2019年12月18日水曜日

2019 SANlightQ6 LEDとpHull Spectrum CMHの秋冬栽培

フル・スペクトラムCMH315W 4200Kランプで育てているのは、ジャンボピーマンです。 となりで点灯させているSANlightQ6W LED215W の温白色光が強すぎて、これっぽっちも白色に見えてませんが、4200Kランプの光は、青色波長がメインの白色です。








CMHランプ4200Kは、300nm〜800nm(近紫外線から近赤外線)の範囲すべてを放射するフル・スペクトルな光です。夏野菜は、紫外線から青色領域の光で徒長のないコンパクトな生長はもちろん、実は花芽形成も促進されるので、生長期の初期からCMHランプ4200Kの光が効果的です。


























そのとなりの、ハイエンドな栽培専用LED SANlight Q6W 215Wで育てているのは、毎年定番のミニトマトどもです。

























トマトは、収穫できる頃になるとツルが2m以上になって、日々の誘引作業が追いつかなくなるので、このくらいの丈の時が一番かわいく思えます。



















ジャンボピーマンとミニトマトの間に挟まれているのが、イチゴ「あかねっ娘」です。ハダニがでましたが、2度の薬剤散布と55℃温湯スプレー、そして細胞強化効果の高いクリスタル・アップ活力アップのスーパースライブの葉面スプレーのローテーションで、カンペキに駆除できました。ハダニは、薬剤を使いすぎるとすぐに耐性をつけてしまうので、農薬ではない活力剤の葉面スプレーをこまめにおこないイチゴの免疫力を引き出すことが大切です。

イチゴどもは、近日中にネットポットに定植して、天井からハンギングで育てます。ミニトマトやジャンボビーマンの株間につるして育てれば、グロウランプの光がムダなく活用できます。

























木々の紅葉が、例年よりも遅かった2019年です。



















たびかさなる台風や天候不順で、今年の花き類は、やや出荷が遅れたものもあるようでした。「お花も野菜も、それはそれはよく育つ! しかも抗酸化成分の含有率が多い野菜に育つよ!」が自慢のソイルレス・ポット用培土 CANNA Terra ポッティングミックス培土 で寄せ植えをつくりました。植物検査のために封を開けて、売り物にならないものを活用しています。





















やさしく、やわらかなイエローピンクが、春の訪れを楽しみにしてくれています。




































年が明けて正月気分が終わり、2月になると咲きはじめる梅をかわきりに、ご近所の花木たちが、まだ寒々しい風景の中で、桃、桜・・・と、はなやかに花を咲かせていくのをうれしく眺めながら「去年の暮れに桃のひとつでも植えておけば、いまごろ家でも花が楽しめたのに・・・」と毎年思うのでした。
とはいえ、季節を感じる花木アレコレを植えられるスペースのあるお庭をもつお家というのも、かなり少なくなっている気がします。




ふと気がつけば、増えているキング・プロテアも冬じたくを終えました。アッパレなことに、今年の秋に順調に育っていた一株を枯らしてしまったおかげで、「ゼッタイにしてはいけない! キング・プロテアのお約束」がひとつ増えました。
























そ・れ・は! 「土の酸度を下げるためにイオウ粉をつかったら、決して石灰資材を与えてはいけない!」です。考えてみればあたりまえ、イオウと石灰がひっついたら、プロテアの根が苦手とする石こう(硫酸カルシウム)になってしまうからですね!!! 枯らしてやっと理解できた NGルールが、またひとつ身につきました。




ここまでして、お気に入りの植物どもをついつい育ててしまう理由を考えるにつけ、きっとヒトが植物を選ぶのではなく、植物がヒトを選んでいるのでしょう。

「オマエ、ワシらの種を育てよ! 増やせよ! そして広げよ!」

かの有名な、植物による人間の洗脳工作です。





来年の春も、テントウムシなどの益虫に庭の花々を守ってもらうために、今月から虫たちの越冬ハウスを設置しました・・・が、暖かな室内に取り込んだエアプランツやアガベたちの植木鉢からテントウムシがワラワラと這い出して部屋のカベづたいに歩いているのを目にしますので、どうやら設置するタイミングが遅すぎたようです。