2022年4月8日金曜日

春のガーデニングで大活躍の益虫たち。そして今年の桜

 週明けに肌寒い日が続いたおかげで、今年の桜は長く咲いています。


満開になったソメイヨシノが空一面を淡いピンク色に染める景色を見るたびに、なんともいえない切なさを感じます。人生の節目となった、いくつかの春を思い出させるからでしょうか?


団地に咲く夜の桜並木は、濃厚な昭和くささを感じさせ、切なさをさらに倍増させます。



大玉白桃の花が満開になりました。鉢植えの果樹は肥効が高く、実がたくさんなるのですが、課題は真夏の水切れ。一度でも水切れさせて葉がしおれると、せっかく実った果実の多くが落ちてしまいます。今年こそ自動かん水システムを設置して、たくさんの桃を収穫したいものです。



その点、ツツジ科のブルーベリーは栽培の管理が本当に楽です。鉢植えにすると、ワンシーズンに二回収穫できます。最大の敵は野鳥たち。ブルーベリーの果実は、完熟するタイミングが一粒一粒ちがうので、一気に収穫することができません。どう見ても食べ頃に熟しているのに、口にしてみると「うわ、すっぺー!!!」ということがよくありますが、野鳥たちは甘く完熟したブルーベリーだけを選んで、ついばんでいきやがります。やつらはクチバシをさして味見をしてから、甘くなった果実だけを選んでいくのです。

今年もたくさんの花を咲かせてくれました。サザンハイブッシュの大玉品種が二種類ありますが、赤い花と白い花を咲かせています。



春を迎え、草木たちが活気をとりもどすと、虫たちもメキメキと活動をはじめます。

ホワイトセージ には、大量のアブラムシが発生しゴマ塩を大量に振りかけたような状態・・・



ところが、この翌週になると、アブラムシがきれい サ・ツ・パ・リ 消えてました。

ヒラタアブの幼虫が、アブラムシたちをスッカリたいらげてくれたのです。アブの幼虫は、マルマルと太っていました。ありがとう。


マルマルと肥えたヒラタアブの幼虫を捕獲するハナグモ。

厳しい寒さを乗り越えた生き物たちによって、食物連鎖のドラマが日々展開されています。



マメ科の雑草カラスノエンドウは、無農薬ガーデニングの強い味方です。空気中の約80%を占める気体のチッ素を 土中に固定して 肥料にしてくれる 根粒菌を増やすだけでなく、大量発生するアブラムシを捕食するために テントウムシの幼虫などの益虫をたくさん集めてくれる「バンカープランツ」として活躍してくれます。


幼虫がアブラムシをバリバリ食べる様子は非常にシュールですが、仲間が次々に食べられていても逃げもしないアブラムシたちは、さらにシュールです。



絶滅危惧種の薬草「ミシマサイコ 」が新芽をのばしはじめました。イネ科の雑草とまちがえられやすく抜かれてしまうことが多いのですが、ミシマサイコは葉を軽くにぎるとセリ科独特の青臭い香りがするので、区別できます。



庭木におすすめのカラーリーフ・プランツ、ドドナエア ・プルプレア 。スワッグづくりの素材としても優秀です。よく見てみると、ささやかでカワイイ花をたくさん咲かせていました。





四季を問わず収穫が楽しめる室内栽培の野菜たちですが、やはり外気の温度が上がると、収穫のペースも一気にスピードアップします。大量に収穫できたテッカテカ、ピッチピチのピーマンは、ひたすら細切りにして生のまま食べてもおいしいし、ひき肉と炒めたり、二つに割って肉詰めにするのがおすすめです。


収穫したミニトマトは、摘んだそばから食べてもおいしいですが、数日冷蔵庫で保管すると甘さが倍増して、まるでブドウのようなオイシサになります。



2022年3月22日火曜日

CANNA ECO BAGキャンペーンのラストはキャナ・ココ。CANNAウェブ講座pHについて

キャナ・エコバッグのプレゼントキャンペーン。

CANNA COCO A/B肥料をお買い上げの方に、差し上げています





CANNA グロウ・コンサルタントであるピーターさんによるpH講座です。

ロックウールクレイペブルスココ培地TERRAポッティング培土バイオキャナなど、培養液で養分を吸わせるハイドロポニカリーな栽培においてpH値は重要です・・・

なんで? どうして? 何に気をつけたらいいの? 何をしたらいけないの? それはどうして?

