2013年11月18日月曜日

満月の芽生えと「穀物のカイロ」

一週間前、とつぜんの冬がやってきました。

あまりの寒さに耐えられず、あわてて灯油を買いに行き「これでどんなに寒くなっても大丈夫!!!」と余裕ぶっこいてたら、週末はプチ・インディアンサマーのようなあたたかさに。庭で動けなくなっていたカマキリも、イソイソと動きまわっていました。


とはいえ、朝晩には手足が冷える季節です。寒くなると、どうにもトレイが近くなるワタシは、先日よいものを教えてもらい、さっそく作ってみました。

「玄米カイロ」です。作り方は、ネット上で教えてくだすってるお方がヤマほどいらっさるので割愛します。

















「玄米カイロ」とは、玄米や米ぬか、または身近にある穀類や豆類を袋にいれて「そばがら枕」状のものをつくり、電子レンジで2分間ほどチンするとヌクヌクあったかでくり返し使えるカイロができる、というものです。
あたたかさは20分〜30分ほど持続してそのあと自然に冷めるので、使い捨てカイロのように低温ヤケドの心配もなく、風邪のひきはじめに首筋がゾクゾクするようなときに、首にあててもいいし、足が冷えて寝られない夜や女性の月々の痛みの緩和にもGoodです。

今回は、発芽保証期間がすぎて発芽しにくくなった「塩+モミ米+小麦の種子+米ぬか」を使いました。温めた時、米ぬかのニオイが気になる場合は入れなくてもOKなのですが、米ぬかを入れた方が重量が軽くなってフカフカ気持ちいいし、肩や首にも乗せやすくなります。

















レンジで温める時間は2分ほどが目安で、すこし口を開けたジップロックに入れて、目を離さないようにして温めます。(焦げると発火する場合があるので)
















・・・ということで、カラダの冷えが万病につながりやすいアラフォーのワタシは、今年の冬「玄米カイロ」が手放せなくなる予感です。





さて、ここ数年の異常な夏の暑さのせいで、この地で何十年と土を耕しつづけてきた農家の方々の「感」が、通用しなくなってしまった、と聞きます。ならば我が家のホワイトセージが、今年の夏ことごとく蒸れ腐っていったのも、無理はなかったのでしょう・・・

しかし「暑くてつらいので、枯れます〜、さようなら〜」とでもいいたげなホワイトセージのいさぎよく枯れていく姿を日々見つめながら、「もうこうなったら、枯れない栽培技術を追求するのではなく、数で勝負だ!!!」と、思うに至りました。
いつぞや穫れたホワイトセージのタネをコワゴワと播いてみると・・・たった3日で発芽しました!!! 新鮮なホワイトセージのタネを水に浸すと、バジルのタネと同じようにジェルのような皮膜に包まれることを今回初めて知りました。

























ホワイトセージのとなりでは、トマトの発芽も始まりました。この季節の発芽作業には、加温シートを敷いたプロバゲーターがもちろん不可欠です。


























関東の真冬は超せそうもない「アルガン・ツリー」たちも、加温シートの上にお引っ越しです。アルガンの原産地モロッコでは最低気温が5℃ほど、ということで冬のあいだは加温シートで管理して行きます。