そしてご存知の通り、日照時間が短いオランダでは、
「Assimilation Light(炭酸同化促進照明)」
とよばれる栽培用ランプによる補光栽培がさかんです。
「Assimilation Light(炭酸同化促進照明)」??? 光合成効率のよい光を放射する照明のことですが、ようするに「グロウランプ」です。
そしていま「グロウランプ」のメインストリームは、一昔前のHPSから、フルスペクトルな光を放射できるLEDやCMHランプとなりつつあります・・・が、植物にたいして作用が強い光のため、自然光やHPSランプのときにはあまり見られなかった光阻害症状がでやすくもあります。
フルスペクトルなLEDやCMHは、光合成効率が高いので、花付き、実付きはパーフェクト、しかし葉が傷む・・・葉緑素は刺激の強い光で壊れやすいため、とくにLEDの光は、葉っぱを変色、変形させやすいことが知られています。
農業大国オランダが、この新たな問題をスルーしたままにするはずがありません。
ということで、「アドバンスド・アミノ」、「アドバンスド・シリカ」、「アドバンスドPK」の3つがアドバンスド・ハイドロポニックスからニューリリースされました。
ということで、「アドバンスド・アミノ」、「アドバンスド・シリカ」、「アドバンスドPK」の3つがアドバンスド・ハイドロポニックスからニューリリースされました。
アドバンスド・アミノは、ひとことでいえば、今話題の「バイオ・スティミュラント」。吸収性がそれはそれはよい水溶性のアミノ酸が、ストレスを受けた植物をすみやかにリカバリーして、内側から元気に健康にします。
アドバンスド・シリカは、ものすごい高濃縮でピュアなケイ酸活力剤なので、10,000倍希釈でOKです。しかもアルカリ処理していない食品グレードの「オルソケイ酸」なので、肥料のバランスを壊したりせず、ものすごく吸収性が高いのです。
葉っぱに光ストレスがでてしまっていたジャンボピーマンに「アドバンスド・アミノ」と「アドバンスド・シリカ」を与えて見たところ、あっというまに効果がでました!!!
「pHull Spectrum CMH315W」の光の作用で、すこし葉っぱが疲れ気味だったジャンボ・ピーマンに昨日与えたところ、茎間がすくっと伸び、葉っぱも元気になりました。
「アドバンスド・アミノ」と「アドバンスド・シリカ」を与える前の画像を撮影しておかなかったことが悔やまれます。「ちょっと葉っぱがお疲れぎみだから、試しにあげてるかな〜」くらいの軽い気持ちだったからです。
なので、正直こんなに早く効果がでるとは、思っておりませんでした。
葉の色が悪くなると、「カルマグが足りない!!!」と思われがちですが、葉緑素のもとはタンパク質・・・つまりアミノ酸なので、植物が葉緑素をたくさん生産できるようにするためには、アミノ酸を補ってあげることが近道なのですねぇ。しかも、アミノ酸ならなんでもいいわけではなく、吸収されやすい低分子化されたアミノ酸がベリーベストなので、「アドバンスド・アミノ」は、LEDやCMHなど、いまどきの栽培効果が高いランプに最適なのです。とはいえ、症状がでている時はカルシウムとマグネシウムも不足するので、カルマグルトなどの、いわゆるカルマグ資材も与えた方がよいです。
そして、つぎに「アドバンスドPK」です。 重金属や軽金属など不純物が入っていないピュアなPK肥料というのは、じつはものすごく少なく、オランダ国以外のメーカーでは、ほとんど見つけられないのが事実です。
ハダニにやられて、伸び悩んでいたイチゴどもに「アドバンスドPK」を与えたのが今週の日曜日のことでした。昨日「あれ? 目に見えて葉が立ってない?」と気がつきました。
花芽も大きく太りました。「不純物が入っていないPK肥料は、すぐ効果がでるんだ!」と再確認できました。
ジャンボ・ピーマンの花がワンサイズ大きくなり、実ったピーマンもサイズアップしてきました。「不要な成分が入っていない=高吸収」 与えてからすぐに目でみて効果を実感できるのは、感動です。