2015年8月25日火曜日

夏の終わりに「Phish Food」

意識が遠くなるような、青い空が懐かしいような気がする今日この頃のお天気です。夏はどこに行ってしまったのでしょう・・・







などと油断していると、きっとまた残暑がうらめしくなるような、テカテカした太陽が戻ってくるんだと思います。

ボーボーに伸び放題にそだってくれたキャットニップを収穫して、数日ほど陰干したものです。とても強い香りがします。


























収穫した日は、キャツらはキャットニップからなかなか離れようとしませんでした。


















キャットニップをガシガシとかじってから、しばらくするとスリスリ人懐こくなるコもいれば、じ〜っと一点を見つめてかたまるコもいます。私には、ミントとセージを足したような香りしかしないのですが、猫たちにとってはちがうようです。
























一点凝視ハマり 型・・・




















お盆までの8月は、それはそれはそれはそれは暑い日がつづきました。
「 Ben&Jerry's レベルのウマすぎるアイスクリームが、めいっぱい食べたい!」という考えしか思いつかない状態でしたが、お店に足を運ぶにはちょっと遠い・・・ということで、一番好きな「Phish Food」もどきをつくることといたしました。

















こちらのレシピを参考にさせていただきました。
http://twosistersandfriends.blogspot.jp/2009/11/phish-food-recipe.html

バックリした材料は、刻んで湯せんで溶かしたダークチョコレート60gに、バンホーテンのココア40g〜80gを混ぜこんだら、ミルクパンで人肌に温めた350ccの牛乳に少しずつ練りこんで、とろ火をキープして滑らかになったら冷めるまで放置します。
























よく冷やした生クリーム200〜250ccをホイップします。

常温にしたLサイズの卵をボウルに割って、1〜2分泡立て器でよく混ぜたら、150g〜250gのお砂糖を加えて、ザラザラ感がなくなるまで泡立て器で1分間ほど混ぜたら、ホイップした生クリームに混ぜ込み、バニラエッセンスを数滴加えたら、最初に作ったチョコレートミルク的なベースを冷めたのを確認してから混ぜ込んで、冷凍庫に入れて、一時間に一度、固まりつつあるアイスクリームをスプーンやブレンダーでぐるぐる混ぜて空気を入れる作業を3〜4回ほどくりかえすと、それはそれはリッパなチョコレートアイスクリームができるわけですが・・・

アイスクリームは「トッピング」が命!!! 

最後にアイスクリームをぐるぐる混ぜるときに、好みのトッピングをざっくり混ぜることにしました。

ご本家「Phish Food」のトッピングは、マシュマロとキャラメールソースとチョコチップです。

1cmほどにカットしたマシュマロと、ハーシーズのキャラメルソースと、材料の残りのダークチョコレートを刻んだものを混ぜ込みまして、好みで市販のバニラアイスをマーブル状に練り込むと、さらに本格的な「Phish Food」バージョンに!

そして、歯ごたえをさらにプラスしたかったので、バターキャラメルをコーティングしたピーカンナッツもプラスすることにしました。

コーティング用のバターキャラメルは、笑えるほどカンタンにできます。50gくらいのバターを弱火で溶かしたら同量〜2倍のお砂糖を入れて、焦げないように混ぜながら、好きな固さになるまで煮詰めて出来上がりです。バニラエッセンスまたは、お子様が食す予定がないならばラム酒とか好きなリキュールを加えると、のちのちアイスクリームの卵臭さが気にならなくなると思います。

























アイスクリームは、卵黄だけ使うことが多かったのですが、今回のレシピの全卵を使ってみたところ、やや泡立てるからなのか、とても口どけの良いアイスクリームとなりました。ちなみに、卵を使わないとジェラートになるそうです。





と、いうことではっきりしないお天気が続きだした今日のこの頃ですが、雨があがった午後、近所のたぬきファミリーは全員ゲンキに姿を見せてくれました。

















雨に濡れた子ダヌキをぺろぺろ舐めてあげている母ダヌキです。車に気をつけて、ミンナいつまでもゲンキに過ごしてほしいものです。

2015年8月5日水曜日

DIYなドライミストで、打ち水効果。

猛暑日の連続記録更新中だそうです・・・ところが、作業場の窓は、西日が鬼のようにあたり、クーラーが無意味になるほどの赤外線量なので、今年だけがとくに暑すぎるとも、つらすぎるとも感じない悲しさがあります。

