前回は、CANNA ルートプラグで発根させたトマトの挿し木苗をロックウール・ポットに植えました。
ロックウール・ポットに挿し木苗を植えた前回の様子
前回、CANNA ルートプラグで発根させたトマトの挿し木苗をロックウール・ポットに植えましたが、今回はロックウール・ポットの底から根が伸びだしたので 循環式ハイドロポニック・システム GEMINI に定植するステップにすすみます。
- まずは前準備です。
循環式ハイドロポニック・システム GEMINI にセットする培地 Aqua クレイペブルス (内底あり=10L 内底なし=18L)を水で洗い流します。洗濯ネットに入れて水道水で洗い流すとあつかいが楽です。目安はある程度水が透明になるまでです。
初めて使うAqua クレイペブルス やハイドロトンなどもロックウールと同じく、プレ・ソーキングが必要です。その方法はこちら
たのしく復習!? “The Basics of Hydroponics〜 培地編 その2
再利用のAqua クレイペブルス を使う場合は、ハイドロ・システムにセットした状態で、CANNA FLUSHの希釈液でフラッシングすることもできます。CANNA FLUSH 40ml : 水10Lの割合の希釈液に培地を24時間浸し、翌日に希釈液と同量の水道水でよく洗い流せばOKです。
ただ、基本的に循環式ハイドロポニック・システムは、根っこと培養液が接する時間が少なく、AerosをはじめとしたDWCシステムほど培養液のpHやECが大きく変動しないので、あまり神経質にならなくて良いシステムです。 - 培養液をドリップする時間をセットします。
循環式ハイドロポニック・システムでは、循環ポンプをONにして培養液をドリップさせる時間をフロウ・タイム、循環ポンプがOFFになり培養液がドリップしていない時間をドライ・タイム、などとよびます。循環式ハイドロポニック・システム GEMINI に植えたあと、根が十分に伸びるまでは1日に1回(10分程度)フロウ・タイムを昼間におこないます。これで十分です。まだ根が発達していない苗は、ドライ・タイム(培養液がドリップされていない時間)に根が生長します。苗が大きく生長するにつれてフロウ・タイム回数を増やします。
デジタル・タイマーで循環ポンプを作動させれば、培養液をドリップさせる「フロウ・タイム」と培養液をドリップさせない「ドライ・タイム」のコントロールが簡単です。
循環式ハイドロポニック・システムの概要や使い方につしてさらに詳しくは、こちら: