2010年1月5日火曜日

謹賀新年

いよいよ2010年です。
お正月三が日はお天気に恵まれて何よりでした。きれいに雪化粧した富士山のてっぺんが川崎からも見ることができました。
この写真は東名富士川インターのお気に入りスポットから見える富士山です。













横浜市の神社までテクテクと初詣に歩いて出かけることにしました。
なんとラッキーなことに、年明け早々のど根性くんとばったり!!

これはニンジンですね。すばらしい!!
( えー・・・ディルかも? )










お正月は、空がすんでいて空気もきれいで交通量も少なく、ど根性マニアには格好のお散歩日和でした。


2009年12月28日月曜日

ハーピン・タンパクの葉面散布

いよいよ今年もあと4日です。月並みですが、一年はあっという間ですね。

先週「 ハーピン・タンパク〜 Harpin Protein 〜 」というちょっと変わった植物活力資材を試してみました。泥がはねたように茶色くシミになって残っているのが、そのハーピン・タンバク散布跡です。














ハーピン・タンパクは病原菌が合成するタンパク質で、これを葉に散布されるとプラントは病原菌の侵入と勘違いして、免疫システムを強化しはじめるそうです。環境や人体への害は一切ないので、安全な農薬の代替品として期待されているそうです。

葉面散布されたハーピン・タンパクは、プラントの免疫システムを刺激するだけでなく、ほとんどが根っこに送られます。根っこの細胞は茎や葉っぱとちがって、タンパク質を受けとると、ひとつひとつの細胞がみょーーんと伸びてでかくなれるんです。なので一番先によい変化がでるのは根っこです。


病気も予防できて、根がふやせて花つきもよくなって実も大きくなります。
・・・とメリットいろいろ。
先週の金曜日にハーピン・タンパクを葉面散布して帰宅しました。花つきや実がでかくなる作用を実感するには一週間以上必要ですが、翌日にはイチゴたちの葉っぱがピーーンと立ってました。
「 なんかやる気だしてるね 」って感じました。






こちらは収穫間近のタイニー・ティムトマトです。先週から肥料抜きをしてます。年越しは「エアルーム・トマトサラダ」でってことにもなりそうです。
2009年、今年もいろんな植物をたくさん育ててちょっとだけ(!?)枯らしました。2010年も、なにげない日常の出来事にたくさん感動して楽しんでいこうと思います。

2009年12月25日金曜日

〜FARM AID〜ウィリー・ネルソンからの手紙

毎年クリスマスが近づく頃になると、さまざまな慈善団体からの募金の呼びかけがありますね。今年もアメリカの農業支援活動団体
「 FARM AID 」の主催者ウィリー・ネルソンからのメールが届きました。

" かれこれ24年前、私はこの国の家族経営農家の人々が大変にきびしい経営状態に直面し奮闘している現実を知り「FARM AID」を立ち上げました。

ジョン・メレンキャンプ、ニール・ヤング、ディヴ・マシューズがこの活動に賛同し、ともに家族経営農家への支援を支えてきてくれました。














FARM AIDをはじめた1985年以来、小規模農家にとって厳しい現実はいまも変わりありませんが、今日にいたるまで我々はかれらへの緊急援助、資金援助、心のこもったエールを送りつづけています。

安全でおいしい食材にあふれたテーブルをかこめる毎日は、かれら農民の献身的なハードワークによって支えられています。彼らはヘルシーでおいしい食材をつくり続けるために土壌を安全に保ち続けてくれています。しかし、今年はとくに小規模農家に人々にとって厳しい一年でした。資金の貸し渋り、農作物価格の下落とコスト高、洪水や干ばつなど自然災害による不作、彼らはつねに多くの不安材料と隣りあわせでありながら、政府の援助の矛先は大きな経済効果を生みだす大企業にしか向いていません。
いまこそ私たちが立ち上がるときです。
あなたがたの心のこもった援助は、困っているファミリー農家に直接届けられます。

昨年われわれとサポーターたちは米農務省に、ファミリー農家や酪農家たちをさらに困窮に追いやる「ファクトリー・ファーム」大規模農場経営への資金貸し付け援助をやめて自然災害で被害を被ったファミリー農家を救済するよう要請しました。”
・・・・ 省略 ・・・

