9月後半は急に寒くなったり、台風が通過したりと、天候がめまぐるしく変化しました。
ウラで育ててるホップやハナインゲンのことなど、頭からスッポリ抜けていたのですが、10月にはいって久々に観察しにいくと、ベニバナインゲンにサヤがついていました。
「やっと実ったよ・・・いまさらかよ・・・」というのがホンネです。ハナインゲンは関東の夏では暑すぎるので実りにくいとは知っていましたが、「 ずいぶんと花はたくさん咲かせやがるのに、ここまで実らないとは・・・・」と8月からずっと落ち込んでいたのです。
シロバナインゲンもサヤをつけているのがありましたが、アブラムシがたくさんついていて、とてもヒトサマにお見せできる状態ではありません。それにしても、シロバナインゲンの花はプクッとしていて、とってもキュートです。
ヒトサマにお見せできる状態じゃないのは、トマトも同じです。まさにジャングル放置栽培状態! そういえば、何本かのトマトを抜かずにおいておいたことをココ2週間ほど、水やりどころか、その存在さえも、キレイ・サツパリと忘れていました。ゲリラ豪雨的な雨のおかげで、とってもゲンキな横枝がボーボーと伸び放題でした。このトマトたちから挿し木をとって秋冬トマト栽培の苗にしていきます。
トマトには、相変わらずタバコガの幼虫がひっついてますが数はかなり減りました。手と足のあいだがそうとう離れている胴長体型に、かなりの親近感をおぼえます。
春に肥料やけを起こさせ、つまづきながらのシーズンスタートととなった「チヌーク・ホップ」。そろそろ今年二回目の収穫時期です。
先月の台風で、グリーンカーテンが崩落したため、いくつかのツルが折れて茶色く枯れこんでしまいましたが、ホップのカーテンのトップ付近では、ものすごい量の花がついています。
丈夫で花つきがよく、アロマもビターも最高のチヌークが一番のお気に入りです。カスケードホップも丈夫で育てやすいですが蒸し暑い関東地方の夏ではアロマがすこし弱くなる気がします。チヌークは日本の夏でも、花のアロマがしっかりでて、しかも大きくなると感じています。
関東の夏が苦手なハナインゲンもホップも、9月から10月ごろになって、やっとメキメキやる気をだしているようです。8月のあいだは、熟す前に毬花全体が枯れてパサパサになってしまったホップでしたが、最近では、やっといいかんじでブラクトの先端だけが茶色く熟すようになってきました。
ブラクトをめくってみると、8月にくらべてルプリンの量が多くなっていて、粒の大きさも目で見てわかるほど大きくなっています。手で揉むだけでシトラスと杉の木を合わせたような香りがします。
さて、最近ですが土壌中の病害菌対策と緑肥をかねて、ホップのまわりにレンゲのタネをまいてみます。ちなみに土壌病害菌の代表みたいなセンチュウには、カラシナを植えて青いまま土にすき込むと、ぴりっとした辛み成分がセンチュウを封じ込めてくれるそうです。
ところで、↓はクローバーとよく間違えられる「カタバミ」です。葉っぱはよく似てますがマメ科ではないので、たっっっくさん生やしててもマメ科のように土をやわらかくしたり肥やしてくれる緑肥にはなりません・・・