CANNAルート・プラグで発根させたトマトの挿し木をロックウール・ポットに定植するステップを紹介します。
エアロス(DWC)や、ジェミニ(再循環式)など既製品をはじめ、フラッド&ドレイン・システムなどDIYハイドロポニック・システムでの栽培のスタートにも最適です。 また、挿し木の段階で発根する根が多ければ多いほど早く大きく生長するので、結果的にたくさん収穫できる苗に育つだけでなく、時間とコストを節約できます。なので、一本でも根が多く出る挿し木培地を選ぶことは、ものすごく重要なのです。
CANNAルート・プラグのサイズはロックウールポットGrodan DELTA 6.5G のホールにピッタリサイズでなので移植した時に活着がスムーズです。
ロックウールに挿し木苗を定植する場合、その1日前に前準備がはじまるのでバックリとした手順を紹介します。
- すべてのロックウールはアルカリ性なので、使う前にプレ・ソーキングが必要です。もしそのまま使うと、とくにDWCシステムで培養液のpH値が上がりすぎてクヨクヨ悩むことになります。悩みやトラブルを防ぐためにも、使用する1日前にロックウールを水道水で洗い流してからpH5.5に調整した水に一晩浸しておきます。さらに詳しい情報はこちら
- ロックウール・ポットのプレ・ソーキングをすませて成分調整ができた翌日以降、まず培養液を用意します。CANNA Start(幼苗専用肥料)とCANNA Rhizotonic(根の有機活力剤)を希釈した培養液をロックウール・ポット全体にいきわたらせます。
- あらかじめ CANNAルート・プラグで発根したトマトの挿し木苗を差し込みました。
- 定植直後の挿し木苗はかならず弱光、湿度高めの環境で管理し、翌日に葉がピンとして元気であれば幼苗期間に適した光の強さで管理します。
数日後、CANNAルート・プラグからロックウール・ポットに根が伸び出して無事活着しました。
ロックウール・ポットの表面に根が張っていることが確認できます。
ロックウール・ポットの底からも、根がしっかりと伸び出しています。
CANNAルート・プラグは、不活性な無機培地であるロックウールとも相性がよく、今回のようにロックウール・ポットに定植した後にすばやく活着し、根の生長が早いうえに扱いやすくカンタンなステップですみます。
ロックウール・ポットの苗をハイドロポニック・システムで育てていく場合、ハイドロ・システム専用に開発された肥料CANNA Aqua Vega やDutch Formula がおすすめです。