先日、久しぶりに平塚市にある「神奈川県立花と緑のふれあいセンター 花菜ガーデン」を訪れました。
晩秋にさしかかる頃、園内は実りの風景が広がっていました。
日本最古の甘柿「禅寺丸」発祥の神奈川県。こちらでメジロたちが柿をセッセとついばんでいるのを見て、甘柿を育てようと決めました。
郷土愛を示そうと「禅寺丸」の苗を植えることも考えましたが、甘柿には完全甘柿と不完全甘柿があり、禅寺丸はタネがあると甘くなる不完全甘柿です。さらに日本の高度な品種改良の技術のおかげで、甘みや食感で柿の品種を選べる時代。ということで「東京紅」という品種にしました。
なぜ(一部の)人は、あんなにもバラに惹かれるのでしょう? 基本的に完全無農薬栽培へのハードルがかなり高いバラは、世界で一番生産されている花き作物のトップ3に入っていると思いますが、植えるスペースや栽培条件など、育てる人への要求は少なくない植物です。
バラの無農薬栽培にトライしてしまうと、ひたすら土と肥料にこだわり、食害する虫を捕食してくれる野鳥たちにコビを売り、己のメシよりバラの水やりを優先させ、手に傷をこさえながら葉かきや花がら摘みにいそしむ日々はまるで、報われぬ愛へ意固地になりすぎたストーカーのようです。
海外ブランドローズの新品種バラは、植えつけてから3年間もガマンの時がつづきます。一人前になる前のバラは、虫に食われては枯れ、肥料を与えすぎては枯れ、水やりを失敗しては枯れ、植える場所に恵まれずに枯れるのです。「病気に強い品種」、「半日陰でもよく咲く」という品種説明は信じないことにしました。GETしてから3年は、ただひたすら枯らさないように、管理することが最優先です。「無農薬でも勝手に育って咲いてくれるノイバラでも植えるか」と自暴自棄になることも。
お家をモジャハウスに変身させてしまうほどの繁殖力を持つ「ナツヅタ」が美しく紅葉していました。
冬の訪れを直前に迎える今時期の花々を見るにつけ、春に誕生した葉や虫たちは、もうすぐ土に還るんだなぁ、と寂しさを感じます。
(現在は終了しています)
ダイヤモンド・リリーはピカピカ光るコーティングをしたように輝く花弁をもっています。
巷で人気が沸騰しているラナンキュラス・ラックスを思い出しました。
夏のあいだは、日が暮れてからしかベランダに出ようとしなかったネコたち。いまでは午前中から ひなたぼっこ をする姿をよく目にするようになりました。
尿道が細いオスネコは、水を飲まなくなる秋に結石などで膀胱炎や排尿困難を起こしやすくなります。「キャットフードにはかなり気を使っていたのに。」と落ち込んでいましたが、突然膀胱炎を発病してしまう原因はフードであることより、思いもよらぬストレスであることが多いそうです。
今思い返せば、ウラの緑地を朝晩とわず複数のノラネコがかけめぐるこの時期に、以前も膀胱炎を発病しました。錠剤を飲むのが上手なおかげで、今はだいぶ良くなりましたが、「一昔前は、結石で腎臓病になる子がもっともっと多かった。フードに気をつけていたから、この程度で済んだのかも」と言ってもらえて、非常に安心しました。