とはいえ、夏野菜の代表格であるゴーヤですら、昼下がりには暑さでしおれていきます。



















さらに、以前愛用していたRO水フィルター付属の「加圧ポンプ」がホコリを被って放置されていたので、仕事場の外窓にささやかながら本格的な「ドライミスト」をセッティングしてみました。

おウチで本格的なドライミストを楽しむために一番コストがかかるのが、この「加圧ポンプ(Diaphragm pump)」ですが、窓二つ分くらいのドライミストなら12,000円くらいのもので十分OKです。


























このタイプの「加圧ポンプ」の多くは、外径6mmチューブ対応のようです。
そして、ドライミストには、0.8〜1Mpa(100〜130psi)くらいの圧が必要なので、外径6mmチューブは気体用の耐圧チューブをチョイスしました。
耐圧チューブは20mもあれば十分かと思いますが、お風呂場の残り湯を活用したい場合などは、100mGETしとくと安心かもしれません。


























そして、ドライミストのキモ! 「ミストノズル」は、チューブ外径に合わせて6mm径対応のものをチョイスしました
外径6mmのワンタッチ・チューブ継手のT字型(チーズ)を5コ〜10コくらいまで、
外径6mmのワンタッチ・チューブ継手のL字型(エルボ)が、最低でもひとつ必要です。エルボ型はホースエンド(ホース栓)の役割も果たします。


ちなみに、ROフィルターに付属している加圧ポンプならば、蛇口につなぐことができるアダプターが付いてきている(と思う)ので、水道水からドライミストができます。

でも、近くに蛇口がない場合もありますし、節約好きなニッポン人としては、お風呂の残り湯とか雨水とかを活用したい気持ちがあるので、バケツに溜めた水に、加圧ポンプの吸い上げチューブをつっこんでドライミストすることにしてます。
ところが、チューブをバケツにつっこんだだけだとプッカプッカ浮いてしまってポンプが空回りしてしまったり、バケツに飛び込んだゴミでポンプが詰まってしまうこともあるので、チューブの先には外径6mmチューブがつなげられるレデューサー・フィルターをストレーナー兼おもりがわりにひっつけました。

このように、加圧ポンプの吸い上げ口につなげた6mmチューブをバケツにつっこんだら、次はドライミストノズルのセッティングです。


























耐圧6mmチューブを50cm〜1m間隔でカットして、ドライミストノズルのチーズ継手につなげていき、チューブの最後はエルボ型のドライミストノズルで水を止め、チューブのもう一端は、加圧ポンプまでひっぱっていってポンプの排出口にしっかりとセットしました。

ドライミストノズルでつなげた6mmチューブは、S字フックやヒモなどをつかって、窓の好きな高さにぶらさげたらセッティング終了! 

気になる水の使用量ですが、ドライミストノズルが5個くらいで、一時間に約5〜10L程度です(チューブの長さやポンプの大きさで変わります)。20Lのバケツなら2時間に一度水位をチェックして足すだけですし、もしお風呂まで吸い上げチューブを引っ張ることができれば、50Lくらいの残り湯で、お昼から夕方までシュワワワ〜ッとドライミストができます。


















小型の加圧ポンプでおこなうドライミストは、ノズルのすぐ近くにいればシッカリ濡れる程度の大きさのミストですが、家庭用の蛇口につなぐガーデンミストよりも細かなミストがでてきます。

ポンプ本体は防水仕様ではないことが多いので、水浸しにならないよう設置したほうがいいですし、圧が高いので、チューブをしっかりねじ込まないと、ピシャッと外れてあっという間に辺り一面が水浸しになります。

また、ポンプのスイッチのON/OFFは、もちろん本体についていないので、防水仕様でON/OFF機能がついている電源タップがあると便利だと思います。

24時間タイマーで、加圧ポンプの作動時間を制御して一定時間だけドライミストをすることもできると思いますが、バケツやお風呂の水が空になったらこわいので、タイマー制御する場合は、水道の蛇口から水をとったほうが無難かもしれません。

