 
は天井ギリギリに固定します。
この位置に固定して、発芽苗から収穫までM-Dimmer で光強度を調整していきます。





M-Dimmer の白い面を本体に向けて、ポンポンと軽くタッチするたびに
100% → 80% → 60% →40% 出力を調光できます。





この高さで、もっとも弱い40%に調光すると約2,600ルクスほどの明るさに。
晴れた日の窓辺、または発芽苗のフタバが光負けせず間延びもしない程度の明るさです。





苗を育てる光の強さを示す数値は、PPFD(光量子密度)のほうが適切ですが、まだ感覚的にわかりづらいので、LUX(照度)で示しました。

ただ、苗に当たっている照度(ルクス)が同じでも、照明の種類によって発熱量がかわり、栽培効果も変わるので、光が強すぎないか心配な時は、セットする初日だけ発芽苗を照明の真下から50mほど横っちよにずらして設置します。

翌日フタバが光の方を向いていれば、光が足りない目安なので照明の真下に設置します。






室温18℃〜24℃、湿度は70%〜80%と高めにして、
一日に一度はプロパゲーターのカバーを外して空気を入れかえますが、
培地がカラカラに乾かないように注意が必要です。

培地が乾いて水やりをする場合、本葉がでるまではベース肥料はいりませんが、
など根の活力剤は効果があります。どれかひとつだけで十分です。

いずれかの活力剤と、スーパースライブのコンビネーションがおすすめ。


根の活力剤を培地に水やりする場合は、pH値を5.8に調整すると、根の吸収を助けるとともに、培地を清潔に保つ効果もあります。


葉面から養分を吸収させる場合は、浸透圧で葉ウラから勝手に養分が吸収されるため、活力剤の希釈液を葉面スプレーする場合は、pH調整しなくてもOKです。

室温が高い時にスプレーした場合は、プロパゲーターの換気フタを開けるか、軽く風をあてるなどして培地がカビないよう注意が必要です。