梅雨の雨は、シトシト長々と続くものでしたが、いつからか、こわいくらいにザーッと降ってずぶ濡れにしていく的な、ダク音で表現するのがビッタリな都市型集中豪雨、いわゆるゲリラ豪雨がが珍しくなくなってきました。
ところでいま、ミツバチの数が減り続けていることが世界的な問題となっていることはよく知られていますが、その原因の大きなひとつが、な・な・なんと!!!
「栄養失調による免疫力の低下で病気にかかりやすくなってる」だそうです。
その理由について、不謹慎なほどさらっと説明すると、「ミツバチが蜜や花粉をGETできるお花がどんどん減っちゃって、満足に食べることができないから。」だそうなんですねえ〜。
ミツバチが減ってしまうと、蜂蜜はともかく果物なんかの農産物も大打撃を受けてしまうので、とにもかくにもミツバチが蜜をGETしやすい植物を意識的にふやさないとマズイ事態になってるようです、しかも世界的に!!!
そして、猛暑へ向かうこれからの季節は、咲く花の種類がメッキリへってしまうので、蜂たちはますます食べ物がへってしまいます。
ということで、さっそく仕事場で雑草だらけになってたスペースに、「シロツメクサ」と「アカツメクサ」、つまりクローバーの種をバラバラバラッと蒔いてみたのが、今週のこと。(クローバーの種まきは、ギリギリ6月がリミットです)
そして昨日、いつもは迷惑あつかいしかしない結構なレベルのゲリラ豪雨が降ったので、「クローバーの種にとってメクミの雨になったかなぁ〜?」と見てみると・・・
おっ! おお〜っっっ! なんだかうじゃうじゃと、スプラウト状態の出現です。
たったの二日で、クローバーたちが発芽しました!!! シロツメクサもアカツメクサもたくさん咲いて、手強い雑草たちも減らしつつミツバチたちの食卓となればいいなと思います。
温暖で雨が多い梅雨の季節には、ここぞとばかりハーブや葉もの野菜の露地栽培をしたくなります。温度も湿度も高めで、それはそれは発芽しやいからです。でも植えっぱなしのプランターや土壌は、すきあらばカキガラ石灰をバッサバッサと撒き散らしてカルシウムを補給しています。カキガラ石灰は、種とか発芽したての双葉の上からでも撒いてしまってますが、へっちゃらです。病気に強く、徒長しにくい苗に育つと思います。
曇りの日が多いと、咲いたバラの花が長持ちします。今年はたくさん咲いてくれました。
赤玉をできるだけ少なくして、ほぼココ培地とパーライトだけの配合を培土にしていて、腐葉土や固形の肥料は、全く使っていません。なので、水やりは毎回ベース肥料と古い根を分解する効果のあるZym-Zym活力剤の250倍希釈で2〜3日に一度あげるようにしました。バラはココ培地ととっても相性がよく、養液栽培でもさかんに栽培されている植物なので、今年は100%養液栽培にしてみたところ、去年までとは比べ物にならないくらいたくさんの花をつけました。古い根を分解するZym-Zym活力剤をふんだんにあげているからなのか、シュートもよくでました。
とはいえ、無農薬栽培なので根元近くの古い葉っぱは、ハバチの幼虫どもに食い荒らされレース編み状態に。思い起こせば5月は、花を愛でる時間より、かがみこんで葉うらを延々と覗き込み幼虫どもをこそげ落としまくる、という時間が圧倒的に長かったです。
ところが5月の後半になると、なんとなくハバチの幼虫たちの被害が減ってきたのです。「なんでだろう???」とじっくり観察していると・・・
バラへ交尾と産卵にきたハチがクモの巣にからめとられ、次々に仕留められていました。写真にうつった哀れなハチは、バラではなくバラについたヒラタアブの幼虫にタマゴを産みつけにやってきたキバチかハバチだったようです。
そういえば、つかんで投げてもUターンで帰ってくるチュウレンジバチのメスを葉っぱに付いてたクモの巣でくるんだら、動けなくなったことがありました。ということで、見た目はよくないのですが、バラにかけられたクモの巣は取らないようにしています。
そして最近よく目にするようになったバラの助っ人が、このカワイイ「カマキリ」です。
残念なことに、葉っぱを食い荒らすハバチの幼虫には目もくれないのですが、タマゴを産みに来たハバチどもを食べてくれることを期待しています。
さて、こちらは日本在来の「マルハナバチ」のようです。全身が黄色く、ミツバチよりもひとまわり大きなハチです。
今年の早春に、寄せ植えにした「ロータスブリムストーン」という花。メキメキと大きくなり、かわいい花をたくさん咲かせてくれたあいだ、毎朝のようにマルハナバチが蜜を集めに来ていました。
マルハナバチのおかげで、ロータスブリムなんとかの花たちはつぎつきに種をつけています。