ドライミストは、海外では「Fog Misting」などと呼ばれているようで、公共施設やプールはもちろん、植物園のガラスハウスなんかでも活用されてるみたいです。日本でも施設栽培などで夏場の生産性アップに一役も二役もかってるようです。
家でもドライミストをおこなってますが、今年の植物たちはイキがちがいます。実際に生長促進効果を実感できていますし、なにより西日がひどい部屋ではドライミストの気化熱のおかげで体感温度がさがりました。

以前は、蛇口につなげられるガーデンミストも活用していましたが、加圧ポンプでのドライミストならば、電源さえあればポータブルにできるし、好きな場所で炭酸水のドライミストも可能です(培養液はノズルがつまるのでNGデス)。

そして、気になる予算ですが加圧ポンプの価格をいれてもズバリ3万円以下で、ノズル10コまでを揃えることができました。

2015年7月28日火曜日

ブルーベリーの収穫と夏の水やり対策いろいろ

朝晩の水やりが、それはそれは忙しい夏本番です。
4株のブルーベリーは、不作の去年とはうってかわって、今年は豊作となりました。
ぱちぱちぱち・・・



























ハイドロ用のベース肥料やらPK肥料やら活力剤のおかげで、バルドウィンもティフブルーもたくさん実をつけたのはうれしいのですが、水やりのたびにポロッポロッポロッポロッと果実が落ちるので、拾い集めるのが大変です。

さらに、4株のブルーベリーすべてが収穫タイミングが同時なので、モテあますほど一度にたくさん獲れてしまいます。生色で食べきれない分やら、いまいち甘くない分は自家製ジェラートの具材として活用いたしております。



























一方、我が家で獲れたわずかな梅の実からの梅干し作りは、いよいよ最終ステップです。
梅酢からていねいに梅の実を引き出して、三日間ほどの天日干しで自家製梅干しの出来上がり。「100%国産手作り梅干しなんて、これだけの量でも1,000円くらいするもんな〜。こんなに手軽につくれるのになぁ・・・」と、欲の皮がぱっつんぱっつんに。

















↑ちなみに右側の茶色く枯れ果てたような物体は、キダチアロエジュース作りの残り、アロエのしぼりカスです。

何年もほったらかしだったキダチアロエから、今年はアロエジュースをつくりました。アロエジュースは、脳みそが痺れるほどめちゃくちゃ苦いですが夏バテが吹っ飛ぶので、胃腸にガタがきやすいミドルエイジのマダムにおすすめです。
こちらのサイトの作り方を参考にさせていただきました。
http://aloe100.jp/riyou1jyusu.htm



水やり作業すらが夏バテに直結するようになるお年頃・・・ということで、今年はブルーベリーだのバラだの合計6株の水やりは、水中ポンプをつかってオートドリップ・イリジーョン化することにしました。

噴水のように360度水が吹き出るドリッパースティックをチョイスしました。このドリッパー本体には4mmチューブジョイントがくっついてくるので、それをハサミなどでカットして、メインのドリップホースにホースパンチで穴を開けたら、その穴に4mmチューブジョイントをとりつけ、6mmチューブでドリッパースティックとつなげました。


























メインのドリップラインを13mmホースにして、水圧をなるべく落とさないようにしましたが、そもそも吐水量の低い水中ポンプだと水圧が低くなりすぎて、きれいにドリップできません。


























そこで、冬の間グロウルームの保湿のために活用していた炭酸水ドライミスト用加圧ポンプをひっぱりだし、バケツに溜めた培養液を吸い取り、ドリップしています。





















そして、これまたグロウルーム保湿用のドライミストノズルのセットをなにげにフェンスにつたわせて、庭でのドライミストもスタートさせました。これはブルーベリーとバラ以外、その他大勢植物たちへの水やりもかねてます。細かなミストは、思いのほか土への浸透力が強く、20分〜30分もすればジョウロでの水やりは必要ないくらいです。

















大きなバケツに水道水をためて、そこから吸い上げチューブをつっこんで加圧ポンプでドライミストにしていますが、吸い上げチューブを風呂場までひっぱっていけるので、風呂の残り湯でドライミストができてます。風呂の残り湯を活用できるのは、大変気分がいいのですが、ヨソ様の洗濯物や、ご通行の方々に降りかからない場所限定でドライミストする配慮が必要だと思います。
*このようなタイプの加圧ポンプは、分解できないので異物がつまると命取りです。培養液やお風呂の残り湯を使う場合は、吸い上げチューブ口にフィルターをかますなど工夫が必要だと思います。







