今年もバラの季節がやってきました。今回は、関東最大級のバラ園である京成バラ園に足を運びました。
生産終了となったパット・オースチン。気温が高い春の花はすぐ開いて散りやすく花持ちがあまり良くありませんが、とにかく大好きで我が家では「ほぼ食品原料でできたスプレー式農薬のみを使用する」減農薬で育てています。(カプリン酸グリセリル、ソルビタン脂肪酸エステル、 ヤシ油脂肪酸グリセリドなど)
バラの減農薬栽培はカンタンではないので、耐病性が高い品種を選ぶことなどがポイントですが、何よりキッチリ・しっかりした生産者様の大苗を選ぶことがとても大切だと思います。このパット・オースチンは「コマツガーデン」さんからGETしました。大正解でした。
「危険な農薬や消毒なしでこれだけ咲いてくれれば、大満足!」と毎年思います。
とはいえ、3年以上待つ覚悟があれば、たった15cmの挿し木苗からスタートしても、ほぼほぼ無農薬でバラを咲かせることはできます。半ツル仕立てにしたグラハム・トーマス(ジュード・ジ・オブスキュア だと思ってましたがちがいました)が、半日陰の不利な栽培環境でもよく咲いてくれます。
イングリッシュ・ローズは、もともと「半日陰+鉢植え」という劣勢環境でもたくさん咲いてくれる優秀な品種が多いのですが、無農薬栽培にチャレンジした最初の頃は3株ほど枯れ死なせてしまいました。
試行錯誤した結果、ERは高温多湿に弱いので、鉢植えにしてエアコンの室外機の上や、風が通る場所においたり、ファブリック製ポットに植えて根域の通気性を保つようにしたら、花つきが良くなりました。
そしてなにより、悪条件のバラ管理に農薬よりも効くものが!!!
それは「酢っす。」そうです「お酢」でっす。
それは「酢っす。」そうです「お酢」でっす。
ありがたいことに「お酢」は、病害虫の防除だけでなく、光合成の代わりをしてくれるんですねぇ(室内栽培にはNGです)。日照不足の時など農作物に「酢酸」はとてもよく使われています。
散布のしかた
時間帯 – 日が弱い早朝または夕方。急に晴れた直後は避ける
方法 – 霧状にして葉裏まで軽く湿る程度。滴らせない
散布方法 – 連続曇天中は 2–3 日おき×2–3回 → 光が戻れば停止
余った液 – 通路や株元に流せばミネラル溶解効果も活用
日照不足リカバーには(曇天が続き根が弱ったとき)
4–5 %(一般食酢) 30–50 倍 70–100 倍 濃いほど根の修復向き
10 %(農業用酢) 70 倍前後 140 倍前後 酸度換算式で調整
15 %(高酸度酢) 110 倍前後 200 倍前後 例:15÷4.2×30 ≈ 110 倍
応用例
卵殻+酢 → 酢酸カルシウム
- 100倍液で葉面散布すると、生理落果や葉中硝酸が減った報告 。
- 高酸度酢60倍でトマト樹勢回復 – 曇天で弱ったハウストマトが持ち直した実例 。
- 育苗の徒長抑制 – 30–40倍液を苗期に散布して締まりを良くした事例 。
- 使う前に ― “足す前に止める”
- 排水・過湿の改善 – 水はけが悪いままでは酢も効きません。
- 小面積で試験 – 品種や気温で感受性が違うため、必ず数株から。
- 濃度超過に注意 – 5倍以下は除草レベルで作物も枯れる 。
酢は「万能薬」ではなく、曇りが続くときだけ一時的に炭水化物を補う道具です。
排水・透光・過肥を見直したうえで、上の目安を参考に少量試してみてください。
これは生命力が強いけど、すぐ土に分解されて優秀な有機肥料になる「コンフリー」です。紫色の花がとてもキレイで「ナチュラル・ガーデン」の植栽にもおすすめ。ザバザバ増えるけど、ジャマくさいところで生い茂ったらブチブチ葉っぱを切って大事な花木の根元にマルチングするとあっという間に分解され、草木は無肥料でスクスク育ちます。不耕起栽培にも酷暑対策にも、一株庭に生やしておくと後悔しない宿根草です。
今年はマイヤーレモンの花がおっそろしいほど咲きました。家の中まですばらしい香りで満たされるほどです。





















