2009年12月9日水曜日

グロウランプをMHランプに変えてみると

12月に入ってから冷え込む日がつづきグロウルームの室温が低くなってしまったので、先週から蛍光灯タイプのグロウランプをMHランプにチェンジしました。





MHランプに変えてからメキメキとやる気をだしたのがハイドロ・システムの「 ジャンボいちご 」です。葉がピーーンとたって新葉がどんどん大きくなってます。
この「 ジャンボいちご 」は、ランナー(子株)まで出てきてしまいました。







昨年から現役続行、プチ不耕起状態の大実イチゴもがんばってます。






ジャンボイチゴまんぷく2号です。
「 葉かき 」も「 芽かき 」もスルーしてます。ランプを変えてから葉に厚みが増してきて、とってもたのもしく見えます。



生育障害中の「 ジャンボいちご 」です。




「 オウチでイチゴ狩り 」・・・けっこうたいへんです。


2009年12月8日火曜日

秋の多摩川

ちかごろの多摩川、天気のよい休日はたくさんの人たちでにぎわい、思い思いに太陽のぬくもりを楽しんでいました。ほとんどの草木が茶色へとかわって、鳥や虫たちも冬に備えて忙しそうです。

「セイタカアワダチソウ」のうえでアクティブな動きだったテントウムシ。



いちめん枯れ草いろのしげみの中で、赤い実が目を引きました。
これは日本在来の野生のバラ「ノイバラ」です。多摩川では、この野良なバラをわりとよく目にします。


じめじめして病原菌の多い夏や雪深い冬、気候の変化が大きい日本で生き抜いてきたそのタフさをかわれて、日本の気候になじみにくい西洋品種のバラの接ぎ木用の台木としてよく使われます。
首がゾウのインドの神様、ガネーシュみたいな運命ですね。

反面、トゲが大きくちょっとやそっとじゃめげないタフさなので、勝手に生えてきたノイバラは面倒な雑草扱いされることも。
迷惑がられているノイバラですが,その昔はバラの品種改良がもてはやされた18世紀ヨーロッパに渡り交配され,現在の「フロリバンダローズ」など房咲きバラのベースになったすごいバラです。

2009年12月7日月曜日

タイニーティムのロックウール栽培

タイニー・ティムが赤く熟してきました。
実が充実するにつれ、プラント全体がたれ下がって光がしっかり当たらなくなってしまうので、誘引具でトップをぐいっと持ちあげてグロウランプに近づけてます。
根っこは、大切ですよね。
とくに、うぶ毛のような細かな「根毛-こんもう-」は、リン酸やカルシウムなどのミネラル成分や酸素をさかんに吸収してくれるので徒長や病気をふせいだり花をたくさん咲かせたり実を大きくしたりと、大切な存在です。
でも、培養液や水の温度が冷たすぎたり高すぎると根毛は一瞬で消えてしまうそうです。
このタイニー・ティムトマトは、水温を18℃〜22℃くらいにしてから培養液をあげてます。その植物がよく育つ風土や季節の雨の温度に合わせるとよいそうです。
「やっぱり植物は、環境とともに進化してきたんだなー」と再確認でした。

2009年12月4日金曜日

収穫を楽しむ-その2-

今年、我が家でとれた「ミカン」・・・これでぜんぶです。
ほんとは、9月頃には10コくらいのミカンが実ったんですが、熟するのをゆっくり待ってたら先週には、たったの2コにまで減っていました。
アレレ?
「ひとんちで勝手に地産地消」されてしまいましたー。
うちのミカンの木はもうお年寄りで、6年くらい前から手入れを始める前は花さえ咲きませんでした。やっとピンポン玉くらいのミカンが1コだけ実った年はうれしかったです。
ようやく「これはだれが見てもミカンの木です」といえるくらいまで復活したら、なんと思わぬ敵が・・・チョー人気のお散歩コースに面して実っているで仕方ないですね。
糖度は10でした。味はひいき目に評価して、すっきりとした風味でとてもおいしかったです。
毎年だいたい2月ごろに元肥をあげてます。
プラス・気が向いたときに収穫までコンスタントにうっすーいリン・カリ肥料やカルシウム成分なんかを水に溶かしたものを葉面散布してます。
リン酸・カリウム・カルシウムは葉面散布したほうが、だんぜん肥料成分の効きがいいですよね。肥料成分のなかで、とくにリン酸・カルシウムは根が吸いやすい状態であげても、土壌中でみるみる固まってク溶性になってしまいます。
そのうちの60%が,なんと1分後には土に撒いてからすぐに固まっちゃうんですよ。
( 土のコンディションにもよりますが )
根から吸えたとしても、ほとんどが肝心の葉っぱにたどり着く前に根のなかで「リン酸となんかがくっついて塩基」にかわってしまうみたいです。
葉っぱにリン・カリ・カルシウムが行きわたれば、元気に生長したり花がいっぱい咲いたり実が大きくなるのでこのへんをどうするかは農家さんも腕の見せどころのようです。
葉から吸わせてしまうのが一番てっとりばやいようです。
でもイチゴなんかは、せっかく咲いた花に水滴がかかると台無しなので花や実を手でカバーしながら気をつけてスプレーしてます。

