アウトドア栽培のトマト「千果」たち、梅雨のもどりの連日の雨で培土がなかなか乾かず培養液があげられずにいましたが、ポッティング・ミックス培土のほうは肥料がもらえなくても、おかまいなしに花をたくさん咲かせていました。
雨が降ると培養液をあげられない露地栽培では、毎回培養液を与えなくてはならないココ栽培のトマトより、保肥性がたかいポッティング・ミックス栽培のトマトのほうが生長と花つきがよいです。
ココ栽培のトマトたちも順調に育ってますが、最近タバコガの幼虫やシャクトリムシがよくつきます。花が落ちたり、果実に黒いフンがあったり・・・
シャクトリムシは、葉っぱをマルッとたいらげてしまうので、いくら枝のふりをしていてもすぐに見つかってしまいます。
トマトの葉っぱのウラに産みつけられたシルバーに光る物体! カメムシのタマゴです。
カメムシのタマゴは色も形もバリエーション豊富なようです。
グリーンカーテンのカスケードホップ。先月雨が多かったせいか、全体的に毬花が大きくそだっています。
花が大きくなるツルは害虫にも強く、植物の健康と花つきの良さは比例することがよくわかります。
センテニアル・ホップは、掘るとすぐにコンクリに突き当たるような土があまり深くない場所に植えてしまったせいか、プランター栽培のホップのように弱々しくしか育ちません。ツルが細く、毬花も小さいうえに葉っぱも「ハムシ」という甲虫に食べられてしまいます。
肥料焼けを起こさせてしまって春に生長がストップしてしまったチヌーク・ホップ。やっとツルが伸びてきたと思ったら、あっというまに毬花が大きくなりました。花も大きく伸びて葉っぱはまったく食害されていません。
カスケードとチヌークを植えた場所は、土が深いので根っこが長く伸びていけるからだと思います。
ホップのコンパニオンプランツとして植えた「赤と白の花インゲン」。ホップと競うようにツルツルツルツル伸びています・・・地植えはプランター栽培みたいに高温や水きれに弱くないし、植物本来の強さがゾンブンに引きだされる気がします。そのかわりに、肥料のコントロールが大変です。
初めて育てる植物は、そのたびに新しい顔ぶれの昆虫と出会うことができます。花インゲンはアブに大人気。
しばし食後の休憩・・・
「ハッ! ダレだっ!!!」
暑さでいっこうに実らないものの受粉してくれるアブくんは大歓迎ですが、コイツらはもう大迷惑のコガネムシ! 葉っぱは食べちまうし、ツルを誘引してると落ちてきて顔にぶつかってくるし。小さい頃は好きだった虫ですがガーデナーの敵です。
触るとバッタみたいにピンッッッと跳ねる蛾、名前は分かりません。
虫がふえると捕食系のカマキリやクモもふえます。クモの巣に大量に引っかかったホップの雌しべ。そういえば、「WEB」というのはもともと「クモの巣」という意味だったということ、数年ぶりに思い出しました。