今年もブッドレアが咲きました。アゲハ蝶、モンシロチョウ、いろいろな蝶々がこの花の蜜を吸いにやってきます。
今年初めてカシグルミが実りました。クルミの木は思いのほか生長が早く、定期的に主幹を切り戻して低樹高で育てようと思います。
さて,植物の性質として花を咲かせる生殖生長(開花期)に入ると、花や果実に養分のほとんどを使ってしまうので根の生長が止まります。そのため、花が咲き終わると、必ずと言っていいほど黒星病が出て多くの葉を失います。しかし、ハナバチたちをこよなく愛する私としては、意地でもバラを無農薬で育てたいので、新しい葉っぱや根の生長を促進しつつ、葉っぱのカビ病を殺菌できる(と言われている)紫外線を活用することにしました。
380nm付近を中心とした、いわゆるブラックライトの光は紫外線A波とも呼ばれる近紫外線のUV-Aが多く含まれ、植物に対しては、「徒長抑制、抗酸化成分の増加 コンパクト化。クチクラ層を肥大させ葉を厚くしてカビ病の侵入を防ぐ。UV-Bよりも安全に免疫を強化させる」といった効果があります。
雨ざらしでもへっちゃらで、しかも太陽光でバッテリーをチャージできるガーデンソーラーLEDライトですが、日本では手頃な価格のブラックライトソーラーLEDがなかなか見つかりませんでしたが、ハロウィンがさかんな海外諸国では、蛍光色のデコレーションを際立たせるためにブラックライトLEDがたくさん流通していました。
このブラックライトLEDは、日没後センサーで点灯します。そうとう怪しい光景になりますが、その効果は期待以上でした。ブラックライトの光が照射されている茎から新芽がたくさん出てきたのです。
近紫外線に対する植物の反応は、植物の種類、生長段階などで大きく変わるので活用方法はまだ確立されていませんので、光周性の反応に注意が必要ですが、例えば病害虫に弱い苗の段階や、カビ病に弱い葉ものやブドウなどフルーツの家庭菜園で近紫外線を当てれば、徒長防止、免疫力アップ、カビ病の予防、抗酸化成分やビタミンなどの栄養価がアップするなど、メリットは少なくないと思います。