そして最後に夏ならではのアラワザです。放置して伸びきってしまったトマトのわき芽をポキポキ折って土に挿してみたところ、一日目でぺったり萎れはしたものの、翌日ムクッと起き上がり、とうとう発根した様子です。この程度のケアで挿し木が成功するなんて、トマトってホントに園芸資材ショップ泣かせです。

2015年7月23日木曜日

今年のカスケードホップ、初収穫です。

梅雨が明けたとたん、「もうやめてくれ〜!!!」と言わんばかりの猛暑がやってきてしまいました。夏は嫌いではありませんが、海や山へも行くことができない猛暑の日は、罰ゲームとしか思えません。もしも、日暮れどきにきこえてくるヒグラシの声と、待ちに待った一杯のビールがなくなってしまったら・・・と思うとゾッとします。


そんなXソ暑いある日のこと、やっぱりホップの収穫タイミングがやってきてしまいました。丈夫で育てやすいカスケードは、なんだか毎年収穫タイミングが早まってる気がします。

















肥料の追肥量が多すぎたせいで、6月のはじめは「アブラムシ牧場」にさせてしまったカスケードホップでしたが、カキガラ石灰を葉っぱにバラバラと散布し、根元に多めの「Bug Frosta」を撒いたところ、2日後にはアブラムシがすべて姿を消しました。それはなんと、アブラムシ退治のために「小岩井乳業牛乳250ml」ブリックを買い求めた翌日のことでした。

いまだにアブラムシたちにどんな悲劇が起こったのかはわかりませんが、アブラムシとともに大量発生していたテントウムシの幼虫たちのサポートもあったと思われます。テントウムシたちの功績は、いまも窓に大量にへばりついている彼らのサナギのカラを見るたび思い出します・・・




















そしてちなみに、これは今年の早春に植えた、1年目のセンテニアル・ホップの育ち具合です。いくらタフなホップといえども、1年目の育ち具合はこんなもんです。来年から、目覚ましい生長とともに、たくさんの収穫ができるようになると思うので、今年からホップ栽培をスタートさせたBrewerの皆さまは、楽しみにしましょう!!!






2015年7月13日月曜日

雨上がりの夏日は、みんな忙しそうです。

やっと晴れました。晴れたと思ったら、暑いです。

ぐわぁぁぁんと気温が上がった途端、なにやら発酵臭がただよってきました・・・その香りのもとは、冬に仕込んだ手作り味噌です。まんなかの白っぽい部分は、ここから小さな味噌ガメに少しだけ取り分けて、消費しながら冷蔵庫で保管してきたものを、色の差を見るためにポトッと置いてみたものです。常温のなかに置いた味噌は、色の差で熟成が進んでいるのがわかります。味噌が熟成するにつれ褐色へと変化することを「メイラード反応」というそうです。発酵など酵素による反応は、温度が大きく関係しているという、よい例だと思いました。







手作り味噌は、夏が過ぎると別人になります。いつしか、きちんと密封していなかったせいで、秋にあけたみたら紹興酒のようなヒネた風味の味噌になってしまいました。ということで、ラップを新しく巻き直してピッチリ空気を遮断しました。



さて、雨降りがつづくと悩むのが、庭木の水やりタイミングです。私は元 肥をほとんど使わず、ベース肥料を希釈した培養液を水やりする、いわゆる「Fertigation〜ファーティゲイション〜」なので、水やりができない日が続くと肥料不足になるんじゃないかと心配になります。少なくても、週に一度は培養液をあげてました。雨降りで水分過多になりそうな時は、培養液の濃度を通常の1.5倍ほどと、すこし濃いめにしています。

ところどころ色付いてきたブルーベリーをねらって、鳥たちがやってくるようになってしまったので、鳥よけネットを被せましたが歩くのが得意なムクドリなんかは、テクテクやってきて、ネット下からのぞき込むように、ついばんでるようです・・・