ピーターさんの講座を見れば、ハイドロポニックにおけるpHにまつわる、あの疑問、この疑問が(ほぼ)一発解決!?






2022年3月18日金曜日

SANlight LED EVOシリーズとQ3W Gen2.で秋冬室内栽培。

 今週末には、東京で桜が開花するだろうとの予報が出ていますが、今日は雨降りの肌寒い日となりました。


毎年、桜の開花宣言が出される一週ほど前に咲く、わが家の梅です。拾った梅の木なので種類があやふやでしたが、3月に入ってから咲く晩咲きということと、白っぽい一重咲きという特徴から、杏と梅の交配種である豊後性の「そうめいのつき」ではないかと思っています。


育てはじめてから、かれこれ20年ちかく経ちますが主幹がまだ10cmほどで、梅の木としての貫禄は、あまりありません。梅は丈夫なので強剪定に耐えるのをいいことに、花芽がたくさんつきやすい枝をバッサリ切り落としてしまったり、変な時期に剪定してしまったりと、私が引起こしてきた人災をものともせず、たくさん花を咲かせてくれました。

斑入りのジンチョウゲ「前島」、咲き進むほどよい香りを放ちます。




室内で冬越しさせて、今年も開花してくれたコットンキャンディー。
チランジアが室内で咲くと「いよいよ冬も終わりだな」と感じます。



とにかく丈夫なローダンセマム。豊富な花色と上品な印象のシルバーリーフは、よせ植えの定番花として人気ですが、いっしょによせ植えた花たちが梅雨に蒸れくされても、ローダンセマムだけはグングン大きく育ち生き残ります。このようにして、ローダンセマムだけがゴージャスに育ったポットが、年々増えていくのです。


宿根草ですが、耐暑性が低く夏を越したことがないハナカンザシ。大好きな花のひとつです。耐寒性が低い植物は、簡易ビニールハウスや室内に取りこんで、ほぼ確実に冬越しに成功しますが、耐暑性が低い植物に対しては、どんなに気に入っていても夏は庭仕事へのモチベーションがマックスに下がるので、なす術も思いつかず枯れて消滅していく様子を見守ることになります。



12月に剪定した枝を挿したばかりなのに、もう芽が出てきたアジサイ「ごきげんよう」。




さて、3月に入って20℃を越す日もでてきたので、CMH315WからSANlight EVO4-100に変えました。刺激が強いLED光に慣れさせるために、40%ディミングからスタートです。40%減光出力ですら、こんなに明るい!


EVO4-100にしてから数日後、光を強くするために80%ディミングにすると、ジャンボピーマン「とんがりパワー」はますます肥大してきました。






左側のミニトマトは、SANlight Q3WL Gen.2 右側がSANlight EVO4-100です。
並べてみるとLEDモジュールの大きさ自体が、Gen2シリーズよりもEVOシリーズがかなり大きくなっていることがよくわかります。EVOシリーズのほうが、ムダのない光をより均一に栽培エリア全体へ拡散させることができます。




Qシリーズの色温度が3000K、EVOシリーズは3200Kとなり、EVOシリーズは白色がやや強くなりました。



2022年3月11日金曜日

板橋区立熱帯環境植物館で夏を先取り

木々が芽吹き、日に日に春めいてきました。
とはいえ、まだまだ植物ネタが豊富な季節ではありません。

久しぶりに板橋区立熱帯環境植物館に足を運びました。
あの餃子や、あの焼きそばなど、庶民派グルメが充実しまくっている「高島平駅」からほど近い、都心にある植物園です。