2009年12月3日木曜日

小さな紅葉

山深くまで足を運ばなくても,町内のそこかしこできれいに紅葉したモミジを楽しめる今日このごろです。
仕事場の「ハゼ」も、けなげに紅葉してます。
今年の9月に、とある植物園を訪れたとき開催されていた盆栽展の写真です。
本当はこんなふうにしつらえたくてGETした「ハゼ」でしたが、モチベーションが維持できずそのまんまです。
( 肝心なスキルも伴いません )
これはツツジです。
すごいなとか、こんなふうにできたらいいな、などいろんな感想が入り交じり、ただただため息です。
秋が深まり気温が低くなると紅葉がすすみますが、もうひとつの要因は土壌中の窒素がぐーーんと減ることにもあります。
落ち葉が地面にたまっていくと、微生物がこれを分解するために窒素をガンガン消費して微生物たちはガンガン増えます。植物はこのような自然のリズムで進化してきているので、夏頃から窒素成分が少なくなると秋にそなえて生殖生長(開花期)に切りかわり花や実をさかんにつけて秋に種子を残し次の世代へバトンタッチします。
鉢植えのモミジが紅葉しにくいときは、培土中に窒素が多いことがあるそうです。

2009年12月2日水曜日

水耕栽培とココ栽培のジャンボいちごたち

今日は,満月ですね。

新月の頃とは逆に満月の5日ほど前から種まきや挿し木をすませると根がでやすく増えやすくガッチリした苗になるそうですよ。

さっそく根によい成分が入った培養液をイチゴたちにあげてみました。
蛍光灯タイプのグロウランプで育てています。もう少し暖かくしたいので、近々MH(メタルハライド)タイプのグロウランプに変えます。



ハイドロシステムで育てている「ジャンボいちご」です。ワサワサとなってるプラントたちは「ジャンボいちご」で、手前の小ぶりなほうのプラントが「ジャンボいちご・まんぷく2号」です。この「まんぷく2号」は今年とれたランナーです。

イチゴは「あせらずにゆっくり育てる」のがコツだそうです。今年の春にあせって濃い培養液をあげて肥料焼けになり「オウチでイチゴ狩り」が叶わなかった私には耳が痛いです。


こちらはプチ不耕起&ココ栽培の「大実イチゴ」です。

クラウンが大きく充実しててうれしいです。今年の春にたくさん実をけてくれたので本当ならばもう捨てなくてはいけないのですが、試験的に現役続行してもらってます。

別の現役続行「大実イチゴ」には、大きな花がつきました。
さて、どのくらい実をつけてくれるのでしょうか?



2009年12月1日火曜日

コノフィツム・ブルゲリ-生長期-

今日からとうとう12月です。


いま、なにげにぐーんと生長しているのは「コノフィツム・ブルゲリ」です。

( 2枚目の画像は、約一ヶ月前のこのコの様子です。)



サボテンは水やりのタイミングがむずかしいですね。


前回は水やりで失敗してブルゲリを枯らしてしまったので、このコは培地がカラカラになってもしばらく水やりを控えてました。
さわったらブヨブヨしすぎてしおれていて,あわてて培養液をあげたところ、にょきんと背がでかくなりました。



いまはLEDタイプのグロウランプで育てています。


サボテンファンの方はよくご存知だと思いますが、多くのサボテンはカンカン照りの直射日光や紫外線が非常に苦手です。
LEDは光量こそ少ないですが、有害な波長の紫外線も少なく電気代もおさえられるので、ダラダラと育てたいサボテンにはちょうど良いみたいです。