2022年2月1日火曜日

CANNA ECO BAG第4弾はキャナ・テラ。カレンダーと共にプレゼント中です

CANNA TERRA VEGA

または

TERRA FLORES

液体肥料いずれかを

お買い上げで、キャナ・テラのエコバッグご配布しております。

 


たっぷり大きめなA3サイズ。

持ち手とショルダーが両方ついたエコバッグ、ななめ掛けもできます。



さらに、大変にお待たせいたしました。

今年もキャナのオフィシャル・カレンダー2022年

ご配布スタートです!








輸入日程の関係で、毎年入荷が年明けとなるため、

「1月のCHICKが印象うすい!」となってしまいますこと、誠に申し訳ございません!



2022年1月24日月曜日

秋冬LEDの室内栽培。有機培地で起こりやすい肥料欠乏の理由

 いよいよ寒さの底となる時期ですが、冬至から一月あまりが経ち、日が長くなるにつれて日差しに眩しさが増してきました。


秋から冬に、あざやかなワインレッドに紅葉する「ドドナエア・プルプレア 」。耐陰性も高く、土も選ばず、水切れにも強いネイティブ・プラント、とても強靭で、鉢植えでも地植えでも、よく育ちます。

葉色が美しいだけでなく、常緑の細ながい葉は一年を通して葉に適度なスキマができるので、密植さえしなければモサッとしすぎる印象になりません。リビングやベランダの目隠しとしても、生垣としても、シンボルツリーとしてもオシャレで管理が楽な植物だと思います。




おなじく紅葉したブルーベリーには、もう花芽がたくさん出てきました。





さて、昨年暮れからスタートさせた秋冬栽培。
ファイナル・ポット(=収穫まで使う鉢)  に定植してすぐに、温度管理をせずに冬休みに入ったため、室温が20℃以下になり、寒過ぎて培地が乾くまで3週間以上かかってしまいました。




6Lサイズのポットに植えたCANNA TERRAポッティング培土と、寒さのせいで3週間培地乾かず培養液を与えられなかった17Lのポットに植えたCANNA COCO 培地では、生長に差がででしまいました。


CANNA TERRAポッティング培土は、6Lサイズのポットに植えたので寒いなりに培土が乾き、何度か培養液を水やりできたため、葉は大きく葉色もよくグングン育っています。




が! COCO A/B肥料とCANNA COCO 培地は、17Lの大きめなポットに植えたこともあり、3週間過ぎても培地が全く乾かないせいで培養液を与えるべきタイミングとならず、根元に近い葉っぱが黄変するという肥料欠乏症状が出てしまいました。寒さのせいで根の生長がとまってしまいました。






冬休みが明けてから、室温を24℃前後に保温して培養液を与えてからは新芽がたくさん展開して、元気になりました。(根元のほうの黄変した葉の色は、もとにもどりません。)

とくに、発熱量が少ないLEDシステムで、ピーマンやパプリカなど寒さが苦手な夏野菜を冬に育てた場合、培地が乾くまでに日数がかかって培養液をあげられないので、このような問題が多く発生します。LEDシステムのまえに使っていたMHランプやHPSランプは発熱量が多いので、400Wですら培地が乾かず肥料不足になるなんてことは起こったことがありませんでした。


一方で、同じ条件で育てているトマトも、室温を高くして培養液を与えてから元気に2段めの花を咲かせています。



ということで、真冬の室内栽培で生長期の苗を肥料欠乏にさせないためには、まず温度管理が大切です。
  • COCOやTERRAなど有機培地では、植えかえてから2週間以内に水やりできるように、やや小さめのサイズのファイナル・ポットをチョイスすることも、ひとつのアイデアです。


    • 最適な温度24℃前後で管理すれば、幼苗からファイナル・ポットを定植してから2週間ほどで培地がほどよく乾き、培養液を与えるべきタイミングとなります。

    • LEDシステムの場合、培地が乾かないからと言って、まちがってもLEDを苗に近づけてはいけません!!!! HPSなどHIDランプの光とは性質が全くちがって、LEDの光は作用がとても強いので、小さな苗に近づけると、光障害で葉が焼けてしまうため逆効果です!!!