ブルーベリー「バルドウィン」です。果実はたくさんつきましたが、あまり肥大しないと思います。せめて味をよくしたいと思います。






















ブルーベリーが、たくさんの実をつけたのも、このコ「クマバチ」のおかげです。毎朝ブンブンブンブンと、重たそうな羽音とともにやってきて、ブルーベリーの花の蜜を吸ってくれてました。最近は、キャットニップの花にやってきます。



























偏頭痛をやわらげたり解熱効果にすぐれているということで「Feverfew/フィーバーフュー」という名前がついたそうです。ハナアブが蜜を吸いにきてました。



























「やっと傘なしで歩ける!」と、テクテク散歩しはじめると・・・な、な、なんと、ご近所の緑地にナニカが現れました。こちらをじっと見つめています。「ワンちゃん? いや、ちがう。タヌキだ! それも子ダヌキだ!」川崎には、タヌキがまだまだ健在です。




















「うわっ、分身の術か? 子供といえど、さすがタヌキ!」なわけはありません。草むらからワラワラと兄弟が現れました。その数なんと、合計6匹!



















ビチャビチャしてた地面からやっと解放されて、みんな楽しそうにチョコチョコと走り回ってました。バッタとかミミズとか、そんなものを食べてるんでしょうか?




















タヌキつながりで、去年生まれた子猫です!? いまでは母猫よりも大きくなりました。

























我が家に住み着いたクマネズミの出入りをねらって、常駐していた野良猫のあだ名は「タヌキ」でした。去年生まれた子猫たちの父猫は、おそらくこのコだったと思われます。




















2015年6月29日月曜日

梅雨の季節はカビの季節。弱酸性の次亜塩素酸水スプレー。

洗濯機の内側やキッチンシンク周りにチラホラとでてくる黒カビ、そして、水まわりの「もわぁっ」と、こもった臭いにウツウツとさせられる季節です。

久しぶりに夏日となった週末の昨日、ここぞとばかりに洗濯物をすませ「さぁ〜、カラッと乾かすぞぉ〜!!!」と、相当はりきってあれやこれやを干しきった夕方を襲った、大迷惑なスコールに、ますます持って行き場のない不完全燃焼感をつのらせたマダムは、私だけではないはずです。

たった数粒の梅干しづくり、なにげに順調です。梅酢がすっかり上がり、いい感じに。しかし、雑菌たちが増えやすい梅雨は、発酵や熟成にとってもハードな季節です。


























一方、密室状態のグロウルームも油断すると、湿気がたまる部分が黒カビだらけに・・・
























ということで、ウツウツとした気分とともに、雑菌どもも吹き飛ばすべく、安全で殺菌効果が高い「次亜塩素酸水」をつくりました。

以前にご紹介した時は「炭酸水」をつかった「次亜塩素酸水」だったので、まず「炭酸水づくり」自体が、おうちでは若干ハードルが高かったので、今回は「クエン酸」でつくってみました。

次亜塩素酸水ってなに?、とか、どういう仕組み? 的なモロモロは、その時のブログをみてください。
http://desktopfarmer.blogspot.jp/2012/02/blog-post_08.html

もっとも殺菌効果が高く安全な200ppm濃度、pH5.0〜6.0、の次亜塩素酸水を、数日で使いきれる500ml分量のレシピです。炭酸飲料がはいっていたPETボトル500ml(丈夫なので)、水道水500ml弱にキッチンハイター2mlを加えて200ppm濃度にしました。*キッチンハイターの次亜塩素酸ソーダは6%濃度なので250倍希釈になります。


そして最後に、難しいのはクエン酸の量です。
























約500mlの水に入れるクエン酸の量は、ほんの0.3gだけです。

「めんどくさいから、クエン酸の量は目分量でパラパラ・・・」という、ダンデーなおヒトは、↓のくらい以下にしてください。pHメーターやpHテストペーパーできちっと弱酸性に整えたい、という場合は、必ずハイターを先に入れてからクエン酸を入れてpH値を5.0くらいに調整してください。


























500mlの次亜塩素酸水をつくるには、クエン酸を入れる量が1g以下、とかなり微妙なので、クエン酸1 gがちょうどいい量に増やしてみました。1.5L〜2.0Lだと、クエン酸が1g弱でpH値が5.0くらいになります。


