2013年10月29日火曜日

カボチャの自家採種と野山のきのこ

今年穫れたカボチャのなかで、いちばん大きく肉厚になったもののタネを保存するために乾燥していると・・・

タネに集まってくるコバエたちを捕獲しにきたのでしょうか? 身重なカマキリがザルのフチで、ゆ〜らゆら。


























しばらく目を離したあいだに、今度は「バグ・フロスタ」で再生発酵処理している培養土のバケツで、ゆ〜らゆら。手についた有用菌の菌糸をバリバリたべてました。



























有用菌が豊富な土壌では、植物と菌がお互いつくり出す栄養分や生長促進物質をトレードしながら・・・時には死んだ後のお互いのカラダを養分にしながら共生関係を結んでいます。有用菌がいっぱいいるからといって病害菌がゼロになることはないのですが、じつは病害菌の大部分は、有用菌のエサとして食べられる運命にあるそうです。


























あの死ぬほど暑かった夏の記憶もスッポリとうすれていく秋・・・人々の足が向く先は、海から山へと変わります。秋の山では。キノコたちの繁殖シーズンをむかえています。


























雨がふってから数日間は、とくに繁殖のピークとなるようです。
土壌の表面にフワフワと張った白い菌糸は、なにかのキノコが立つ前触れです。


























倒れた樹木の表面には、無数のキノコたちがびっしり・・・・






























カビやキノコは、人間には消化できない難分解性の植物繊維をゆ〜っくりと酵素で溶かしながら養分にすることができます。なので、もしもカビやキノコがいなかったら森や山の木々は倒れてもそのまま山積み状態に・・・




























キノコたちのなかでも、とくに硬い樹木を分解するのが得意な「サルノコシカケ科」のキノコたち。





























なかでもカワラタケは、植物体の中でもイチバン分解しづらい物質といわれる「リグニン」を分解できる強力な酵素を持っています。このリグニンを分解できる生物はこのカワラタケを含む「白色腐朽菌」だけといわれていて、木材を分解してバイオエタノールを生産する時に有害な薬品を使わずにすむ技術に活用されてるそうで。





















・・・ということで「小さいことは良いことだ!!!」は、米国マイクロ・ブリュワリーの合い言葉ですが、数メートルの樹木をコツコツと養分に変えていくキノコを見ていると「小さいものにしかできないお仕事」の自然のなかで果たす役割の大きさを感じます。



























以上、高尾山でのキノコたちの繁殖シーズンの様子でした。