エントランスを進むと「ミニ水族館」の水生動物たちがお出迎え。
ニシキアナゴとチンアナゴが 仲良く直立。

ニシキアナゴ



チンアナゴ



「メタハラで照らすと水中がきれいに見えるよね〜。冬は暖房がわりにもなるし。」と納得。




手を振ると、こちらに来てくれたボルネオカワガメのボルちゃんと、ジャイアントグラミー。
カメや大きなサカナはリアクションしてくれるので、とてもカワイく感じます。



「このバカでかい葉っぱは、ヤシにも似てるしドラセナにも見える。何の植物だろう? 」なにしろ葉っぱが1メートル以上もあるのです。

なんと、「タイガーオーキッド」という蘭でした! 個体が成熟して花が咲くまで20年かかるとのこと。8月ごろに開花が見られるそうです。



タワワに実るパパイヤ。草丈が2メートルにもなります。秋から冬に完熟の時期がくるので、関東で完熟パパイヤを収穫するってのは、めちゃくちゃハードルが高いですね。



ミストが噴霧され、夏でもひんやり涼しい雲霧林ゾーン




メディニラ・マグニフィカが開花していました。




今日は3月11日。あれから11年も経つのですね。
そして連日、心が重くなるニュースが飛びかい、ふさぎ込みがちになります。

ちょっと気分を切り替えて、クスッと笑える動画をどうぞ。
チェッカーガラス越しにのぞく ネコの顔が・・・

"Emoji_cat"



2022年3月2日水曜日

SANlight EVO 4-100でミニトマト室内栽培

 キラキラとした日差しが届く 3月になりました。

のどかな景色が広がる牧場では、コヤギやコウシが、それはそれはカワイイ姿を見せてくれました。



ところがウクライナでは、恐ろしい出来事が起こっています。今こうしている間にも、寒さと恐怖で怯えている人たちがいること対して、大きな悲しみを感じます。

・・・それにしても、ウクライナ侵攻が開始された、まさにその日からというもの、あれだけしつこかったサーバへのアタックが、ピ・タ・リと止みました。「アタック元は、思った通り あの国からだったか!!! 」と疑惑が確信に変わった日でもありました。



SANlightの最新モデルシリーズ「EVO 4-100」を早速セットしてみました。

SANlight EVO 4-100 は、4つのモジュールがついてて、100cmスクエアに対応。選びやすいモデル名です。PPF効率は、ダントツの3μmol/J。栽培効果の高い、最新のOSRAM UX-3ハイパワーREDとSeoul WHITE LEDは、生産されたLEDチップのうち、品質が高い15%のものだけを使用。さらに最適なビームアングルを持つ2次レンズによって、放射された光がムダに飛び散らず100%植物だけに届きます。




EVOシリーズは、SANlight LEDシステムの栽培効率の高さ、タフネス、長寿命はそのままに、保護等級 IP65 で、さらに優れた防滴、LED防塵。



透過率が高く、傷に強いPMMAアクリル樹脂製カバーで、LEDチップをほぼ完全密封。LEDチップを葉面スプレー、高湿度、薬剤などの進入から遮断し、劣化させません。また、植物の花粉や、ヤニがレンズカバーに付着して汚れた時は、モジュールをマイナスドライバーで外して、ふき取ることができます。



現在は、M-Dimmer EVOで、フェードイン点灯60%調光しています。120㎠にSANlight EVO 4-100 一台設置で、これから様子を見ながら段階的に光を強くしていき100%にします。

カタログ(pdf開きます)によると、SANlight EVO 4-100 100㎠に2台、SANlight EVO5-120 は120㎠に2台、角度を11°傾けて設置が推奨されていますが、2台設置する場合はCO2添加が必須です。100%調光ならば、それぞれ一台だけの設置でも 物足りなさは感じず、高いパフォーマンスを実感できる栽培専用LEDシステムです。