Stay Strong and Positive,
Willie Nelson





食料自給率128%を誇るアメリカで、このような草の根的な農業支援活動が、しかもミュージシャン達によって24年間も続けられていることはすごいことですね。



日本は現在、食料自給率40%でじょじょに上がってきてはいます。
昨年農水省が「 植物工場 」への資金援助を提案しました。しかし、たとえば閉店が相次ぎ「 シャッター街 」と化してしまった商店街の店舗を「 植物工場 」として活用しようとしても農地として扱われないので税金が安くなったりはしませんし、規模的には農水省の資金援助対象外となってしまいます。
一方、日本各地で問題となっている「 荒廃農地 」は大規模な海外企業が大きな資本で買い取り「 ファクトリーファーム 」化しているというニュースを見ました。大規模な農地は、生産性最優先とコスト削減のために環境に負荷がかかることが少なくありません。

でもネガティブな現実ばかりではありません。日本でも安全でおいしい農作物が生産者さんとお話ししながら購入できる「 Farmer's Market」という草の根的な活動がはじまってます。毎週末に渋谷を中心に農産物の直売マーケットが開かれています。

一歩一歩、地道な積みかさねが、なによりも大切ですよね。


2009年12月24日木曜日

冬の散歩

近所には整備された小川の遊歩道があります。


















5・6年ほど前にこのお散歩コースが完成したときには、目につく生き物といえば、ちいさなコイがぽつぽつと・・くらいでしたが、今ではもうこんなにウジャウジャと・・・

ちょっとコワイ。














住宅街のどまんなかというロケーションにもかかわらず、この小川には冬になるといろんな野鳥がエサを求めてやってきます。

ザリガニをGETしたコサギです。

このコまでは、ほんの数歩の近距離ですが人がいたっておかまいなしです。
チョー至近距離で野鳥が見られるのも魅力のひとつです。










しばらく歩くとまたコサギがいました。
「 必死で知らんぷりしてます!! 」というチラ見目線を感じたので、そそくさと立ち去りました。














ぷっくりとふくらんでお昼寝中のカモです。
左足のかかとが若干あがり気味です。














歩道沿いには、近所の方々や学校などいろんなかたがたかボランティアで思い思いにお花を植えられています。植える方によって花の傾向がバックリと変わるので、その統一感のないユルさがまた良くて、地域に愛されているんだなと感じるところでもあります。
まだヒマワリが咲いていて、ちょっとびっくりしました。

2009年12月22日火曜日

冬の景色 〜 冬至ですね 〜

今日は一年でもっとも夜がながい日「 冬至 」です。
これからじょじょに昼の時間がながくなります。寒いのは苦手ですが日がのびるのはうれしいです。


この頃になると毎年かってに咲いてくれる
「 日本水仙 」です。
香りがとってもつよいので、水仙が咲くと目よりも先に鼻が開花したことに気づきます。

でも水仙の球根には毒があります。たまにジャガイモとまちがえて食べてしまった方が亡くなってしまってニュースになることもありますね。






それでも田畑の沿道に水仙がよく植えられているのは、作物の根を切ってダメにしてしまうモグラ対策です。モグラは水仙の根があると、いやがって近寄らないそうです。これも昔からの大切な知恵といえますよね。



自宅でそだてているイチゴです。品種は忘れました。

最近夜の気温が5℃をしたまわる日がつづきました。
外のイチゴたちは、もう寒さに耐える気まんまんの「 ロゼッタ型 」になってきました。葉柄がのびずにタンポポのように葉がペタッと広がりつつあります。








日本の在来種のたんぽぽの「 カントウタンポポ 」です。花びらの下のガクブチがまっすぐになっています。
「 セイヨウタンポポ 」とよく似ていますが、セイヨウタンポポはガクブチがそりかえっているので見分けがつきます。「 セイヨウタンポポ 」におされて数が減ってきている貴重な「 カントウタンポポ 」です。


ちなみに「 カンサイタンポポ 」も
「 トウカイタンポポ 」もちゃんとありますよ。
でも違いはよく知りません。











仕事場にあそびにくる( というよりエサをねだりにくる )スズメです。

寒さが厳しくなるにつれ,私への「 なんかよこせ 」アピールが激しくなってきました。
これも冬らしい景色といえます。

2009年12月21日月曜日

無農薬でがんばる

なにかとメリット面だけが強調される水耕栽培ですが、正直やっぱり病気や虫も、でるときはでます。しかも一度出てしまうと屋内では天敵がいないので、かれらの天国となって手に負えなくなってしまいますよね。・・・でも農薬は使いたくない。

「ウドンコ病」に、はびこられていた室内栽培の「 ロマンティック・レース 」です。一週間前にココ培地に植えかえましたが、昨日また葉っぱがすこし白くかびていました。
売られている苗ものは薬剤で病気をおさえているものも少なくないので、薬剤の効果が切れる頃に、ちらほら病気がでてしまうことがめずらしくありません。