1.5L弱の水道水に、ミルトンを30ml入れ濃度200ppmにしました。*ミルトンは、次亜塩素酸ナトリウム濃度1%なので50倍希釈です。すると、pH値は9.4の弱アルカリ性になりましたが、弱アルカリ性では、安全で殺菌力の高い次亜塩素酸はあまりできません。


























↓これでクエン酸1 g弱です。ただ、ハイターかミルトンの濃度を減らしたり増やしたりすれば、ちょうどいいクエン酸の量も減ったり増えたりします。


























ミルトン希釈液にクエン酸約1gを入れると・・・pH値は4.9になりました。直射日光と高温をさけて、きちっとフタをしめて洗面所の下とかに保管しておけば、一週間くらいはもつと思います。これを使いたいとき、使う量だけ小さなスプレーボトルにいれて、シュッシュッと使ってます。

























作り置きしてから三日後にpH値を測ってみると5.5くらいでした。が、これは温度とか、保管状態とかによって変わると思うので、なるべく少なめに作って早めに使うのがベストだと思います。次亜塩素酸水は、手軽な材料と少しのコストで、簡単に作れてタップリ使えるのが、ウレシいところです。




ただ、この次亜塩素酸水をペットの皮膚のケアとか、頭髪のお手入れに、とか、うがいに、とか、色落ちしやすい衣類なんかにスプレーするのは、オススメしないです。特に目分量でクエン酸を入れて作った場合は、まな板やキッチンシンク、トイレの便座、お風呂、バスタオルや使いかけのタオルなどにスプレーして、雑菌抑制くらいに使うのが無難だと思います。ちなみに、次亜塩素酸水の殺菌効果は、紫外線やオゾンみたいに有機物を酸化させて無機化殺菌するものなので、手の殺菌にスプレーするとパリッと乾燥します。紫外線のように皮膚の奥までとどいてしまう波長ではないので、手にスプレーしたらハンドクリームを塗る程度でOKだと思います。


また、雑菌や汚れが多いと殺菌効果はもちろん低くなるので、あらかじめ目立つ汚れを洗ったり拭き取ったりしてから、この次亜塩素酸水をスプレーしたらいいと思います。


ガーデニングでの活用方法としては、植木鉢や剪定ばさみ、トレーなどなど、雑菌が気になるガーデニング・グッズにスプレーするとGoodです。
畑やビニールハウスでは、葉っぱに出ちゃったウドンコなどカビ病にスプレーして、効果を上げているそうです。直射日光があたる時間や場所を避けて、日陰の場所や曇りの日、夕方にスプレーしたほうがいいと思います。
また、グロウルームの殺菌に使う場合は、使うときの前準備として、または、使った後の片付けのときなどに、カビがでた部分にスプレーして、よく乾かしてから使う、または、しまい込む、という使い方が正解だと思います。グロウルームを使っている最中にスプレーしたい場合は、電化製品にしぶきがかからないよう、くれぐれぐれも注意してください。


そして最後に、ちなみに、今回は次亜塩素酸ナトリウムの濃度が0.02%=200ppmになるようにつくりましたが、数字がものすごく苦手な私は見事迷路に入りました。200ppmになる分量を各メーカーさんで紹介してくださってるので、メーカーさんのサイトを見たほうが早いです。

キッチンハイター
http://www.kao.co.jp/pro/product/detail/qa/1600_qa.html

ミルトン
http://milton.jp/ekitai/faq_answer012.html


・・・ということで、あまくでも自己責任でトライなすってください。

2015年6月18日木曜日

ハニー、アイニード・ユー!!!

梅雨の雨は、シトシト長々と続くものでしたが、いつからか、こわいくらいにザーッと降ってずぶ濡れにしていく的な、ダク音で表現するのがビッタリな都市型集中豪雨、いわゆるゲリラ豪雨がが珍しくなくなってきました。

















ところでいま、ミツバチの数が減り続けていることが世界的な問題となっていることはよく知られていますが、その原因の大きなひとつが、な・な・なんと!!!
「栄養失調による免疫力の低下で病気にかかりやすくなってる」だそうです。


その理由について、不謹慎なほどさらっと説明すると、「ミツバチが蜜や花粉をGETできるお花がどんどん減っちゃって、満足に食べることができないから。」だそうなんですねえ〜。

ミツバチが減ってしまうと、蜂蜜はともかく果物なんかの農産物も大打撃を受けてしまうので、とにもかくにもミツバチが蜜をGETしやすい植物を意識的にふやさないとマズイ事態になってるようです、しかも世界的に!!!