    • 培地がほどよく乾く前に、培養液を与えるサイクルをくり返してしまうと、根っこの生長がとまり、大きく育つまでに時間がかかり過ぎてしまいます。コストがかかる室内栽培では、病害虫のリスクを最低限にするためにも生長期は最低限の必要日数にすることがベストです。培地が乾かず肥料が足りない状態が出てしまった場合は、まず室温をあげてから培養液を与えてみます。


    • 培養液を与えてから数日後に、新芽がちゃんと出てきたら、その次の水やりは培地が軽くなるまでしっかり待ってから培養液を与えるサイクルにもどします。


    2022年1月14日金曜日

    2022年初詣とヨモギ の温浸法インフューズドオイル

     2022年も、またたくまに2週間たってしまいました。

    開拓と農業の神様 天日鷲神(あめのひわしのかみ)を祀る浅草 鷲神社への初詣は、毎年恒例のことです。



    そして、八方除けのご利益で知られる寒川神社は、コロナ禍のご時世を反映してか、例年よりいっそう多くの方がお参りに訪れていたように感じました。



    さて、一年でもっとも寒さの底にさしかかったこの時期は、冷えが様々な身体の不調を起こしてしまいます。こんな時は、民間療法のテッペン、万能薬である「ヨモギ 」を活用します。

    ちなみに、ヨモギ属に含まれるアルテミシニンという成分は、がん細胞を死滅させる効果が抗がん剤の34,000倍だったり、マラリアの治療薬に使われることで話題になりましたが、アルテミシニン生産種は、ヨモギ属クソニンジンであり、日本で一般的な食用のカズサヨモギオオヨモギニシヨモギ は、アルテミシニン非生産種なので、残念ながらアルテミシニンは含まれていません。(ただし、非生産種のヨモギでも特定の加工でアルテミシニンの生合成中間はできるそうです)

    植物油に成分を抽出する「インフューズドオイル」は、植物の有効成分をあますことなく抽出できるうえ、日々手軽に使えます。


    今回は、ヨモギ のマッサージオイルを作りたかったので、加熱による酸化に強く肌にもよい「スイートアーモンドオイル」と「ホホバオイル」のブレンドに、乾燥ヨモギ を浸して温浸法インフューズドオイルを作りました。


    ヨモギ の有効成分のうち、脂溶性で経皮吸収がほとんどできないビタミン群や、カロテノイド、クロロフィル、ポリフェノールの摂取を期待する場合は、オリーブオイルや米油に抽出して、和え物やドレッシングに使うと良いと思います。




    ヨモギ の主な精油成分であるシネオール β-カリオフィレンツジョンなどには、リラックス効果をはじめ殺菌効果や抗炎症効果があります。多くの精油成分は脂溶性で、細かく刻んだ植物の葉や茎を60℃前後に温めた植物油に5時間ほど浸すと精油成分を抽出できます。


    耐熱ガラスに材料をすべて入れたら、低温調理器で55℃の湯煎で5時間加温します。いつもはヨーグルトメーカー を使いますが、今回は量がやや多いので、低温調理機を使いました。



    刻んだ乾燥よもぎの他に、リラックス効果とアロマ効果の強化を期待して、ラベンダーと乾燥オレンジピールもプラスしてみました。


    55℃にセットした湯煎にガラスジャーを浸して5時間加温したら、ホホバオイル+アーモンドオイルは、ヨモギ 色に変化しました。ヨモギ のインフューズドオイルの完成です。

    ザルやサラシ布で植物体をこしたあと、乳化剤のポリソルベート80を全体量の10%加えれば、水で洗い流せるオイルにできるので、風呂上がりに腰回りに使えば、冷え取りマッサージオイルとして使えるだけでなく、シャンプー前の頭皮マッサージオイルや、化粧落としにも使えます。



    血行促進効果と使いこごちのよさを期待して、オレンジオイルとシナモンオイルを50滴ほど加えてから、ボトリングして完成です。早速、完成したヨモギ ・インフューズドオイルで、シャンプー前の頭皮マッサージを試してみました。やや青くさい香りと爽やかなアロマに包まれ、オイルを流した後、いつものシャンプーをしてみると泡立ちがとてもよく、頭皮はポカポカスッキリ+毛髪はシットリで、とても気に入りました。さらに翌朝、いつもより寝ぐせが穏やかに。


    風呂上がりには、スネや足首など冬にカッサカサになるところへ塗ってマッサージしてみると、普段よりも湯上りの暖かさが長持ちして、よく眠ることができました。翌日も肌はしっとり、これは手放せなくなりそうです。



    さて、今年の干支は寅ですが、我が家の小さなトラの目線が緑地をロックオンしておりました・・・




    その目線の先にいたのは・・・「キジバト? ちがうな、くちばしが長い!」



    調べてみるとタギシでした。発酵米ヌカをまいた辺り地面にクチバシをつきさし、ガシガシとほじくっては何かを食べています。水辺の鳥という印象が強いのですが、米ヌカのおかげで、柔らかく温度が高めになった地中にはミミズやら昆虫類が多く集まっているのかもしれません。