生分解性の農薬も、夜の間に出てくる葉やツボミには散布できないので、なかなか効きません。

そこで「苦土石灰」を葉にまいて殺菌する強硬手段にでました。
この葉面の白いのが、苦土石灰です。
ふつうなら石灰は、自宅の庭や畑などの屋外でしかつかいません。






またはイチゴやトマトなど、なるべく無農薬で育てたい苗をお店で買ってきた時に苦土石灰をたっぷり葉面にまいて一日置いておきます。こうすると連れてきた病害菌を殺菌できるんです。その後は石灰をきれいに払ったあとグロウルームにいれるようにしています。
ところが油断していたので、このバラは石灰で消毒せずにグロウルームに入れてしまいました。そのうえ冬は加湿しているので、ウドンコ病が発病して、ひどくなってしまったようです。


ウドンコ病っていうのは、カビ菌がはびこって葉やツボミや実をだめにしてしまう病気ですが、このカビは同じ種類の植物にしかつきません。バラにはバラ科だけ、ナスにはナス科だけ、といった具合です。
イヤな予感は的中し、ハイドロ・システムの「ジャンボいちご」にも、ポツポツとウドンコ病がうつっていたので、こちらも苦土石灰をまいた様子です。
ちなみにイチゴもバラ科です。





ところでこの石灰ですが、これまた生産者さんたちの間で静かなブームをおこしているのです。「 石灰で農薬代も肥料代も節約できちゃう!! 」なのです。

石灰の主成分はカルシウムで、強いアルカリ性です。強アルカリは殺菌力がとても強いので、ひと昔前に大問題となった「 鳥インフルエンザ 」が出てしまった養鶏場には、まっ白い粉が撒かれていましたが、あれも石灰です。

石灰で病気を駆除するやり方はいたって簡単で、苦土石灰を葉にまんべんなくパラパラッと振りかけるだけです。苦土石灰を水に溶かして、その上澄み液を葉面散布しても効果がありますよ。
根からカルシウムを吸わせるのは、なかなかむずかしいので、石灰を葉に振りかけるとカルシウムも吸わせられるし殺菌もしてくれるし葉に溜まったよぶんな窒素も消化して実が大きくなるし一石三鳥なんです。

でも人やペットの目に石灰が入ってしまうと失明する場合もあって、とっても危険です。室内栽培ではファンなどをまわして常に風がまわっていることが多いので、目に入ってしまう可能性はありますよ。そのうえ、石灰が養液タンクや培養土に混ざってしまうと栄養バランスがくずれてしまいますから、室内栽培や水耕栽培でこの手を使う場合は、ほんとうに注意が必要です。

ひとくちに石灰資材といっても色々種類があります。
病気がでてしまってから葉に振りかけるなら「 カキガラ石灰 」や「 苦土石灰 」がいいみたいですよ。「 生石灰 」は、水にふれると発熱してゴボゴボゴボっと噴火するので飛び散ってしまい手に負えないのでおすすめできません。「 消石灰 」は値段が安いので使う方もいるようですが「 葉がしおれてしまった! 」という方もいるようです。

※もしやってみようと思う方は、絶対に以下のことに注意してください。
「 苦土石灰 」は2種類ありますよ。主成分が「 炭酸石灰 」なものと「 消石灰 」のものがあります。「 炭酸石灰 」が主成分の「 苦土石灰 」がいいです。「消石灰」が主成分の苦土石灰はちょっと扱いがむずかしいです。また、たくさん撒きすぎると逆効果です。くれぐれも自己責任でお願いします。

2009年12月18日金曜日

農業ブーム到来!!


先日こんな特集の雑誌をみつけました。
「 植物工場 」のビジネスとしての可能性や、若くして農業への道を選んだかたがたなどを紹介する楽しい内容でした。

そういえば、園芸学部のある高校への入学希望者がとても多くなっていて競争率が高くなっているそうです。
これからの園芸・農業シーンの発展がたのしみですよね。






この雑誌の中でとくにお気に入りの特集を(私なりに勝手に編集して)ご紹介してみます。


〜「 田面ライダーV3 」がさっそうと突っぱしる横では「 ヒラリーV.S.ジョージ・ブッシュ 」の熱い闘いがくりひろげられる。それを横目でながめる「 草刈機まさお 」と「立ち乗りひろしです」〜

なんのことかわかります?
これは「 丸山製作所 」さんと「 筑水キャニコム 」さんが製造されている農業機械たちのことです。
この雑誌をうかつに開いたところ、いきなりこのネーミングたちが目に飛び込んできてしまい、かなりスキをつかれました。
しかもすべてかなりのヒット商品だそうですよ。

・・・やりますね、やられました。