そして、猛暑へ向かうこれからの季節は、咲く花の種類がメッキリへってしまうので、蜂たちはますます食べ物がへってしまいます。

ということで、さっそく仕事場で雑草だらけになってたスペースに、「シロツメクサ」と「アカツメクサ」、つまりクローバーの種をバラバラバラッと蒔いてみたのが、今週のこと。(クローバーの種まきは、ギリギリ6月がリミットです)


そして昨日、いつもは迷惑あつかいしかしない結構なレベルのゲリラ豪雨が降ったので、「クローバーの種にとってメクミの雨になったかなぁ〜?」と見てみると・・・
おっ! おお〜っっっ! なんだかうじゃうじゃと、スプラウト状態の出現です。
























たったの二日で、クローバーたちが発芽しました!!! シロツメクサもアカツメクサもたくさん咲いて、手強い雑草たちも減らしつつミツバチたちの食卓となればいいなと思います。

温暖で雨が多い梅雨の季節には、ここぞとばかりハーブや葉もの野菜の露地栽培をしたくなります。温度も湿度も高めで、それはそれは発芽しやいからです。でも植えっぱなしのプランターや土壌は、すきあらばカキガラ石灰をバッサバッサと撒き散らしてカルシウムを補給しています。カキガラ石灰は、種とか発芽したての双葉の上からでも撒いてしまってますが、へっちゃらです。病気に強く、徒長しにくい苗に育つと思います。



























曇りの日が多いと、咲いたバラの花が長持ちします。今年はたくさん咲いてくれました。


























赤玉をできるだけ少なくして、ほぼココ培地とパーライトだけの配合を培土にしていて、腐葉土や固形の肥料は、全く使っていません。なので、水やりは毎回ベース肥料と古い根を分解する効果のあるZym-Zym活力剤の250倍希釈で2〜3日に一度あげるようにしました。バラはココ培地ととっても相性がよく、養液栽培でもさかんに栽培されている植物なので、今年は100%養液栽培にしてみたところ、去年までとは比べ物にならないくらいたくさんの花をつけました。古い根を分解するZym-Zym活力剤をふんだんにあげているからなのか、シュートもよくでました。




とはいえ、無農薬栽培なので根元近くの古い葉っぱは、ハバチの幼虫どもに食い荒らされレース編み状態に。思い起こせば5月は、花を愛でる時間より、かがみこんで葉うらを延々と覗き込み幼虫どもをこそげ落としまくる、という時間が圧倒的に長かったです。

ところが5月の後半になると、なんとなくハバチの幼虫たちの被害が減ってきたのです。「なんでだろう???」とじっくり観察していると・・・





















バラへ交尾と産卵にきたハチがクモの巣にからめとられ、次々に仕留められていました。写真にうつった哀れなハチは、バラではなくバラについたヒラタアブの幼虫にタマゴを産みつけにやってきたキバチかハバチだったようです。
そういえば、つかんで投げてもUターンで帰ってくるチュウレンジバチのメスを葉っぱに付いてたクモの巣でくるんだら、動けなくなったことがありました。ということで、見た目はよくないのですが、バラにかけられたクモの巣は取らないようにしています。



















そして最近よく目にするようになったバラの助っ人が、このカワイイ「カマキリ」です。





















残念なことに、葉っぱを食い荒らすハバチの幼虫には目もくれないのですが、タマゴを産みに来たハバチどもを食べてくれることを期待しています。



























さて、こちらは日本在来の「マルハナバチ」のようです。全身が黄色く、ミツバチよりもひとまわり大きなハチです。


























今年の早春に、寄せ植えにした「ロータスブリムストーン」という花。メキメキと大きくなり、かわいい花をたくさん咲かせてくれたあいだ、毎朝のようにマルハナバチが蜜を集めに来ていました。
























マルハナバチのおかげで、ロータスブリムなんとかの花たちはつぎつきに種をつけています。