    シジュウカラ は集団でやってきます。天気の良い日は、バードバスの水に熱湯を注いで温かくしてあげると、バッサバサと水浴びを始めます。



    もう1人の小さな虎。バードウォッチングに飽きてマッサージを要求する目線をなげています。
    雪がふって積もった先週の2日間、ベランダに出してもらえなかったストレスで、また膀胱炎になりかけましたので、お腹をさすって直してからというもの、味をしめたようです。






    2022年1月6日木曜日

    謹んで新春をお祝い申し上げます

    明けましておめでとうございます。

    旧年中は、多大なるご愛顧を賜わり、厚く御礼申し上げます。

    2022年も、より一層のご支援、お引立てを賜りますようお願い申し上げます。

    本年も宜しくお願い申し上げます。


    早いもので、「with CORONA」の生活は3年目に突入いたしました。

    今年こそ、「overcoming CORONA」が実現し、

    多くの困難に見舞われた皆様のお気持ちに

     明るく暖かい光が射しますことを

    心よりお祈り申し上げます。

    2021年12月24日金曜日

    CANNA ECO BAG第3弾はキャナ活力剤。プレゼント中です

     只今、オンラインショップでCANNA活力剤のいずれかをお買い上げの方に

    エコバックをプレゼントしております。





    ショルダーがけして動きやすい横長デザイン。

    今回のエコバッグ・キャンペーンの中で、CANNAのキャラクター CANNA GORILLA が唯一あしらわれたデザイン。

    バッグの両側マチ部分のボーダー柄部分は、サイドポケットになっていて、剪定バサミやガーデニング・グローブ、ペットボトル500mlサイズなど収納可能。使いやすさもナイスです!


    CANNA BOOSTは、ハイドロポニック・マーケットで売られている、すべてのブースタよりも効果があります。」とCANNAが言い切るだけの栽培試テストに時間を費やして開発されたキャナ・ブーストは、世界ナンバーワン・ブースターです。ブースターとは、植物のあらゆる代謝機能を活性化させて、養水分の吸収、同化、花付きや果実を肥大させるポテンシャルをマックスに引出します。

    しかし、植物の細胞となり、根、茎、葉、花や果実の元となるものは「肥料」です。キャナ・ブーストは、あくまでも活力剤であり、ベース肥料ではありません。建物でいえば、木材、レンガ、釘など建材となるものがベース肥料とPK肥料。

    キャナ・ブーストは、それらを組み立てる人数、工具の性能、建材を運搬する効率をアップして、より大きな建物をより丈夫に、より早く建てる役割を果たします。

    そんな理由から、キャナ・ブーストは、ベース肥料はもちろん、とくにCANNA PK13-14と一緒に与えることが、果実肥大効果を高める最大のポイントです。


    2022年秋冬室内栽培のミニトマト。朝には葉つゆがたくさんついていて、元気にスクスク育ってます。




    花芽をつける前の生長期間、苗は吸収した栄養を根っこへと、たくさん送ります。
    養分をたくさん受け取れる根っこは、生長や吸収が活発です。朝、葉っぱの縁から水分が出ているのは、夜間も根が元気に活動している目安です。

    植え変えてから数日後、葉つゆが出ていれば根が活着し、順調に生長している証拠です。
    しかし、葉つゆが乾いた後の葉のフチが茶色く肥やけするような時は、光、または培養液のECが強すぎるサインです。





    さて、今日のめっけもの! 
    枯れ葉だらけとなった緑地を歩いていると、ここのスポットだけ新芽が青々としています。
    「あれ? なんでだ?」




    捨てられたプラッチックのパックが地面の温度と水分をキープしてプロパゲーター効果となり、パックの中で野草のフタバが生き生きと育っているのです。



    しかし、捨てられているプラゴミをそのまま見過ごすわけにはいきません。
    パックを拾って帰路につきました。











    2021年12月10日金曜日

    冬のお肌の乾燥対策には、カンタンで効果の高い酒かすパックで。

     日本は、お米と発酵の国と言っても過言ではありません。

    これほどに滋養と栄養価が高く、生でフレッシュな発酵食品がふんだんに入手できる国は、そう見当たりません。


    ということで、鍋や粕汁などに欠かせない「酒かす」は、肌に良い成分が凝縮しすぎるくらいしているので、最近話題の「酒かすパック」を作って試してみました。



    材料はシンプルです。酒かす : 水 = 1:1だけ。とってもリーズナブル。

    保湿効果と使いやすさも足したかったので、米油10ccとアロマオイル数滴を足して、よく混ぜたら出来上がりです(フードプロセッサーで混ぜると滑らかになります)。
    あまり日持ちしないので、その日に使う分だけ作っています。

    洗顔後や入浴中に、乾燥が気になる顔やデコルテ、足のスネなどにベタベタ塗りまくり、数分置いてから洗い流すと、しっとりスッベスベになります。

    酒かすのアルコール成分のおかげで、冷えやすい首の後ろやお腹、足首に塗るとポカポカしてきます。

    アルコールに敏感な人やお子さんには、向きません。また目の周りなど皮膚が薄い場所には、触れないようパックした方がいいです。




    さて、今回の秋冬栽培、苗はまだこんなに小さいのに、ぐっと冷え込むようになりました。




    ということで、加温がわりにHIDタイプのグロウランプに変えました。
    温度こそが、最大の生長促進要素です。発熱量が多いHPS、MH、そしてCMHなどのHIDランプは、熱と強烈な光の強さを植物に吸収させて、生長を促進するタイプのランプです。
    太陽のような熱くてギラギラした強い光は、夏によく育つ植物の大好物であり、好強光植物の葉緑素は、強い光を吸収するのを得意とします。一方で、真夏にはこの発熱量がマイナスにしかならないので、LEDが登場するまでは、世界中で「夏は室内栽培のオフシーズン」が常識でした。


    そして、本格的に育つ、高効率の栽培専用LEDが登場すると、その常識は一変しました。
    LEDは、青、緑、オレンジ、赤と可視光線のすべてをムラなく放射できます。さらに最も栽培効率の高い光色をアソートできるうえ、ねらった場所にだけ光を飛ばすことができるので、栽培効率の高い波長の光量子を、ムラなく植物に吸収させて生長を促進するタイプのグロウランプです。




    ただし、LEDは気温が低くなる冬に注意が必要です。発熱量が少ないので葉の温度が上がりません。すると葉からの水分蒸散が少なくなるので、培養液の吸収量がやや衰えます。生長が遅くなったり、葉に欠乏症状がでやすくなります。だからといって、強いパワーのLEDを植物に近づけすぎると光ストレスで葉が傷んでしまいます。




    葉の温度が21℃〜23℃あれば、肥料の吸収量低下を防げるので、ガンタイプの温度計などで葉の温度を測ってみて、加温する工夫をするか、培養液のEC値をやや高めにするとよいです。

    まちがっても、LEDを近づけすぎないことが、とても重要です。
    光が強すぎるのに温度が低いままだと、様々なトラブルの原因となるからです。

    また、LEDは室温があがりにくいので換気を怠りがちになり、CO2不足にもつながります。LEDの最適な設置の高さは、HPSのように温度では判断できないので、植物に近づけすぎることは絶対にせず、生長が遅いなと感じたら、安全な加温をすみやかにおこなうことがベストです。





    2021年12月3日金曜日

    植物園がたのしい12月。花はソト、野菜はウチのなかで。

     いよいよ12月に突入です。

    木枯らしが吹く季節になれば、植物園のあたたかな温室を訪れない手はありません。

    植物だけでなく動物たちとも触れ合えるアロハガーデン館山は、大のお気に入りです。




    園内温室のそこかしこに植えられたパパイヤのすべてに、果実が大量に実っている様子を うらやましく、そしてうらめしく眺めて回りました。「完熟パパイヤが食べたい! 青パパイヤも欲しい! 売店で売ってくれていたら絶対買う!」と強く思いました。



    関東でもガラスハウスがあれば、コウモリランもあっというまに巨大化するのかもしれません。



    スターフルーツやモンステラの果実もタワワに実っていました。植物園の温室は、開花がすすむ真夏を過ぎた秋からが、実りのシーズンとなるようです。




    極彩色にみえるインコたちも、ジャングルの中では保護色なんだと理解できました。



    カピバラ親子です。種を超えてどんな動物とも寄り添う才能の持ち主だと、最近話題になりましたが、本当にその通りでした。



    カピバラの子供の近くによって、しゃがんでみたところ、すぐさま寄ってきてリラックスします。近づいてみて初めてわかりましたが、カピバラたちは仲間どおしで「キュルルルル〜」とずっとコミュニケーションをとっていました。




    さて、毎年この時期にこさえるのが、お歳暮がわりの寄せ植えです。
    葉ボタンといえば、ドド〜ンとでっかく色鮮やかで、お正月的なイメージが強かったのですが、最近はクリスマスから年始まで飾っておけて、寄せ植えしやすいニュアンスカラーのミニ葉ボタンが主流となりつつあります。






    今シーズンの室内栽培用ミニトマトとパプリカです。やっと発芽しました。ボーッとしていたら出遅れてしまいました。